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商品説明
アイルマンカー結界が消失し、キエサルヒマ大陸は世界を滅ぼそうとする女神の前に無力となっていた。代わりにオーフェンが手にしたのは女神に対抗するための“魔王”の力。世界の均衡を崩した罪を背負ったオーフェンはキエサルヒマを追われ、新たな土地である原大陸へと旅立つ。しかし、そこは女神の手で怪物=ヴァンパイアと化した人間たちと魔術士とが戦い続ける厳しい土地だった。それから23年。オーフェンの旧友の息子であるマヨールは、3年ぶりに原大陸を訪れていた。今回の同行者は、妹のベイジットではなく、婚約者のイシリーンと教師のイザベラ。三人はキエサルヒマから原大陸へとヴァンパイア化を目指して渡航した人々を追うため、魔王の統治する魔術学校に出向く。そこにヴァンパイアたちが強襲をかけ、マヨールは大陸を二分する戦争に巻き込まれていく。シリーズ完結に向けた最終章がついにスタート。【「BOOK」データベースの商品解説】
マヨールとイシリーン、イザベラの3人は、ヴァンパイア化を目指して渡航した人々を追うため、魔王の統治する魔術学校に出向く。そこにヴァンパイアたちが強襲をかけ、マヨールは大陸を二分する戦争に巻き込まれていき…。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
秋田 禎信
- 略歴
- 〈秋田禎信〉1973年生まれ。17歳で第3回ファンタジア長編小説大賞・準入選。「ひとつ火の粉の雪の中」で作家デビュー。ほかの著書に「カナスピカ」「機械の仮病」など。
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紙の本
新たなはぐれ旅
2015/08/26 09:38
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
フォルテ・パッキンガムとレティシャ・マクレディの長男であるマヨール・マクレディは、3年前に訪問したオーフェン・フィンランディの許を、今度は婚約者のイシリーン、そしてイザベラ・スイートハート教師と共に訪れようとしていた。キエサルヒマからヴァンパイア化を目指して旅立った人々を追跡するためだ。そしてその中には、彼の妹であるベイジット・パッキンガムの名前もあった。
だがその頃、原大陸も大きな問題を抱えていた。ヴァンパイアの指導者でありながらオーフェンとつながりのあった、キムラックの死の教主カーロッタ・マウセンとの連絡が途絶えていたのだ。これは何の予兆なのか?戦術騎士団の魔術戦士となったラッツベイン・フィンランディやエッジ・フィンランディ、そして主戦力であるマジク・リンらを投入し、状況を探るオーフェン。そして事態は、それを打開しようとする様々な手もすり抜けて、最悪の状況へと向かっていく。
魔術士オーフェンのシリーズは、キリランシェロが姉であるアザリーを追いかけて牙の塔を出奔するところから始まった。いわば始まりは家族の問題だったのだ。そしてその問題は、キエサルヒマ全体の行く末を左右するところまで発展した。
この新シリーズも同様に、妹のベイジットを追うマヨールから始まる。そして、オーフェーンやクリーオウ、ラッツベイン、エッジ、ラチェットの三姉妹を含む家族の問題だ。だが彼らは既に普通の家族ではなく、魔王と呼ばれる存在であることが、当初シリーズとは大きく違うところかもしれない。初めから彼らの動向は誰も無視できないのだ。
短編「魔術戦士の師弟」では、ラッツベインからダメ人間扱いされる悲しい生き様が描かれる。どんなに格好良いところを見せてもダメなんだ…。
そして初回限定版では、オーフェン・クリーオウ・マジクのラフ画、作者へのインタビューが収録された小冊子が付属している。