投稿元:
レビューを見る
わたしにとって自虐本なのか自慰本なのか微妙なとこ。作者さんはどうなのかな(-。-;
とにかくもう頷き過ぎて首がもげるかと思った。恋愛嫌い女子も反恋愛嫌い女子にもぜひに読んで頂きたい。
あ、タイトルは「嫌い」でも「苦手」なかんじに読めた。ますます首がもげる。くそう。やられる。
ひとりでいることを肩身狭く感じさせる風潮はあるとおもう。恋愛に限らず。「ひとりで」なにかをすること。例えば職場の昼ごはんとかさ?いいよみんなでご飯食べるよ?でもたまに読みかけの本とかあって続き気になって仕方なかったらひとりでどっか行きたいよ。そういうゴーイングマイウェイを許してほしい。
タイトルは恋愛、なんだけど。わたしはもっと広いテーマを読めた。嬉しかった。
投稿元:
レビューを見る
女性なら誰しもが「いるよね!」と思う人物が必ず登場すると思う。
決して結婚したくないわけではない。
恋愛がしたくないわけじゃない。
無理がしたくないだけ、
自分の大切な物を捨ててまで恋愛するのが嫌なだけ。
わがままといえば、わがままだけど、
こういう女性が増えているのもたしかだと思う。
投稿元:
レビューを見る
三人の女性のお話が入っているが、わりと鈴枝さんがメインっぽい感じ。
この鈴枝さんによく似たタイプの友人がいるが、やはり恋愛沙汰は苦手だと言っていた。
喜世美のロマンチック嫌いにはものすごく共感した。「うっとり」する自分って気持ち悪いと思うから。でもサバサバしているわけじゃないんだな。意識しすぎて行動が突飛な感じになってしまう人なのだ。
ブログに生きる翔子は今もっとも共感できるタイプ。リアルで向き合うことばかりがいいわけじゃないと私も思う。
ラストの展開には驚いた。先のことはわからないけど、今の感情に素直に従うことがもしかしたら大事なことなのかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
今まで恋愛が絡む話ってハッピーエンドか悲恋系かが大概だったので、恋愛出来ない(しない?)話はとても現実的で共感出来た。
三人三様でキャラもしっかりしていて楽しかった。私が一番共感出来たのは喜世美で、彼女の決断は好きだな。
この本を読んで、こういう生き方もいいなぁと思えたので、癒された。
投稿元:
レビューを見る
わたしは今でこそこんなんだが、実は昔からもこんなんだった。
だったら“今でこそ”じゃねーだろ、というツッコミがあるだろうが、まあ、若い頃は今よりほんのちょびっとだけ『恋愛』に取り組んでいた姿勢があるので、とりあえず“今でこそ”ということにしてみた。
どっちにしても不得手は不得手なのだが。
本書は先日の福岡遠征の帰り、天神商店街の本屋にて遭遇し、つい買ってしまったのだが、まあなんでしょね、登場する3人のヒロインたちのいろんな部分に
「うー、わかるわかるー」
という共感の連続で、やんなっちゃった(笑)。
おかげで、これまで考えたことがなかったが、この本読んだら、いったいわたしはいつ頃から『恋愛』が苦手だな、面倒だな、と避けるようになったのか、とおもいを馳せてしまったよ。
で、過去に遡って考え始めたらやっぱり20代後半の頃から、のようであった。
本来なら『恋愛』一本やりで、そのことが中心の生活であろうお年頃なのに、わたしときたら
「なんかいろいろ面倒だなあ」
と、その方面に疲れ始めたのである。
その“いろいろ”とは、まぁいろいろであって。
オトコが言うことに従ったり、オトコに気を遣ったり、オトコに気に入ってもらえるような服を選んだり……つまり、オトコの相手をするのが面倒になってきたのである。
もとから面倒くさがりというのもあるが、ちょうどその頃のわたしは、仕事をするうえで、いやというほど『男性社会』の壁に阻まれ、女性蔑視が根底にある彼らの言動に傷つき、憤慨し、そして歯向かい、なので叩かれていたので、結構根深い『オトコ嫌い』を心に生息させ始めていたのだ。
なんでこんな奴らに媚びて好かれようとしなくちゃならないんだ。
なんでオトコが主導権握ってんだ。
なんでオトコが最終選択権を持ってんだ。
なんで、なんで、なんでオトコが。
