電子書籍
茂木さんのユーモアたっぷりのエッセイ兼体験記
2015/07/17 15:06
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もも~ちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
クラシックコンサートに限らず、拍手と言うのは難しい。 いつ始めればいいのか、はたまたいつ止めればいいのか、その土地の人柄が表れるような拍手の仕方、その他諸々を茂木さんがご自身の経験を織り交ぜながら、楽しく解説します。 クラシックに興味のない方も、式典時などに知っておくと便利なマナーでもありますので、是非ご参考に!
紙の本
オーボエ奏者として知られる茂木大輔先生のクラシックコンサートの聴き方を丁寧に教えてくれる入門書です!
2020/09/17 10:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、オーボエ奏者、エッセイスト、指揮者、コンサートプロデューサーなど幅広く活躍されており、『オーケストラ楽器別人間学』、『オーケストラ空間・空想旅行 オーボエ奏者の旅日記』、『うまくなろう!オーボエ』、『オケのなかの蛙、大海に挑む』などの著作も発表されている茂木大輔氏の作品です。同書の中で著者は、「古典コン」(クラシックコンサート)に行くことを推奨しており、CDにはない魅力、「古典」ゆえの楽しみ方、コンサートで何を聴くかのか、正しい拍手の仕方など、音楽ファンが知りたかった疑問に丁寧に答えてくれる一冊となっています。「のだめカンタービレ」クラシック音楽監修の「もぎぎ先生」が案内する、もっと楽しむための鑑賞の手引きです。
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「古典コン」を楽しむささやかなルール。
拍手をいつすればいいのか? クラシックのコンサートで緊張する一瞬。楽章の間では拍手しないとか言うけど、する人もいない? そんな小さな疑問と、それからクラシックにまつわる色々な豆知識が得られます。
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銀座ヤマハの書籍売り場であまり考えず購入したのですが、とても読みやすく、クラシックが聞きたくなる、コンサートに行きたくなるような記述が随所にあり、とても面白かったです。筆者が推薦しているミサ曲も、これまで食わず嫌いでしたが、試して見たいという気持ちになりました。
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何の〝拍手〟かと言うとクラシック音楽のコンサートで、演奏が終わったときの拍手です。
クラシック音楽というと、
・音楽のお勉強
・敷居が高い
・難しい
・退屈
など取っつきにくいイメージをもってる方が多いと思うのですが、この本を読むと印象が変わる!!!かもしれません。
内容としては、クラシックコンサートでの拍手の意味、からクラシックの曲名の意味(ベートーベン交響曲第五番『運命』)などなど。
と書くと堅苦しく感じますが、
〝「演奏終了時過剰早期拍手喝采開始等迷惑行為防止条例」をコン国会に提出したいのであります。〟
と真面目な内容も砕けた文章で、読みながら吹き出してしまうような調子。
電車の中で読む際はニヤニヤしないようご注意下さい(^^)
ちなみに、著者の茂木大輔さんはNHK交響楽団の首席オーボエ奏者で、あの「のだめカンタービレ」の監修もされている方ですが、本を読んでいるとプラモデルマニアであることがわかります(笑)。
ちょっと目線を変えて、本からクラシックもいかがでしょうか。
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[ 内容 ]
「古典コン」(クラシックコンサート)に行きましょう。
CDにはない魅力、「古典」ゆえの楽しみ方、何を聴くか?
正しい拍手の仕方とは?
