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紙の本
スリーピング・ドール 上 (文春文庫)
著者 ジェフリー・ディーヴァー (著),池田 真紀子 (訳)
他人をコントロールする天才、ダニエル・ペル。カルト集団を率いて一家を惨殺、終身刑を宣告されたその男が、大胆かつ緻密な計画で脱獄に成功した。彼を追うのは、いかなる嘘も見抜く...
スリーピング・ドール 上 (文春文庫)
スリーピング・ドール 上
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商品説明
他人をコントロールする天才、ダニエル・ペル。カルト集団を率いて一家を惨殺、終身刑を宣告されたその男が、大胆かつ緻密な計画で脱獄に成功した。彼を追うのは、いかなる嘘も見抜く尋問の名手、キャサリン・ダンス。大好評“リンカーン・ライム”シリーズからスピンアウト、二人の天才が熱い火花を散らす頭脳戦の幕が開く。【「BOOK」データベースの商品解説】
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紙の本
思考を読み合う神経戦の裏に潜む悪との知的ゲーム感覚のサスペンス。
2024/02/25 23:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
思考を読み合う神経戦の裏に潜む悪との知的ゲーム感覚のサスペンス。思考を読み合う神経戦と追撃戦。更に高度な諜報戦を思わせる展開へ。そして追われる者が負う側のヒロイン:キャサリンへと牙を剥く。次いでどんでん返しの展開から終焉へと思いきや、更なるどんでん返しの展開へ。もっと悪い奴がいた。更に、強力な支援者にも大きな問題を抱えた人間がいたり。「どんでん返しの魔術師」の異名が冴える作品。
電子書籍
1巻
2023/07/26 17:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にゃお - この投稿者のレビュー一覧を見る
ボーンコレクターが好きでこちらも購入。
アメリアも出て来たし、ちょっと知ってる人出て来るの楽しいですね。
紙の本
四肢麻痺
2015/12/20 19:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のきなみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
探偵ライムシリーズのスピンオフ。
ライムシリーズに出てきた時から良いキャラだな、と思っていたのでじっくり読めて嬉しい。
私はどちらかというと心理学には懐疑的だったけどこれはすごく科学的に心理学を説明してくれるので納得しやすかった。
電子書籍
非常に映画的かつ構成が緻密
2015/09/18 11:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
再読でも十分に楽しめた。「心理」がテーマなだけあって、裏のかきあい・犯人とダンス側の攻防が非常に面白い。証拠品から論理的に犯人を追い詰めていくライムと対極をなすシリーズとして、面白く仕上がっている。緻密な構成は、最後まで飽きさせることなく、一気読みでした。
紙の本
分かりやすさはこちらが上
2019/07/28 16:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
尋問の天才キャサリン・ダンスシリーズ第1弾。脱獄囚ペルのパートと捜査官ダンスのパートとほぼ交互に進んでいきますが、ライムシリーズが物証の捜査内容に対し、こちらは尋問中心の内容。ライムシリーズより読んでいて分かりやすい印象が上巻を読んだ限りではしました。この展開、後半、おそらく犯人はダンスに迫ってくるのでしょうね。
紙の本
追われる者が魅力的
2016/12/22 12:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
やっぱり犯罪小説は捕まえる側の人物よりも追われる側、犯罪を犯す人物がどれだけキャラが立っているかで面白さが大きく異なりますね。
この作品の主役ともいうべき犯罪者ダニエル・ぺルもある意味飛び抜けています。
マインドコントロールをほどこしていく過程もとても興味深く、この先の展開が楽しみです。
紙の本
不発に終わったキネシクス
2012/07/08 21:16
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ディーヴァーの推理小説であるが、2,3年前に話題となった『ウォッチ・メーカー』で登場したキネシクスの捜査官であるキャサリン・ダンスを主人公としたスピンアウト作品である。
キネシクスは相手の動作や仕草、話す内容などから相手の心理状態を探り出す技術である。ウォッチ・メーカーではリンカーン・ライムやサックスの力になった。そこではキネシクスとはこういうことだという描写が見事で、ダンス自身も魅力的に描かれていた。いかにも有能な捜査官という描き方でもあった。
今回はダンスが地元のサンフランシスコ周辺の観光地の一つであるモンテレー、カーメルに戻り、オカルト殺人鬼ダニエル・ペルを相手に活躍する話である。冒頭からダンスがペルに尋問を行う。そこでペルの性格を読み取ろうとするが、ペルもしたたかであった。そうこうするうちに脱獄してしまう。
ストーリーの展開は変化が少ない。脱獄犯ペルのオカルト・ファミリーやペルに殺された遺族の事情聴取などを行なっていく。もともと理解しにくいオカルトであるが、ストーリーに起伏がなく、さらにこのオカルトで徐々になじみがなくなっていくような気がしてくるのだ。
ペルの心理状態を探り、これから何をしようとしているのか、どこに行こうとしているのか、などを探っていく。その捜査の面白さは確かにある。ただし、心理状態に重点を置きすぎたのか、経歴や過去の行動についての説明が延々と続く。これが盛り上がらないひとつの原因であろう。率直に言って退屈してしまった。
肝腎のダンスのキネシクスが発揮される場面はほとんどない。これでは主人公がダンスでなくとも十分成り立つストーリーである。楽しめなかったことはないが、期待外れであったことは確かである。
ディーヴァーお得意のどんでん返しも意外性に乏しく、ディーヴァーの期待ほどは読者に驚きを与えることはないであろう。ダンスに期待していたのはキネシクスを駆使して尋問し、それ以外の手段では成し得なかった答えを導き出すことではなかったのか。残念ながら不発に終わってしまったようだ。