てな感じ。
そりゃ恋愛なんかできるわきゃないし、したくなくなってしまったのだ。
したくないから、遠ざける。
遠ざければうまくならない。
かくて恋愛が不得意のまま、ここまで過ごしてきたわけなのである。
けれど、それを別段悔いてもいない。
やっぱりもともと面倒くさがりなのだから、恋愛に積極的に出たとしても、いつかは息苦しくなって疲弊してたとおもうから。
早々に
「苦手だな」
と自覚し、その路線からリタイアしたおかげで、今こうして面白おかしく世間の隅っこで生きていけてる。
おまけにもう、それを公言しても許される―納得してもらえる年頃にもなったしさ。
ということで、もし、似たようなおもいを抱いてる女性が居たら、本書をお手にとって見てくだされ。
読後、なかなかスッキリして楽しいきぶんになれますぞ。
最終話はちょっとびっくりするけどね。
投稿元:
レビューを見る
気持ちはわかる、共感はできるけど、
どうなんだろう??という世界観だなぁ。
恋愛嫌いな女性は、
意志が強くて頭のいい女性が多いので尊敬はするけれど、
だったら一生そうやってろ!って言われそうなダメ男と、
醸し出してるめんどくささは似ている気がする。
まぁ、どう生きようが勝手だから、
それでいいとは思うけど。
投稿元:
レビューを見る
タイトルに引かれて読んでみたら、もぅ…。
共感できることが多くって!!びっくり!!
でも、私は恋愛嫌いじゃない。苦手なだけなんです。
苦手は苦手なりにトライしないとね。
投稿元:
レビューを見る
単行本ですでに読んでいたことを忘れて購入。
平安寿子だけど、そこまで「好き!」ではない。もちろん面白いけど。ちょっと主人公たちに共感しきれなかった。
ただ、考え方には相変わらず共感。
自由には責任がついてくる。
自分の幸せを誰にも決められたくない。
ただ、毎日を一生懸命生きてきただけなのに、「今流行りの◯◯ね。」とカテゴライズされる、という感覚も面白い。確かに。
誰にも、自分の幸せを、決められたくない。自分の人生を自分でコントロールしたい。
はい。わたしもです。
投稿元:
レビューを見る
表紙とタイトルに惹かれて購入。
「恋愛嫌い」と謳っているだけあって、恋愛に対してどちらかというとネガティブなイメージを持っている3人の女性の話。
読み進めていくと「嫌い」なんじゃなくて「苦手」なんだということが分かってきます。苦手でできないんじゃなくて、嫌いだからしないんだって言っちゃえばラクだったりするよね、みたいな。そんな彼女たちの強がりも、少し透けて見えます。
私は「恋愛嫌い」ではないので、3人のうち誰にも強く共感することはなかったけど、ところどころ同じ女性として納得できる部分があったので、素直に読み進められたように思います。あと反面教師ではないけれど、3人を見ていて、やはり素直さは大事だな、と感じました。
よくある恋愛小説じゃなくて、ちょっと変化球なところが新鮮な1冊。
あと余談ですが、作中に出てきたコップに半分の水の話。
「もう半分しかない」でも「まだ半分ある」でもなく、「コップに半分、水があるなあ」という考え方もあるという話は、辻秀一の「ゾーンに入る技術」を思い出して、ストーリーと関係ないところではっとさせられました(笑)
投稿元:
レビューを見る
恋愛を考えてしまう女性たちのお話。
「頭であれこれ考えてると恋愛ってできないんだな~」と改めて感じた。
投稿元:
レビューを見る
これと一緒に『ひとり暮らし』(谷川俊太郎)、『おばさん未満』(酒井順子)をレジに運ぶのは、我ながら「……いいのか?」と思わなくもないけど、まぁよし。
読みやすく、共感ポイント満載で、おもしろかったです。「嫌い」っていうより、恋愛にプライオリティをおいて生活するのが「苦手」な女性3人の話、という感じ。26歳の翔子、29歳の喜世美、35歳の鈴枝、それぞれがそれぞれの理由で「苦手」感をもっているんだけど、まったくモテないわけではなく(鈴枝なんて、美人設定だし)、ちゃんとみんなお声がかかるのだ。でも、そこにのっかれない。冷静であろうと自分を客観視して突っ込みを入れたり、譲れなかったり守りたかったり……。で、少し憶病。変わることや自分で自分の生活をすべてコントロールできなくなるんじゃないかということが(やってみてもいないうちから、妄想だけで)こわい。「恋愛したくないわけじゃない」「結婚願望がないわけじゃない」って言いながら、で、自分では本当にそうだと思っているんだけど、端から見てるとあんまりそういうオーラは出ていない。