知りたかった疑問にお答えします。
「のだめカンタービレ」クラシック音楽監修の“もぎぎ先生”が案内する、もっと楽しむための鑑賞の手引き。
[ 目次 ]
第1章 「古典コン」に行きましょう
第2章 古典コンの聴き方
第3章 拍手のルール
第4章 指揮者式手記
第5章 名曲の個人情報
第6章 数合わせ 交響曲のカレンダー
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]
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作者:茂木大輔
ミュンヘン国立音楽大学大学院修了。シュツットガルトフィルを経てNHK交響楽団主席オーボエ奏者に。現在クラシック解説のためのコンサートを中心に活動。「のだめカンタービレ」の音楽監督を務めた。
概説:
本書は初心者向けのクラシック解説本という趣旨のもとに「拍手論」を取り入れた形のものになっている。本書は6章から構成されている。1章2章ではクラシックコンサートについての疑問について。3章では拍手について。4章では指揮者の仕事について。5章ではクラシックの曲名の読み方について。6章では筆者の歳時記になっている。
感想:
初心者向けの解説本ということで堅苦しい表現などを避け、筆者の体験や冗談を交えることでクラシックというわかりにくいジャンルを知ってもらえるように書かれていると思った。特に何から聞いたらいいのか?という初心者にありがちな疑問について国内外のプロの違いやアマチュアコンサートの楽しみ方、またそれらへの参加の仕方についてわかりやすく書かれていると思った。
拍手について、表現方法から拍手の開始のタイミング、拍手の国民性といったことが書かれていてその中でも拍手のタイミングについては私の経験にもあることが幾つかあり共感できた。
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茂木さんの本は4冊め。
古書店で手にした。
タイトルから、この人がいろんなところで発言したり、書いたりしているフライング拍手撲滅キャンペーンだろうと見当がつく。
もちろん、余韻が消えていくのを静かに味わいたいというのはよく分かるけど、あまりそれを言いすぎても、ますますクラシック音楽の敷居が高くなってしまう気がしていた。
いいじゃん、いろんなお客さんを許容しようよ、なんて思ってきた。
これだから日本の聴衆は、みたいにお説教されているみたいな気分なのだ。
で、なぜこの本を買うことにしたかというと、この本、なんと著者サイン本だったのだ。
読んでみるとやっぱり面白い。
ベートーベンの交響曲第七番は、実は作曲家の生前、一番成功して、経済的なペイもあったという話など、知らないこともあったし。
例の拍手の話にしても、各国での違いとか、オーケストラのする拍手(弓でたたく、足踏みをする)の違いとか。
時々、茂木さんのギャグがわからない時もあったけれど。
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著者はN響オーボエ奏者で「のだめカンタービレ」の音楽監修でも知られている。終盤の楽典や楽曲解説の部分は読むのが若干しんどかったが、全体的にユーモラスな語り口で、著者の他の著作同様面白く読めた。
拍手の作法は国によって違い、国民性が表れるが、演奏者からしてどういう拍手だとどう感じるかが、事細かに語られていて興味深い。一番よかったのは、自らの指揮者としての経験を語っている章。指揮の勉強法やオケとの関わりについて詳しく書かれていて、スコア片手にCDを聴きたくなった。
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20160316読了
図書館で借りた。いずれ欲しい。●そう、演奏終了後の間髪入れず拍手&ブラボー、はやめてほしい!
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クラッシック鑑賞に関するエトセトラ。
クラッシックは敷居が高いところが魅力である
クラッシックは解らないからツマラナイ。解れば面白い。曲を知らないから退屈である
ということで演奏会のうんちく、拍手のルール、指揮者のやっていること、調別名曲解説、番号別(?)交響曲解説等々。
茂木先生曰わくに演奏会前にはCDで予習すべし。スコアを入手してCD追っかけてみるのもよし。
さすがスコアはある程度知識がないと追っかけられんぞ。
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本棚の整理をしていて懐かしくなって15年ぶりに再読。
忘れてたところもあって、楽しく読めた。
タイトルの「拍手のルール」楽章の間に素晴らしい演奏に思わずしてしまう拍手は許容できる。交響曲がおわり最後の響きがホールに余韻を残しゆっくりと消えていくその瞬間をゆっくり味わいたい。コンサートの1番素晴らしい瞬間、それを破壊するフライング。これはもう犯罪である。
「業務上過失感動破壊」ここは何度読んでも本当に大きく同意する。