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読割 50
紙の本
影法師 (講談社文庫)
著者 百田 尚樹 (著)
生涯の契りを誓った2人の少年。1人は異例の出世を果たし、1人は貧困のなかで朽ち果てた。国家老となった名倉彰蔵は、竹馬の友・磯貝彦四郎の不遇の死の真相を追うが…。単行本未収...
影法師 (講談社文庫)
影法師
05/02まで通常792円
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商品説明
生涯の契りを誓った2人の少年。1人は異例の出世を果たし、1人は貧困のなかで朽ち果てた。国家老となった名倉彰蔵は、竹馬の友・磯貝彦四郎の不遇の死の真相を追うが…。単行本未収録の「終章」を袋とじで収録。〔2010年刊の増補〕【「TRC MARC」の商品解説】
「どんなことがあっても貴女(おまえ)を護る」
友はなぜ不遇の死を遂げたのか。涙が止まらない、二人の絆、そして友情。
頭脳明晰で剣の達人。将来を嘱望された男がなぜ不遇の死を遂げたのか。下級武士から筆頭家老にまで上り詰めた勘一(かんいち)は竹馬の友、彦四郎(ひこしろう)の行方を追っていた。二人の運命を変えた二十年前の事件。確かな腕を持つ彼が「卑怯傷」を負った理由とは。その真相が男の生き様を映し出す。『永遠の0(ゼロ)』に連なる代表作。
「泣くな」父が討たれた日、初めて出会った少年は言った。「まことの侍の子が泣くな」
勉学でも剣の腕でも敵わない。誰よりも優れていたはずの彼が迎えた最期は、予想もしないものだった。
単行本未収録、幻の「もう一つの結末」が巻末袋とじで登場!【商品解説】
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書店員レビュー
「永遠のゼロ」「ボックス!」の作者、百田尚樹さんの時代小説
ジュンク堂書店三宮店さん
「永遠のゼロ」「ボックス!」の作者、百田尚樹さんの時代小説です。内容は、小藩の下級武士、勘一(彰蔵の旧名)が中級武士、彦四郎と生涯の友情を誓い成長・出世していく物語です。その中で胸を打たれるのは、彦四郎の勘一に対する友情です。
なぜ剣術・学問ともに傑出した彦四郎が自分の生涯を犠牲にしたのか・それはひとえにある目的の為でした。真の友情とは何なのか。人はそこまで自分を犠牲にすることができるのか。
そう考えさせられる素晴らしい作品だと思います。
文庫・新書 T.T
将来を期待されていた男は不遇の道を歩み...
ジュンク堂書店福岡店さん
将来を期待されていた男は不遇の道を歩み、
下士であった男は後に藩になくてはならぬ存在になった。
二人の武士の道を分けたものはなんだったのか。
読み終わったとき思わず嗚咽をもらしてしまいました。
こんなにもひとはまっすぐ生きられるものなのでしょうか。
みかえりなく、だれに知られることがなくても。
時代小説をふだん読まない、という人にも
ぜひ敬遠せずによんでほしい1冊です。
心がかきみだされてしかたがありません。
文庫担当 弥益
紙の本
ずばっと読めてぐっと感動
2012/12/22 08:42
15人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作者の代表作「永遠の0」を年間で購読した本の中で一番、と思ったのは一昨年の事だったか。果たして今年もこの年の瀬に来て、同じ作者のこの作品を、私が読んだ中では今年一番と推薦したい。
こういう本が読みたい、という人が多いのではなかろうか。友情、愛情、そして自身の一生と命を賭しての深い深い思い。お涙頂戴モノと言われる方もいるかもしれないが、やはりこういう物語は王道、ぐっと来てしまう。そしてさすがの百田尚樹さん、素晴らしい筆致で物語最初からズバズバとこちらの胸を打つ。久しく「感動」から遠ざかっている方に、ぜひお進めしたい。
江戸時代の芽島藩筆頭国家老、名倉彰蔵の元に一つの知らせが届く。それは竹馬の友だった、磯貝彦四郎の、不遇の死であった。そこから、彰蔵の幼少時代(勘一)の回顧とともに、物語は展開していく。
学術にも剣の腕にも、誰にも負けなかった天才彦四郎。中士の家に生まれながらも、下士の身分の自分にも気さくに付き合ってくれた。お互いを認め合ってからは、いつでも自分を助けてくれた。そう、自分を命がけで助けてくれた彦四郎。その彦四郎が、最後は身を落として不遇の死を遂げたという。それは一体、ナゼなのか。人生を投げ打ってでも、自分を助け続けてくれたのはナゼなのか。その真相が明らかになると、彰蔵は泣き崩れるのだった・・・。がしかし、物語の最後に「袋とじ」として、もう一つの真相が明らかになる。これがまた、切なく物語を締めくくる。
このような良作にこのような蛇足を付けるのは心苦しいが、テイストは浅田次郎氏の「壬生義士伝」に近いだろうか。あの作品に感動を覚えた方なら、またぜひ読みたいと思われていると思う。であるならぜひ本作を、お手に取られることをお勧めします。
紙の本
あっと言う間に読んだ!
