紙の本
慢心過信傲慢
2015/09/29 16:04
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
山星高校文研部顧問の後藤龍善の体を利用していた「ふうせんかずら」が撤退を宣言し、四ヶ月が過ぎた。辛いこともたくさんあったけれど、そのおかげもあって八重樫太一は稲葉姫子と、桐山唯は青木義文とつき合うことになり、永瀬伊織も自分の居場所を見つけることが出来た。後輩の円城寺紫乃や宇和千尋との距離も縮まり、良い感じになってきたと思っていた。
しかし、ある日、クラスメイトの栗原雪菜や大沢美咲から桐山唯は避けられるようになってしまい、文研部部員たちの記憶に突然、空白が生まれる現象が発生し始める。校内の雰囲気も急速に悪化し、藤島麻衣子ですら実力を認める生徒会長の香取譲二は、文研部が事態の中核にいると当たりをつけ、彼らを問い詰めてくる。
友人間の不仲に中山真理子や石川大輝、瀬戸内薫、渡瀬伸吾らも太一たちを問い詰め始めた頃、「二番目」が数学教師の平田涼子の体を借りて現れ、学校を巻き込んで起き始めた事態の原因が、文研部にあることを告げるのだった。
自分たちのせいで友人たちが奇妙な現象に囚われ始めたことに憤りを感じ、専門家気取りで介入してはみるものの、実は自分たちも流されるまま、何となく切り抜けていたゆえに何も有効な手段を持っていないと言うことを忘れていたため、かえって事態を悪化させてしまうという体たらく。過去の恨みに縛られて最も有効な手段を持っているはずの存在を味方につけることも出来ず、中途半端に引っかき回すことしか出来ない。
しかし、失敗して初めて、自分たちの基盤がどこにあるのかを思い知った部員たちは、やられっぱなしの状況に一矢報いるため、敵の敵は味方の精神で事態打開に乗り出すのだった。
合理的に考えるのを常とする稲葉姫子ならば、本来は多少の犠牲は許容して切り抜けるタイプの作戦を採用するはずなのだが、なぜか今回は完全に感情に流されて判断している気がする。太一に毒されたか?
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星、迷ったんですがやはり5つで!
完結編・上巻です。
上巻なのでまだ起承転結の起承なんですが、
この起承に、確信犯であろう悪い点と、素晴らしい点が
ありました。
悪い点は、前巻でも呆れていた
「何とかしてあげたい」をまた皆が考えていたところにでした。
そうそれも結局は「自分のため」だったのに、
同じ徹を踏みかけていたんですよね。
でも、逆に「自分のため」だからこそ色々な意味で
自分に返ってくる。
現象が起きたからでなく、彼等が彼等だから歩いた
「ランダム」が、最終巻で皆に返ってくると思います。
その「ランダム」に誰か1人でもいなくても、石が一つ
余分にあっても変わるのが歴史。
「強制終了」=絶対0にはならないハズなので、
どんな着地点か楽しみです。
もう1つの星5つは、これまで学校中心だった物語が
学校がいかに小さいフレームかを描いてるのも嬉しい。
逆に言えばそんな小さい学校は青少年の人生を左右する
かけがえのない場所とも言えますよね。
そして学校と日常は切り離せない。
学校の内側と、外側がどうなるかな?
おまけ:伊織たんのお母さんがむしろ唯たんのお母さんに見えます(笑)…
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私としては最後まで5人の中で誰が好きだとか自分てなんだろうとかそういうお話しで進んでも良かったなと思うんですが、ラノベ的には盛り上がる展開ですね。面白かった。下巻も楽しみ。
太一君と莉奈ちゃんの兄妹愛に涙…この兄妹推せる。
莉奈ちゃんがかわいすぎる!
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そうきたかー。
色々大変ですねぇ……。
人と人とが繋がり、心が繋がる。 世界が紡がれる。
家族は偉大だ。
いよいよ物語はクライマックスに突入。
平穏な日常を取り戻すことは出来るのか!?
決着をつけるために下巻へ続く。
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いよいよココロコネクト最終章。
いきなり話がでかくなった気がするが、文研部5人だけの記憶を消せばいいわけじゃないという理由には納得。そりゃ学校で関わりあう人間はたくさんいるわけで。
上巻ということで終始暗い感じだったが、最終巻どうなるか楽しみ!
