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紙の本
法然入門 (ちくま新書)
著者 阿満 利麿 (著)
悪人が善人になる必要はない、ただ生まれつきのままに、ありのままに念仏せよ−。日本史上最大の衝撃を仏教界にもたらした、仏教界最大の革命者・法然の思想を、やわらかに解きほぐす...
法然入門 (ちくま新書)
法然入門
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商品説明
悪人が善人になる必要はない、ただ生まれつきのままに、ありのままに念仏せよ−。日本史上最大の衝撃を仏教界にもたらした、仏教界最大の革命者・法然の思想を、やわらかに解きほぐす入門書。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
阿満 利麿
- 略歴
- 〈阿満利麿〉1939年生まれ。京都大学教育学部卒業後、NHK入局。社会教養部チーフ・ディレクター等を経て、明治学院大学名誉教授。日本宗教思想史専攻。著書に「親鸞・普遍への道」など多数。
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紙の本
法然のラディカル
2011/08/22 09:43
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:お留守居役様 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者による『法然の衝撃 日本仏教のラディカル』は、
法然が仏教を貴族、朝廷、国家の宗教から庶民、平民、凡夫へと解放したことが論証されていました。
上下の転倒という意味でラディカル=急進的=革命的でした。
対して、本書『法然入門』は、ラディカルのもう一つの意味の「根底的」であると思われます。
『選択本願念仏集』の冒頭の「往生之業念仏為先」と
第11章から「極悪最下の人のために極善最上の法を説く」
が抽出され、法然のすごさと専修念仏の本旨が読み説かれます。
「本願念仏は仏教のなかの、ひとつの宗派とか救済思想なのではなく、本願念仏が仏教そのもの」であることが示され、
親鸞もまたこの法然の思想をよりいっそう顕著にしたのであると主張されています。
「あとがき」で、「専修念仏という日本仏教の理解のためには、法然と親鸞を一体と見る視点が不可欠と考えていた」
と述懐されています。
法然と親鸞の差異を強調する論説が目に付きますが、著者による前書『親鸞』と併せて読まれるべきでしょう。
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専修念仏の真髄を知る
2022/03/24 04:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
角川ソフィア文庫から出ている、
「選択本願念仏集」も手掛けた
著者による、法然論です。
親鸞のそれとの比較などから、
法然の思想の独自性を、
分かりやすく解説してくれています。