2012/06/20 22:26
10人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽかぽか - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白くて2日で読み終えてしまった! 映画みたいに映像の浮かぶ描写にグイグイ引き込まれた。特に斬り合いの場面の迫力には息を飲むほどで。
舞台は関西方面の架空の藩。竹馬の友である下級武士の2人の幼少時から、青年となって途中で運命が分かれ互いの道を進み、やがて年老いるまでを、まるで自分が主人公になって生まれ、苦難を乗り越え成長し、一生を送ったような気分で読むことができた。読後はこの時代の農民、職人、下級武士それぞれの人々の心が乗り移ったような気持ちになる。もっとページが多くても良い、少し物足りなく感じるくらい面白かった!
文庫版だけについている最後の袋とじの結末もなかなか良かったですよ~。
紙の本
涙が止まりませんでした
2013/11/17 01:02
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後のほうは泣きながら読んでました。小説でこんなに泣いたのは初めてです。
男の友情と、彦四郎の人間力に感動しました。永遠の0の家族を思う気持ちや影法師の友を思う気持ちと行動が、見事に描かれていて、当分、百田ワールドにはまりそうです。若い男性にぜひ読んで欲しい一冊です。
紙の本
また泣いちゃった
2013/08/10 00:50
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いわだい - この投稿者のレビュー一覧を見る
永遠のゼロに続いて、また泣いてしまいました。
男の友情について、これ以上のものはありません。
最後に号泣でした。
テレビ向きの話なのでいずれドラマ化されると思いますがキャスティングが楽しみです。
紙の本
中高年男性には「どつぼ」であろう。
2013/05/24 12:53
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アカゴン - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸時代、身分の違う二人の少年が出会って、ともに成長し、
そして、身分の高かった少年(彦四朗)は不遇の死を迎えたのに対し、
身分の低かった少年(勘一)は国家老にまで登りつめた。
しかし、勘一が出世できたその背景には、実は彦四朗の友情があった。
彦四朗は、刎頚の友である勘一のために、自らの出世も、愛する女性も、全てを勘一に委ねた。
間違いなく、中高年男性(当然ながら私も含まれる)は絶賛するであろう。
女性はどうだろうか?女心がわからない私は知る由もない。
紙の本
私にとっては百田さんの最高傑作です
2017/12/23 19:58
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヤホー - この投稿者のレビュー一覧を見る
百田尚樹さんの本が好きで、どの本も世界観に引き込まれますが、中でも影法師は読み終わってから、ゆっくりと心に響く感動が続いています。結末の驚きと友情の素晴らしさに感涙!読みながらも、読み終えてからも、温かい気持ちに充たされます。読みやすく、人物像が豊かで、本当に素晴らしい作品と思います。
紙の本
深い!
2013/08/16 12:54
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tacque - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後まで引き込まれ、そして最後に答えが書かれてました。
こんな人生をあゆむことは当時の武士にあったのかは不明ですが、武士道のひとつとして私なりに咀嚼することができました。
今まで読んできた司馬遼太郎さんの世界とはまた違った武士道社会をしるとても面白い、大好きな作品となりました。
紙の本
友のため
2013/06/26 22:38
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:bkktomi - この投稿者のレビュー一覧を見る
淡々と時代劇を読み進み、ラストで感動・・・というような本でした。
この本を買って良かったです。
電子書籍
陰奉仕
2023/05/30 17:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:読彦 - この投稿者のレビュー一覧を見る
幼い頃から今日まで全くと言っていいほど読書をしてこなかった自分がほぼ一気に読み終わった一冊。
それほどまでに愉快な本でした。
百田さん初の時代小説とのことですが大変有意義な作品でした。
紙の本
感動!涙!