ああ、わかるなぁ、って、わかってちゃいけないのか。わかるわかる、ってそういう生活してると、喜世美みたいに、「なんなんだ、これは。恋愛かしら? 恋愛って、こんなんだっけ?」てことになるんだな。
それでも読んでてしんどくないのは、3人ともがフラットだから。解説にもあったけれど、「頑なになっているのでも強がっているのでも、もちろん開き直っているのでもない。自然とそういう生き方をすることになり、それを受け入れているのだ。(中略)他人と自分を比較することもしないし、他人の生き方を否定することもしない。独り善がりな満足感を抱いているわけではなく、自分にはちょっと何かが欠けているとも感じている」あたりが、たぶん、今の自分の感覚に近いから、読んでいておもしろいんだろうなと思います。
同級生たちがドサドサと母になり、年下の子たちもしっかり子を育て、あー私にはあっち側の人生はもうないんだろうな、年齢的にもそろそろ、なんて思うと、なにも感じないわけではないけれど、人と比べ、人を羨んだりしない……って心境に、早く達したい。ホントに。自分で選んできた結果が、今なんだからなぁ。
投稿元:
レビューを見る
好みの分かれる内容だなぁという印象。
恋愛が苦手な三人の女の子のお話ですが、最終的には結局一人でいいや、大丈夫というちょっとした虚勢?もあるのかないのか。
ハッピーエンドだけが素晴らしいとは思いませんが、これは色々としこりの残る内容でした。
読み返す程好きにはなれなかった。
投稿元:
レビューを見る
残念ながら、平安寿子さんの敬愛するアン・タイラーを読んだことはない。
でも、それが読みたいなって平さんの作品を読むたびに、
強く思ってしまう。
アン・タイラーもこんなに、涼しく乾いた文体で、
ぐさりぐさりとあたしのココロに刺さるんだろうか?
アン・タイラーの紡ぎ出す物語もこんなにも、
あ、これもあたし、これもあたしって、会ったこともないのに、
まさにあたしの分身がそこにいるんだろうか。
他の本の書評でも書いたけれど、
あたしは読書しながら基本、登場人物の誰かを止まり木にする。
ゆったりと羽を休めてそうして、同じ目線でモノを見る。
泣いて、笑って、怒って、焦って。
だから海外物を読むのは少し苦手。
ベースになる世界観がそもそも違うので、
なかなか一体化できないからなのだ。
この本はまさに逆。
なになに、これ、あたしじゃん?
っていう登場人物が6人はいました。
恋愛なんてもういいや、熱くなんなよって思う醒めた目線のあたしもいれば、
ゼロイチの世界で正直になっている自分もいる。
前向きに笑って信じて、ってうぜぇ。ってあたしも。
そのくせちゃんと、結構腹黒いあたしもいれば、
無邪気に人を傷つけるあたしもちゃんとのぞいているからね。
平さんの作品、いいなぁ。
もうちょっと読んでみたいかも。
みなとみらいから渋谷、そうしてその帰りで、さらりと読めました。
うん、よかった、すっきりしました。
たくさんのあたしに埋もれて、
なんかあたしがレンアイして失恋してケッコンしてキャリア積んで、
うーん、すげぇいろんな経験、した感じ!
投稿元:
レビューを見る
三人の女性が主人公。一人ずつ短編になっていてこういう書き方はやっぱり著者は上手だなと思う。本に登場する人と似ているような、逆に共感がもてないような。でも読んでいるうちにもしかして自分にもこういう感情はあるのかも、と思ってみたり。そんな一冊です。
投稿元:
レビューを見る
賛否両論ありそうな結末。
でも、中盤までは主人公3人にそれぞれ共感できる部分もたくさんあって、楽しめると思います。
私も映画が好きなので、翔子のジム・キャリー(=お気に入りの俳優)に萌えるところは「わかる、わかる」と思いながら読んでました。笑