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これはおすすめ
2023/01/22 23:54
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投稿者:ちーかま - この投稿者のレビュー一覧を見る
20年以上も前に起きた幼女殺害事件。その娘の遊び仲間の子供たちが次々と殺される。犯人の狙いは報復?秀逸なサスペンスミステリーで、先の展開が読めずかなり楽しめた。
紙の本
推理作家として活躍された今邑彩氏の傑作ミステリーです!
2020/08/18 11:26
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『そして誰もいなくなる』、『七人の中にいる』、『少女Aの殺人』、『ルームメイト』などの話題作を次々に発表されてきた今邑彩(いまむら あや)氏の作品です。同書は、「こーとろ、ことろどの子をことろ」と、子とり鬼のわらべ歌と鬼女伝説が伝わる街・夜坂を舞台にした物語です。夫を亡くし、娘と20年ぶりに帰郷した千鶴は、幼なじみの娘が殺されたと聞かされます。その状況は、22年前に起きた事件とそっくりでした。その後、幼児が殺される事件が相次ぎます。鬼の正体はいったい誰なののでしょうか?続きは、ぜひ、同書をお読みください。
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怖いー!
正直、途中で犯人は分かるんだけど、人間のえぐさが恐ろしすぎる。
普通、この手の話は、美貌の主人公って愛され守られるはずなんだけど、心理的にここまで虐げられるのも珍しい。
周りから、疫病神扱いされ、子供とも分かり合えない。それどころか、グリムの原典版白雪姫の母のごとく、自分の足手まといでいつか、美貌を奪い取る娘を疎ましく思い出す。
相変わらず、リアル嫌な女を描くのがうまい。
惜しむらくは、もう一人のキーパーソンである高畑と千鶴子の交流をつっこんでかいてないので、余韻が少ないかな。
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本屋に行くと今邑さんの本を探すことが日課になっているので、見つけた時は嬉しかったなー!!もちろん即購入です。
今回はタイトルが古めかしくて、昭和な雰囲気かな?とワクワク。
出だしがどこかのドラマを見ているようでにやりとしてしまった。設定は古くて(古いいい過ぎ?笑)私好み。
ただ、あんまりぞくぞくする感じが無かったのが残念。犯人も途中で予想がついたし。子供が殺されるというのも心情的に気持ち良い殺人では無いな、と思う。推理に集中出来ないよね:(
最後のエピローグが今邑さんの醍醐味ですが、今回も「な~る」という感
じ。最後の最後できちんと話にオチをつけてくれるところはさすがです。
早く新作書いてくれーー
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個人的には星3.5といったところやも。
たしかホラーのジャンルで発売されていたと思うんですが、ホラーというなら三津田氏ばりのものをいうと思っているので、あたし的には別にホラーではなかった。。。
ミステリというほど細やかなトリックがあるわけでもなく
難しい内容や展開でもないので、通勤時の2日で読了。
なので、4時間もあればゆっくり読み終われるのではないかと。
最後最後のページの内容も、想像出来る範疇なので、特に驚きも無く。
ああ、なるほど。やっぱりね、といった感じかも。
うーん。名前買いしたので、期待が無駄にあがってしまったのが仇となったか・・・。
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なんとなく予想がつく展開だった。あとがきによれば「通りゃんせ殺人事件」の改題・加筆・訂正とのこと。作者が無粋なタイトルと書いているが今のタイトルもどうなんだろう?
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子とり鬼のわらべ歌と鬼女伝説が伝わる街に娘を連れ帰郷した千鶴は、幼馴染の娘が22年前に起きた殺人事件と似た手口で殺されたのを知る。その後次々と起こる幼児殺人事件。鬼の正体は一体誰なのか?
親としての辛さ、変わりゆく友人の気持ち。
鬼よりも人間が一番怖いと感じたお話です。
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辛い出来事が起こると、人は冷静な判断が出来なくなるんですね。
とても仲が良かった友人同士でも、その絆がもろく崩れてしまう。
誰が大切な命を奪ったのか。
犯人が捕まらない中で、みんなが疑心暗鬼になっている。
人を疑うのは怖い事だなぁって思いました。
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クラスメイトを読んで以来、私の中で注目の作家さんなのですが、この作品はいまひとつでした。
犯人は確かに意外でしたが、わっとびっくりするような展開もどんでん返しもなく物足りなかったです。
まだまだ読んでない作品が沢山あるので、期待します!
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人間自分が素直に直視できないような事がおこると…確かに現実逃避していきがちなのだろうな。と思わせる小説。
感情的になった時が
冷静な判断がくだせなくなるのは怖い事だなーと深くおもった作品。今まで築いてきたものは簡単になくなってしまう。(最近反省したような事があったので苦笑)
人を疑うと事は怖い事、また信じる心をなくしてしまったら心は荒廃していくのだなーと思った作品でした。
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ホラーとミステリーの融合が巧みで読みやすかった。ほんの少しだけ出てくる恋愛風が個人的には要らないきがします。
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ところどころ、う~ん・・・な点はありつつも、面白く読めました。
一番の元凶は、勝手なことをしたオッサンなのか・・・。
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初めての作家さん。
わらべ歌と子供を襲う鬼女に纏わるホラー小説。
ホラーと言うよりミステリー寄りかも。
とても読みやすく、ハイスピードで読み終えました。
面白かったのだけれど、やはり幼児が殺される設定が何とも苦手。。
モヤモヤしてしまう。
しかし、わらべ歌ってやたら怖いですよね??
歌詞といいメロディーといい、何だか不安な気持ちにさせられます。
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「子とり鬼」のわらべ歌と鬼女伝説が伝わる街・夜坂。夫を亡くし、娘と20年ぶりに帰郷した千鶴は、幼なじみの娘が殺されたと聞かされる。その状況は、22年前に起きた事件とそっくりだった。その後、幼児の殺害が相次ぎ…。。
途中で何となく犯人が推測できてしまうという、ミステリーでは残念な展開だった。とはいえスイスイ読ませてしまう作者の安定した筆力は相変わらず。今回もそうだが私の場合、他に読む本がないときに今邑彩は最適か。
(C)
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童歌や鬼女伝説等の不気味な雰囲気と、人の弱さや醜さといった負の要素が合わさって不安感を煽ります。仲が良かった幼馴染みが、事件の当事者になった途端、主人公に理不尽な怒りを向けてくる辺りは、人の心のあまりの変わりように怖くなりました。とは言うものの、果たして私が同じ立場ならばどうなるのでしょう。できることなら自分を見失うことなく生きていきたいものだと思いました。