2019/08/13 15:17
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:本屋ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
あるテレビ番組でプロ野球読売ジャイアンツの原監督が、泣ける本!とこの本のことを語っており、ずっとそれが記憶に残っていて購入しました。勘一や彦四郎、みねの心の動きや葛藤、彼らを取り巻く人々の動きなど、切なく、感動的なもので、一気に読みでした。確かに泣ける!内容で、読んで良かったです。切なさ、爽やかさ、まっすぐ生きる人の姿勢等、色々と勉強になる読後感抜群の作品でした。今の時代に生まれて良かったとも、改めて思いました。
紙の本
男の友情物語
2017/06/11 20:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ルーク_ - この投稿者のレビュー一覧を見る
時は江戸時代、下士の家に生まれた勘一が筆頭国家老に抜擢されるまでに立身出世した背景には、彦四郎という一人の竹馬の友の存在があった。彼が才能を持っていながら不遇の死を遂げたことを知り、勘一は昔を懐かしみながら彦四郎の一生の「真実」に辿り着く...
彦四郎と勘一の深い友情を描いた作品。文章は時代小説といっても非常に易しい言葉で書かれていて、高校生の僕でも難なく読み通すことができました。現代とは全く違う生活、武士世界の中で揺れ動き徐々に成長していく青年の様子を見守るとともに、彦四郎という一人の男の友を想う姿に心打たれました。
終わりが近づくと徐々に明かされる真実を知り、その内容に男ながら泣いてしまいました。
時代小説はこれまであまり読んだことはありませんでしたが、また読みたいと思える素晴らしい1冊でした。
紙の本
題名の「影法師」の意味にも繋がる“謎”を終盤までしっかりと伏せながらも、それに関連する状況描写を中盤までしっかりと続けつつも飽きさせない表現力は流石でした
2016/11/21 11:16
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
題名の「影法師」の意味にも繋がる“謎”を終盤までしっかりと伏せながらも、それに関連する状況描写を中盤までしっかりと続けつつも飽きさせない表現力は流石でした。
前半は下士である主人公:戸田勘一が逆境の中で生きる強さを身につけていく姿と、身分の差に拘ることなくそれを見守る磯貝彦四郎を始めとする友人たちとの交流がメインであり、その中で、文武両道において藩内でも最高の才能を発揮する磯貝彦四郎の人間性が詳細に描かれる。さて、その磯貝彦四郎が何故不遇の境遇に陥らなければならなかったのかという大きな謎を隠したまま物語は中盤を過ぎ終盤へと進んでいく。終盤は突然時間の動きが早くなり、上意討ちを命じられた2人は勘一が2人を打ち取るが彦四郎は背中に「卑怯傷」を負ってしまう。ここから2人の運命は大きく変わり、彦四郎は勘一の「影法師」として生きることを決意するのであろう。日本古来の“滅私奉公”の思想ですね。話はうますぎと言ってしまえばそれまでだが、逆境にあっても努力し続けることの大切さ、それを支える友情物語として後味の良い時代劇である。
単なる偶然であろうか。つい一月ほど前に読んだ、363:藤沢周平『蝉しぐれ』(文春文庫、1991年7月10日、文藝春秋)の中で主人公:牧文四郎の剣の強敵が使う技が上段から打ち下ろした刀を反転させて胴に打ち込む技を『影法師』では主人公:戸田勘一(=名倉彰蔵)に僧侶・恵海が伝授する技と同じだったり、主人公がいずれも家禄を大幅に削減されたのち再起し、復帰後は郡奉行所務めとして領内をくまなく見て回るなど、似た設定が見られるが単なる偶然であろうか。なお、藤沢周平の「風の果て」のパクリ本・リメイク版との書評もある、との情報もある。
紙の本
男の友情を描く感動の物語
2016/01/19 09:02
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品には時代を超えた男の友情が克明に描かれています。主人公の勘一は、旧友であり、剣の達人であった彦四郎の行方を追います。彦四郎は、若きとき、勘一以上に武道に秀で、正義の味方として大きな人望を得ていました。しかし、ある時から「卑怯者」のレッテルを張られ、社会の表舞台から消えていきました。そして、不遇の死によってこの世を去ります。他方、勘一は昔からの努力と幸運で出世を果たします。しかし、彼の人生のあらゆる転換期において、彦四郎が支えてくれていたことを20年も経た頃になって知ることになります。読者は知らず知らずのうちに、彦四郎の共感するとともに、勘一との友情の深さに感動さされます。
紙の本
号泣必至
2015/07/20 18:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:poka - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作家の作品でもっともおすすめしたいものが影法師。結の部分で感情が堰を切ったように漏れ出してくる。
紙の本
感動しました
2015/02/02 00:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:arry - この投稿者のレビュー一覧を見る
真の情の深さを思い知らされる見ごたえのある作品でした
百田さんの本はジャンルが広く、それぞれが素晴らしいと思います
時代小説が苦手な方にも読んでいただきたい作品です