紙の本
執事を目指す最強の男!
2015/09/18 12:41
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
鴨川の上流には広大な庭園を備えた貴族邸宅があり、帰宅する数多くのお嬢様たちを、眉目秀麗な執事たちが、いつでも快く迎えてくれる。そこはアイディールプリンス邸。貴族邸宅サロンである。
数多くの執事を抱えるアイディールプリンスにおいて、ご帰宅するお嬢様方がバトラー・オブ・ザ・フォーと自然に呼び習わす様になった、四人の執事がいる。春の王子様こと花屋敷遠矢、太陽の伯爵こと海宮晴、月華の君こと朱雀院瑪瑙、氷の貴公子こと九条真である。
お嬢様からのどんな無理難題でもそつなくこなし、現実には存在しない理想の男性の具現のように思える彼らは、いま悩んでいた。その原因は、執事見習いの面接にやってきた一人の男、真坂拳正にある。彼は自らを真坂流古武術の後継者と名乗り、世界最強の男になるために、執事の道を究めに来たと言った。
お嬢様からコートを預かる実技ではお嬢様からコートを奪い取って転倒させ、グラグラ煮え立つお湯で紅茶を入れる真坂拳正が、厳しいことで知られる執事試験に合格するはずもなかったのだが、なぜか彼は見習いとして採用される。それは、彼に興味を持ったお嬢様、神楽衣麻に原因があった。
何の勘違いか、執事見習いとなった真坂拳正は、物事全てを拳で解決するかの発想で、先輩執事たちを困らせる。しかしその先輩執事たちは、お嬢様方にアプローチし、彼女たちを恋に落とすと、あっさりと振ってしまうという訳の分からない行動をとる。そこに隠された秘密とは…。
そんなわけで、作者の他の作品と同様に、周囲と主人公のミスマッチの中から、主人公の成長を見いだしていくという作品になっている。そしてこの作品で進められるプロジェクトの背景にあるのは、現代日本に巣くう重大な病の治療だったのだ!
恋は戦争なんていうフレーズがあるけれど、真坂拳正は本気で拳の戦いだと思って、お嬢様との恋に挑むのです。
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ぱらぱらかいつまんで読んで、で、捨てた。
紙屋さん、印刷会社さん、製本所さん、出版社さん、ごめんなさい。
私には あわなかったんです。
ジャケ買いだったけど、今までメディアワークス文庫さんには裏切られたことなかったのに・・・・。
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面白いとは思ったけれど、好みではなかった。…うん、恋愛もの得意ではないよね、私……。素敵な空間で執事たちの入れてくれるお茶やお菓子を格安にいただける、貴族邸宅サロン。夢見心地な空間で、恋愛と紙一重な対応をしてくれる、執事。
うん、面白かったんです……恋愛ものを求めていたわけではなかっただけで……。
福井であの状況なら東尋坊しかないよね。一度行ってみたい、東尋坊。
そして、腐女子は二次元にしか恋ができないわけじゃないのです。というか、二次元に恋をしていたら、楽しめなくなるじゃない!とか思いながら。むぐむ具。
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京の風情あふれる鴨川ぞいをそぞろ歩き。するとその貴族邸宅が見えてくるでしょう。あなたは優雅な四人の執事たちに迎え入れられるはずです。優しさにじむ笑みの遠矢、鋭利で奔放な晴、穏やかで優美な瑪瑙、静謐にして清冽な真。彼らはあなたとともに笑い、そして悲しんでくれます。ですが彼らにはお気を付けください。抑圧されたあなたを解き放ち、京の町へと誘うからです。まるで恋人のように。え?何に気を付けるのかですって?それは彼らが隠している大きな秘密に、です。
というのに惹かれて購入!
秘密ってなに?
