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紙の本
子ひつじは迷わない 4 うつるひつじが4ひき (角川文庫 角川スニーカー文庫)
著者 玩具堂 (著)
“なるたま”こと成田真一郎と佐々原は、会長命令で一緒に泊まり込みアルバイトにやってきた。そこは“万鏡館”という名前とは裏腹に一切鏡がなく、中も外も全て白と黒で統一された不...
子ひつじは迷わない 4 うつるひつじが4ひき (角川文庫 角川スニーカー文庫)
子ひつじは迷わない うつるひつじが4ひき
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商品説明
“なるたま”こと成田真一郎と佐々原は、会長命令で一緒に泊まり込みアルバイトにやってきた。そこは“万鏡館”という名前とは裏腹に一切鏡がなく、中も外も全て白と黒で統一された不思議な世界。なぜかそこから仙波も現れ—!?館の主人である美少女が「鏡を見る」ことを禁じたワケは?そして彼女の不可解な言動に隠された一族の秘密とは!!抜け出せない館で次第に疑心暗鬼に陥る子ひつじたちを救うため、仙波が館の謎に挑む。【「BOOK」データベースの商品解説】
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見えなくなる自分の心
2015/08/25 10:53
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
特にまとまった予定のない夏休みをゴロゴロと過ごしていた成田真一郎のもとを、幼なじみにして生徒会長の竹原岬が訪ねてきて、強引に予定を入れていく。向かった先は、山奥にあるモノクロの洋館。同行するのは夏休みでずっと会っていなかった佐々原三月だ。そしてたどり着いた先には、サトウ(仮)のいつもの中学生と、和装メイドの格好をする仙波明希がいた!
その洋館、万鏡館の当主である寄絃芳花は、サトウ(仮)の友人らしく、そのツテで明希が、そして岬が声をかけられたらしい。そんな友人の暮らす洋館なのだが、そこは名前に反して、ひとつも鏡が据え置かれていなかった。
鏡の持ち込みも禁止され、書庫の整理のお手伝いをすることになるなるたまたち。やがて芳花から、ちょっとしたクイズが出されることになる。それは、寄絃家に隠された秘密にまつわる物語だった。
ミステリーといえば閉鎖系の洋館というわけでかどうかは知らないが、迷わない子ひつじの会のメンバーは、生徒会室から郊外へと出張する。当然、安楽椅子探偵役の仙波明希も、ちょっとだけ行動派の探偵にクラスチェンジして活躍することになる。
今回は、他人の主観から見た自分がテーマ。鏡のない生活で、自らの主観による自分が失われた時に、確かに残る自分は何なのか、というようなお話だ。そんなちょっとした特殊な環境に放り込まれて、いつもの自分とは少し違ってしまう女性陣の戸惑いが肝となる。