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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.2 22件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2011/08/01
  • 出版社: 河出書房新社
  • サイズ:20cm/192,18p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-309-20571-7

紙の本

いまファンタジーにできること

著者 アーシュラ・K.ル=グウィン (著),谷垣 暁美 (訳)

【ローカス賞(2010年)】ジャングル・ブック、ピーターラビット、ドリトル先生、指輪物語、ゲド戦記から、ハリー・ポッターまで。ファンタジーや児童文学の名作・話題作を読み解...

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いまファンタジーにできること

税込 2,200 20pt

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商品説明

【ローカス賞(2010年)】ジャングル・ブック、ピーターラビット、ドリトル先生、指輪物語、ゲド戦記から、ハリー・ポッターまで。ファンタジーや児童文学の名作・話題作を読み解きながらその本質に迫る、巨匠ル=グウィンの評論集。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

アーシュラ・K.ル=グウィン

略歴
〈アーシュラ・K.ル=グウィン〉1929年カリフォルニア州生まれ。コロンビア大学などで、ルネサンス期のフランス文学・イタリア文学を専攻。「闇の左手」でヒューゴー、ネビュラ両賞を受賞。作品に「ゲド戦記」など。

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みんなのレビュー22件

みんなの評価4.2

評価内訳

  • 星 5 (7件)
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  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

学校の先生に読んで頂きたい。

2019/05/20 01:04

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:色鳥鳥 - この投稿者のレビュー一覧を見る

すばらしいファンタジー論。と、動物が登場する小説論だ。

ジャック・ロンドン『白い牙』の奇妙さや、本当の『バンビ』のお話、そして『ウォーターシップ・ダウンのウサギたち』にみられる男尊女卑など、なぜ、そうであってはいけないのか、を解説。
これはこれで面白いが、半分くらいを占めているので、ファンタジー論のみを読みたい、という方は別のエッセイを。

冒頭から、辛口で驚く。ファンタジー作品の多くでは、登場人物は白人で、中世っぽい時代に生き、善と悪との戦いを戦っている。
どうして、それ以外の価値観がないのか? 

ファンタジーを読むためには、訓練が必要だとか。ファンタジーは合理化してはいけない。ファンタジーを意味がわかるように卑小化してはいけない。還元主義の罠におちてはいけない。リアリズムに意味を求める人がいないように、ファンタジーにも意味を求めるべきではない。ファンタジーは現実逃避していない。王が出てくると反動的だと言い、魔法使いが出てくると迷信深いと言い、竜が出てくるとナンセンスと言う人がいるが、物事を文字通りに理解する(リテラルな)精神が、ファンタジーを読むのには望ましい……とのこと。

とはいえ、『指輪物語』など名作は絶賛するので、読んでみたくなります。


学校の子どもたちが物語の中にメッセージを探すことを教えられる代わりに、本を開きながら、「ほら、新しい世界へのドアが開いた。わたしはそこで何を見つけられるかな」と考えるように教えられているなら、どんなに良いだろう。(P174)

これが結びの言葉です。
特にSFファンには厳しい言葉が多いものの、著者の考えの首尾一貫っぷりが気持ち良い良書。これ、学校の先生たちが読めばいいのに……と思いました。

