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BANG!BANG!BANG!

  • 出版社:講談社
  • サイズ:19cm/204p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-06-217320-9

BANG!BANG!BANG!

朝比奈 あすか (著)

  • 全体の評価 51件のユーザーレビュー
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  • 税込価格:1,57545pt
  • 発行年月:2011.10
  • 発送可能日:1~3日

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商品説明- 「BANG!BANG!BANG!」

幼なじみのばんちゃんを失い、口も心も閉ざした俺。いつからか、クラスの“裏掲示板”に、そんな俺への悪意が投稿され始める。それは誰も守れず、信じなかった、俺への罰なのかもしれなかった—。まだ青い魂の喪失と再生を繊細に綴る、著者新境地。失ってからわかること、失わないとわからないもの。未成熟で不器用な心の揺れを描き出す表題作ほか、書き下ろし小説「トン骨とジュリアン」収録。【「BOOK」データベースの商品解説】

幼なじみを失い、口も心も閉ざした俺。いつからかクラスの“裏掲示板”に、そんな俺への悪意が投稿され始めて…。未成熟で不器用な心の揺れを描く。『esora』掲載に書き下ろし「トン骨とジュリアン」を加えて書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧- 「BANG!BANG!BANG!」

BANG!BANG!BANG! 5−104
トン骨とジュリアン 105−204

著者紹介- 「BANG!BANG!BANG!」

朝比奈 あすか

略歴
〈朝比奈あすか〉1976年生まれ。慶應義塾大学卒業。2006年「憂鬱なハスビーン」で第49回群像新人文学賞を受賞しデビュー。ほかの著書に「声を聴かせて」「彼女のしあわせ」など。

ユーザーレビュー- 「BANG!BANG!BANG!」

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1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2012/01/02 09:04

事故で亡くなったばんちゃんを巡る物語

投稿者:かつき(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

朝比奈あすかを読むのはデビュー作以来5年ぶりだったが
とてもうまくなっていてびっくりした。
これからは追っていきたい作家の一人になった。

2編の中編小説を収録。

「BANG!BANG!BANG!」は
クラスメイトで親友の事故をきっかけに
学校でしゃべるのをやめた三沢が
クラスの裏掲示板での評価や書き込みを気にしながら
過ごす日常を描く。

勉強もスポーツも処世術も人間関係も
うまくこなす三沢と、太っていて内気で、
場の雰囲気に溶け込めないばんちゃん。
わかりやすいクラスの立ち位置と
幼馴染の二人の関係も微妙でうまい。

三沢は自分を客観的に見られ
他者からの視点を感じられる繊細さを持っている。

だから、最初は本当に傷ついていたのだが
その傷を見ないふりを始め、
ポーズでしかなくなってしまう。
自分でも半分わかりかけているのに
それがやめられない三沢を描くのがうまい。

それに輪をかけて、裏掲示板の存在の恐ろしさ。
こんなものが自分の10代になくてよかったと心底思う。
今の子は大変だ。

物語が進むにつれ次第に浮かぶ真実が切なく、
まぶしく感じられる。

もう一遍の「トン骨とジュリアン」は
その10年後、ホステスの桃花の話。

全くイケテないお客シモバヤシとのことや
理解があり優しい愛人の多沼などのこと、
後輩ホステスが教えてくれた
ホステスの評価掲示板など
ここでもまた、ネットの下品な面が
日常生活に関わってくる。

桃花は自分の心に「ジュリアン」と名付け
大切に守っている。

ややイタイ人なのかと思うと、それが
事故で亡くなったクラスメイトに行きつく。

ネタバレになるので詳しくは書けないが
単純な相対として浮かび上がらせるのではなく
話の流れから自然に知らせる。
シモバヤシがあっけなく掲示板を消してしまうのも
効いている。

いやあ、ほんと、うまいうまい。

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