たくらみは終わりなき獣の愛で （幻冬舎ルチル文庫）

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投稿者：bera　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

昔書籍で持っていたのですが、とても好きな話だったので電子書籍で買いなおしました。
書籍の当時からかなりの年月が過ぎているのですが、変わらず面白いです。

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投稿者：やじやじ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり

第一シリーズの最終巻です。
高沢が淡泊ながらも、
感情が寄っていく様子がなんだか気持ち持って行かれる作品です。
私（読者）も無意識の魔性に惹かれているのか？？

香港マフィアとの抗争は一回戦目が終わったですが、
琳君ともども今後絡んでくる予感しかないし、
西村も・・・終わってない風情がありありしている。
この残存感がもだもだしてしまう。
三宝さんと金子・金の関係とかも気になる状態で残したまま
なので。

淡白で情動が少ない高沢が
香港に乗り込んでいくところは男気が見えますし
それに伴って感情も育ってきているみたいで気になります。
それに気が付いて櫻内が嬉しそうなのは
ちょっともったいない気がしますが(笑)

早乙女は・・・いい感じに絡んでいるのですが
いかんせんビジュアルが・・・。
って思っていたら、普通の（？）格好をさせた早乙女の挿絵が
普通の人なので・・・ちょっと驚き（笑）
今後はせめてこの路線でいってほしい。
（挿絵のちんぴら姿は１０歳増しくらいだし）
でも、早乙女に対しての高沢の答えがふるってます。
早乙女は息の根をとめられなくて何よりです。
まあ、高沢は無意識の魔性持ちだから仕方ないかもしれないけれどね

これで復刊版（第一シリーズ）は終了です。
若干好みとは外れる思いつつ
軽快な調子に読み切ってしまったのと
（右肩あがり的に読まされていく感がありました）
ちょっと高沢の心の動きを見てみたいという興味とともに
まだ色々と中途半端なので
続編ちょっと読んでみようかと心が動いております。

☆3.5評価の4です。

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投稿者：なつゆき　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

あと一歩のところまで追い詰められ、あと一歩のところまで追い詰めたチャイニーズマフィアとの抗争も一応一息つける状態に
最初の二人の関係を考えれば「愛」を自覚し始めた高沢と櫻内は、ちょっと物騒なだけでイチャラブのバカップル状態だとは言えないだろうか
ちょっと物騒？ん、ちょっと？
だがそれより今回は三室と金子のふたりの関係が気になってしまった

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投稿者：すいかめろん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

カラー口絵・挿絵あり、あとがきあり。
２００４年～ムービック社よりノベルズで発刊されたシリーズの新装版です。
表題作＋挿絵の角田さんによるミニコミック（２ページ）＋新装版かきおろしＳＳ、という構成です。


***少しだけネタバレ***

一旦、大阪らは手を引いた香港マフィア・趙が予告通りついに東京に手を出してきた…！　
反撃の時を待ち浮足立つ配下を宥めていた櫻内だったが、そんな中、高沢に西村から会いたいと連絡が入る。元刑事の高沢の存在を疎んじていた幹部達は内通の可能性を疑い高沢を遠ざけるように櫻内に進言、彼が下した結論とは…。

ハリウッド映画並みのド派手な展開です。
んなムチャな！って思うところもあったのですが、これはＢＬですからそこは深くは追求せずおいて。
Ｌの面ではもうね、萌えました。あの高沢がすっかり振り回されちゃってるのですよ。
組長は組長で「俺の想いだけは疑うな」ですから…！

書き下ろしは、八木沼兄貴に高沢を自慢する櫻内の図（笑）

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投稿者：沢田　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

早乙女→受！
西村の執着と反比例して受からは西村への関心すらなくなってるのが悲しいです。
仮にも十年来の唯一の友なんだし、拳と拳でぶつかり合うなり、受に西村をなんとかして欲しかったな。
攻のために人を殺せるか、という一つの軸が好きだったので、だんだん攻の事しか頭になくなって、葛藤もなくヤクザに染まって行く受が残念です。