と思ったらWW
国家執事ですかー。
でもシンデレラコンプレクスって本当にある言葉なんですね。
ちょっとびっくり。
話の中に出て来た我が侭なお嬢様はなんか自分と被ってしまいました。
あー昔こういう事したかもってww
話はまぁまぁ面白かったですが、ラストがちょっと納得いかないというかもうちょっと拳正と衣麻の仲が…
てのと漫画リュウセイで出会った初恋の女の子は衣麻かもと匂わせながら結局最後までその事にはふれず終わってしまったのが残念です。
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最後の九条と桜の話はよかった。
途中で投げ出さずによんだかいがあったかなと思えました。
しかしそれ以外が微妙。
特に三つ目の朱雀院の話が個人的には一番ないなーと。
オチが微妙すぎる。あれで本当に納得するの?と思わずにはいられませんでした。
あと、腐女子の定義が「二次元にしか恋できない人」になっているのが気に食わない。
腐女子って男同士の恋愛が好きな女子をさす言葉だったはず。いつのまに意味がかわってしまったのと思わずにいられません。
終わり方的に続編がでそうな終わりだったので、拳正と衣麻の関係は次に持ち越しするのかな。
そこの関係については気にはなりますが、多分続編でても買わないだろうなと思いました。
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あー、これ読んでたら寧ろ結婚する気なくなるんじゃ無いだろうか。私も夢見てたいお年頃。完全に発症してるね。
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舞台が京都である意味はどこにあるの?執事だからって成人男性があのしゃべり方って痛々しすぎない?とまず思った。
恋愛に対する世界観は面白かったですよ。女性の強さを軽んじ過ぎてて、最終的にはやられてんじゃん?な構成になってるのも良いかと。
恋愛各論は自分の心にぐさぐさ刺さるところもあったり。傷付きたくない…もんだよね。
うーん…執事萌えのフェティズム小説に寄りすぎてなければよかったのになぁ…
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2012年7月14日読了
1章の時点では、この物語がどういう話なのかサッパリだった。「恋愛モノかと思ったけどちょっと違うのか?」と疑いながら読んでいくと、2章で明かされる彼らの真実に納得。この設定はなかなか面白いと思う。
折角のバトラー・オブ・ザフォーも皆口調が一緒なので、個性が埋没しすぎてて検討つけるのが大変。せめて執事同士の会話は通常の喋り方でいいんじゃないだろうか。ぶっちゃけ鬱陶しく感じる個所もいくつかあった。勿体ない。
あと、京都である意味はあったのか?
とはいえ、今後この話がどんな風に転がっていくのかはちょっと興味がある。
シンデレラ・コンプレックスを抱える女性だけでなく、男性にも女性の気持ちがなんとなくわかる本になっているかもしれない。
あと、あとがきよんでイマイチ受け入れがたい違和感の正体がわかった。少し押し付けがましいとこがあるんだな、きっと。あとがきがまんまそんな感じなんだよね。
最後に、腐女子という言葉の使い方が間違ってた。
近頃は幅広く使われてしまうようになったこの言葉。間違って認識している人が多いけど、著者もどうやらそのようだ。ただ2次元に恋するだけじゃ腐女子とは言えないということだけ、言っておこう。
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設定はなかなか面白かった。撒き餌につられて読むと、胸が痛くなります。シンデレラシンドロームか。
ただタイトルに鴨川やら京都っぽさを出してるわりに京都である必然性がまるでないのが残念。もりみーが売れてるから京都?って思ってしまいます。
続編がきっとでるとはおもうのですが、話が終わってないというか、盛り上がりに欠けているというか…一冊としてのまとまりをもっと目指したほうがよかったと思います。
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まず、表紙に惹かれて(この時点で発刊元の思う壺)手にとって、パラパラやったら
「あらっ、執事喫茶モノ?」
ということで、即買い。
ああ、性(サガ)だわ……。
で。
「さあ、いったいどういう執事喫茶なのよ、ええ? ちょっとやそっとの設定じゃあ、このあたくしは満足しなくってよ?」