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紙の本

実作者だからこそのファンタジー・児童文学・動物文学論

2011/10/01 10:47

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:本を読むひと - この投稿者のレビュー一覧を見る

 『闇の左手』や『ゲド戦記』が名高いSF・ファンタジー作家、アーシュラ・K・ル=グウィンの最新評論集である。「子どもの本の動物たち」と訳された本書中では半分近くを占めるCheek by Jowlは本書の原題でもあるが、このタイトルには多層的な含みがあることが訳者あとがきに語られている。
 さて、その「子どもの本の動物たち」は動物文学論というべきものだが、「動物文学」という項目が『集英社世界文学大事典』にもあり、読んでみると短いスペースのなかにファーブルの『昆虫記』などにもふれているところがル=グウィンと異なる。Cheek by Jowlというタイトルが示唆するように、ル=グウィンにおける「動物」は人間に密接につながった哺乳類が中心なのである。もちろんいくらかの例外はあるし、本書の別のエッセーでは、竜のような異界の動物を引き合いに出して、ファンタジーや児童文学を重要視しないこれまでの批評家たちをからかっている。からかわれたり批判されたりしているのはエドマンド・ウィルソン、ツヴェタン・トドロフその他である。トドロフには『幻想文学論序説』があるが、ル=グウィンによれば《興味深いことをたくさん言ったが、それらはほぼ、ファンタジーとは何の関係もないことばかり》である。
 ところで私は小学生時代に、この「子どもの本の動物たち」でも好意的にふれられているキプリングの『ジャングル・ブック』に夢中になりながら、その後ずっと読み返していない。シートンも好きだったし、「文学」とは言えないかもしれないが、ファーブルも読んでいた。
 大人になってからは本書が視野におさめている世界では、妻が読んでいたので『ゲド戦記』、また映画化されたので『指輪物語』といった数える程度しか読んでいない。
 それにくらべれば、ル=グウィンが何度か批判のターゲットにしているエドマンド・ウィルソンの批評のほうをずっと読んでいる(ただ邦訳されているという訳者の丁寧な注がある『指輪物語』批判は未読)。そのため本書に対する私の立場は微妙なものとなった。
 たとえば『ハリー・ポッター』だが、映画は全部ではないが観ていても本はもちろん読んでいない。「もちろん」というのは侮辱した言い方かもしれないが、なんとなくあの小説シリーズは、近年流行している人気ファンタジーや映画の安易なイメージを象徴していると思われるからだ。
 ル=グウィンにとって『ハリー・ポッター』は《はっきり言えば紋切り型で、模倣的でさえある作品》である。彼女はこの小説を多くの書評家や文芸評論家が独創的な業績だと思いこんだ背景に、ウィルソンたちによって「シリアス」以外のフィクションが批評から締め出され、ファンタジー文学への無知が文学の世界をおおったことを挙げている。
 そうだろうか、と考える。私はウィルソンを読みつつ、彼が排除する「ジャンル」フィクションもたっぷり読む。ウィルソンが面白いのは、たとえば彼がミステリー批判論を書くような人だからだなどと思いながら。
 『ハリー・ポッター』現象は、ウィルソンたちの批評とは関係がない。『ハリー・ポッター』が途方もなく売れた背景に書評家や文芸評論家の評価が少しはあったかもしれないが、もっと別な要因を考えるべきだろう。
 たとえば『大人のファンタジー読本』の鼎談のなかで金原端人は、こう語る。『指輪物語』に影響され『ゲド戦記』が生まれたように《ファンタジーというものがどんどん専門的なほうへひっぱられていった。子どもから離れていく傾向が強くなっていった。それを再び子どもの手に取り戻したのが「ハリー・ポッター」。それ以降のファンタジーは、たいてい子どもに読まれるように書かれてるでしょ。》
 このほうが分かりやすい。とはいえ一方で『ハリー・ポッター』を退けつつ、もう一方でファンタジー嫌いの批評を斬るル=グウィンに私は好ましさを覚える。

 ル=グウィンについて言えば、私は『闇の左手』が好きでいつか読み返したいと思っているが、今回本書と併読したのは短編集『風の十二方位』だった。そのなかの「オメラスから歩み去る人々」や「革命前夜」など素晴らしいと思う。最初におかれた「セムリの首飾り」もいい。こうしたSF小説は明らかに「ファンタジー」と言えるだろうが「児童文学」ではないだろう。また「動物文学」は「児童文学」とイコールにならない部分がある。
 ル=グウィンは文芸評論家ではないのでかっちりと行き届いた整理もしていないし網羅的でもないが、実作者ならではの豊かさというかふくよかさが本書の言葉にはあるような気がした。


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紙の本

著者の見解に賛同

2011/10/16 12:10

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:萬寿生 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 作家と読者の両面からファンタジーを考察している、評論集である。8編の論考が載っている。スピーチを文書化したものもある。論理や見解は明快で、軽薄なところがない。幅広く深く考究している。学者一家の中で成長し生活している背景がうかがえる。ここに書かれているファンタジーや児童文学に対する著者の見解には賛同する。
 蛇足だが、SF小説『闇の左手』『所有せざる人々』『風の十二方位』などには、よく理解できないところもある。一方、ファンタジーや評論には理解し難いところはない。

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2011/09/12 22:59

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2011/10/08 20:37

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2011/10/01 06:02

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