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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.2 16件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2011/09/01
  • 出版社: 白水社
  • レーベル: 白水Uブックス
  • サイズ:18cm/295p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-560-07176-2
新書

紙の本

オレンジだけが果物じゃない (白水Uブックス 海外小説の誘惑)

著者 ジャネット・ウィンターソン (著),岸本 佐知子 (訳)

狂信的なキリスト教徒の母から特殊な英才教育を受けて育ったジャネットは、幼くして説教壇に立つようになる。しかし、初めて恋を知った彼女には、恐るべき“受難”が待っていた…。奇...

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オレンジだけが果物じゃない (白水Uブックス 海外小説の誘惑)

税込 1,760 16pt

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商品説明

狂信的なキリスト教徒の母から特殊な英才教育を受けて育ったジャネットは、幼くして説教壇に立つようになる。しかし、初めて恋を知った彼女には、恐るべき“受難”が待っていた…。奇想とアイロニーに満ちた半自伝的小説。ウィットブレッド賞最優秀処女作賞受賞作。【「BOOK」データベースの商品解説】

【ウィットブレッド賞最優秀処女作賞】狂信的なキリスト教徒の母から特殊な英才教育を受けて育ったジャネットは、幼くして説教壇に立つようになる。しかし、初めて恋を知った彼女には、恐るべき「受難」が待っていた…。奇想とアイロニーに満ちた半自伝的小説。〔国書刊行会 2002年刊の再刊〕【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

ジャネット・ウィンターソン

略歴
〈ジャネット・ウィンターソン〉1959年イギリス生まれ。「オレンジだけが果物じゃない」でウィットブレッド賞受賞。ほかの著書に「さくらんぼの性は」「灯台守の話」など。

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評価内訳

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紙の本

強烈で味わいのある母娘関係

2011/10/12 23:57

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:wildcat - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、著者であるジャネット・ウィンターソンの半自伝的な処女作である。

著者紹介から一部引用してみる。

「1959年、イギリスのマンチェスターに孤児として生まれる。
カルト的なキリスト教の一派を信仰する労働者階級の養父母により、
説教師になるべく特殊な教育をほどこされて育つが、
15歳の時、女性との恋愛関係によって人生が一変。
家も教会も追われ、さまざまな職を転々としながら生計を立て、
独学でオクスフォード大学に入学した。」

かなり壮絶な半生だ。

この半生を描いたら湿り気があり重くなりそうなのだが、
読後感はまったく違った。

どこかからっとした明るさがあるのだ。

特異な環境で、強烈な個性を持った母親の下で育ったおかげで、
学校でもかなり浮いた存在だった彼女の居場所は、
同じ信仰の仲間たちの中だけだったといってよい。

女性との恋愛が発覚し、その場所から追われることになって、
家を出て生きた日々で、孤独に耐え、心の成長があったことだろう。

その独学の日々を経たからこそ、この作品が生まれたのだろう。

歴史に対する見方の鋭さや愛に対する考え方にははっとさせられ、考えさせられる。

-----

物語とは、世界の謎を解き明かしながら、世界を謎のまま残す術、
時のなかに封じ込めてしまうのではなく、生かしつづける術だ。

一つの物語を百人が語れば、百通りの物語ができあがる。

(p.155)

-----

歴史はしばしば過去を否定するための手段となる。

過去を否定するということは、つまりは過去を勝手に作り変えるということだ。

型にはめ、形を変え、加工し、エキスを抜きとり、
変わり果てた姿になったのを見て、やっと満足する。

わたしたちは多かれ少なかれ、みな歴史家だ。

(p.156)

-----

でもわたしはいまだに落ちつけない。

火のような激しさで死ぬまで愛してくれる誰か、愛は死よりも強いと知っている誰か、
永遠にわたしの側にいてくれる誰かを探しつづけている。

わたしを壊し、わたしに壊される誰かを。

愛情にはいろいろな形があって、
一生を共にしながら、互いの名前すら知らない人たちもいる。

名前とは本質、名前とは力。

正しい名前を知るのは、困難で時間のかかる作業だ。

でも嵐の夜、あなたを呼んで、家まで導いてくれるのは誰だろう? 

あなたの名前を知っている人だけだ。

(p.P277)

-----

これらの見解は親元にずっといたのでは生まれず、
おそらくは、特異な環境で育って、
そこを出なければならなくなり外から見るようになったからこそ生まれたのだと思う。

細やかに描かれているのは、家を追われてからの日々ではない。

家を出るまでのこと、
そして、何年か経って、クリスマス休暇に家に戻ってくるときのことなのだ。

家を出てからのことは、心の軌跡を表現するかのようなおとぎ話のような挿話が印象的である。

彼女の育った環境は独特なものがあるが、母と娘の関係については、
多くの母と娘の関係と共通するものを感じる。

強烈な母親であるが、彼女は決してこの人を徹底的に嫌うことはできないのだろう。

愛情を持って描いているようにも思う。

だから、読者もこの母親を嫌ったり憎んだりする気持ちにはならない。

娘にどこまでも影響を与え続けた人なのだ。
(実際に、他の作品にも登場するそうだ。)

タイトルの「オレンジだけが果物じゃない」も
この母親の言葉から来ている。

オレンジがどういう存在としてこの作品に登場するのかを味わうと
このタイトルは非常に味わいがある。

母親との関係を表現したものとも思えるのだ。

処女作にはその人のエッセンスがすべて入っているというのは本当だ。

ジャネット・ウィンターソンは2冊目だが、そのように強く感じた。

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2012/02/20 23:56

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