相当な上から目線で読み始めたんですけども。
いやー、フツーに面白くて一気に読み終えてしまった。
わたしの知ってる『執事喫茶』のコンセプトを遥かに凌駕する店舗構成と執事たちのイケメン度合い及び物腰・知識・マナー・心配りなどなどが現実離れし過ぎてはいるものの、もともと『執事喫茶』の存在自体が非現実なわけだから、そういう部分はすぐ気にならなくなる。
むしろ、物語の進行に従い、この妙な『貴族邸宅サロン・アイディールプリンス』の持っている裏の顔(秘密)っていったい……?? のほうが気になってきて、下世話で陳腐な想像を抱きながらも読み進めると、その答えがまさに“国家プロジェクト”。
おもわず
「んなアホな!」
である。
しかし、そのくらいの設定でなければこういう店舗の存在理由は、たとえフィクションの世界でもあり得ないだろうなぁ、とすぐ納得する。
そうなってくると、このへんがわたしの悪い癖なのだが、本書の作者・範乃秋晴(はんのしゅうせい)とは男性なのか女性なのか、が気になってきた。
とりあえずわたしが自力で調べただけでは判明しなかったのであるが、あんだけ鬱陶しい女性キャラを書けるのだから、女性ではないか、と推察。
いや、女性であって欲しいという希望が入ってるかも(だって男性がこの設定考えて、げんなりする女性キャラ書いたらムカつく)。
ま、そのへんはどうでもいいので横に置いておくとして。
本書はライト・ノベルにカテゴライズされるであろうが、なかなか奥が深い部分を持っている。
なにしろ基本が“国家プロジェクト”。
そこにはこの国が、もっと真剣に検討しなければいけいなのではないの? という社会問題への提唱があるわけで、加えて現代の若い男女の自己愛が強すぎるゆえ発生する各種の問題への警告に近いものまで、含まれているのだ。
要するに執事モノ+武闘モノ+ラブコメ+社会モノというごった煮状態であるが、読むにはまったく差し支えない。
唯一気になるのは、京都が舞台なのに、登場人物の誰一人として京都弁で喋ることがない、ということか。
可能なら第二作希望。
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表紙買いでしたが、いろいろ勿体なと。まず京都である意味ないですよねー?恋愛ものとしても薄いし、執事萌えも薄いし。何が一番書きたかったのでしょうか?プロローグだけで一冊費やしてますよ?
見習いとお嬢様の関係も分かってるので、続編が出ても買わないな。
あと、腐女子の使い方間違えてます。文筆業なのですから、言葉は正しく使うべきでしょう。
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プロローグ感が否めない。
京都である意味も、執事である意味もいまいちわからなかった。
正直、微妙。
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大きなお屋敷のあちらこちらにいる、お嬢様と執事。
執事カフェの巨大番かと思いきや、まったく違うものでした。
単なる金がかかったカフェかと思いきや
思いもよらない落ち(?)に驚きです。
確かに人間色々な願望はあります。
言われて納得、な部分もあります。
これはあれですよね…男性がハーレムを夢見るのと一緒ですよね。
そんな都合のいい女はいません、みたいな。
金の出所が分かれば、これだけ派手に色々出来るのも
ものすごくよく分かります。
が、これ…もしかして続きものになる予定なのでしょうか?
さすがにそれはないですよね?
もう目標(?)が分かってますし。
それとも、初恋が分かるまで続けるつもりなのでしょうか?
……微妙、です。
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表紙買いした!
想像とは違う執事の役割と世界観に驚きつつ、
ファンタジーと解釈しながら読んだ。
私的には執事モノのコテコテ師従関係が苦手なのでコメディ調に
書かれているので、楽しめた。
イケメン執事さんの個性をもっと見てみたかったのが残念だけど、なんとなくシンデレラシンドロームに共感してしまった。
それを貶されるのを期待してしまった…(笑)
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舞台は京都。
そこには四人の完璧な執事がおり、
彼らの立ち振舞いに女性は釘付けになり、恋に落ちる。
しかし、そんな彼らには秘密があり…