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ラストエピソード開幕。最後らしくいろんな方々総出演ですな。ただまだ上巻ということもあってか引っ掻き回されるだけだった感。最後で光明が見え始めたメンバーの下巻での巻き返しに期待。
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文研部に襲いかかる、過去最大規模の現象。
それに振り回され、自らではどうしようもない状況に混乱する部員たち。
しかも今回は他の学生や家族までも巻き込まれ…。
しかし、そんな中で改めて認識する、仲間との絆。家族との絆。帰るべき場所。
ふうせんかずらたちとの決着へ向かう、最期の闘いの幕開けです。
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これまでと比べると事件の規模が圧倒的に大きく、状況も違い、敵だった人間(?)が味方っぽくなるなど、最終話らしい環境装置が用意されている。
読み応えはあったけど、これまでのシリーズ作品と比べるとちょっと牽引力が弱かったかも。自分のテンションの問題かもしれないけど。
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スケールをいきなり変えてしまったように感じた。
これまでのココロコネクトを期待して読み進めていったら、そこと実際とのズレを感じ、いまいちかなと。
というか正直何がいいたいのかわからなかった、という印象。
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ふうせんかずらによる最後の現象から4ヶ月。またしても異常が発生して……?というあらすじからは想像もしない、壮大な異常事態が多発。作者が劇場版スケールの話になると予告していた通りの力作だった。ふうせんかずらの謎や目的も明かされ、本当に最終章だと思うとさみしさも感じる。もっとテンポ良くてもいいかとは思うが、どうせ上下巻構成だし、いろいろ描写が多いのもまたココロコネクトらしいとは思う。伏線の張り方からして下巻のオチは予想がつくが、最終章らしい壮大にしてアツい展開に続きが待ち遠しい。"アレ"のアレをヒントにしようとする後輩達が有能で、下巻では宇和&円城寺コンビのその後の関係まで描いて欲しいと思った。
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2012 10/12読了。WonderGooで購入。
前巻で「ふうせんかずら」の一連の事件から解放されたかに思えた文研部・・・だったが、しかし、周りではおかしな事件が起こり、本人たちにも一瞬、記憶を失う不可解な現象が・・・。
ついに「現象」が5人以外にも起こり出し、さらに5人はすべての記憶を失いかねない危機的な状況に際して「ふうせんかずら」と共闘するに至り・・・とついにラストに向けて展開していく巻。
不可思議な事件に際して記憶を失う/ずっと敵だったと共闘する、という展開のどちらも王道っちゃあ王道なんだけど、相当強くなってた5人がこうまで弱るものかというのは・・・おおおー。
果たして5人は記憶を守り抜けるのか。
同時に周りの諸々も解決できるのか。次に大いに期待。
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ついにクライマックス。
相変わらず、文章はあれだけど何故か読みたくなる構成力という感じでしょうか。
規模が文研部の枠を外れて大きくなったおかげで、現象のわりにあまり緊迫感の無かった話にようやく緊迫感を得て、とてもいい感じになってると思いました。
とても面白かった。続きが気になります。
一つ気になったのは、記憶がなくなるだの無くならないだのの話を何度もしすぎ。
そのやりとり前にもやっただろと言うのがいくつか見られた。
最後に。あとがきを読みました。作者さん大分参ってる様子ですね。
おそらくアニメの騒動の性だと思いますが…
応援してます。あと一冊頑張って!
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話はいよいよクライマックスへ。
文研部なら山星高校に規模が拡大されて起こされる現象。
しかし文研部には起こらなかった。
いきなりスケールが変わった感じは否めない。
個人的には、ここまでしてどうしたいのかわからない。でも、どう最後を描くのかは気になる。
今までを通して、人としてのあり方を考えさせられるところはあると思う。
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ラストへ向けての序章。にしても、話がデカくなりすぎて、読んでいる方もついていけない感じでした。情報を詰め込んだ感じで、ちょっと流れるようには読めないところもあったり。さて、最終巻でどう締めていくのかな。いろいろ伏線ある感じだしなー。
これまでのシリーズを通して、ピンチの時、困ったときは必ず誰かが手を差し伸べてくれる、助けてくれる。これは、ただ困ったら助けてくれるのではなく、それまでいかに周囲に対して真摯にやってきたか、ということだと考えるのです。自分勝手な人には誰も手を差し出さないよ、やっぱり。そういう意味では、情けは人のためならず、というところなのかな。ま、そうはいっても家族、身内っていうのは無償の愛みたいなところもあるか、今回の巻は。
記録抹消、、、ドラえもんがのび太の記憶を消してしまう二次創作マンガを思い出しました。twitterか何かで回っていたヤツ。すっごい泣ける話だったなあ、確か。
消されたはずの記憶が、何かが引っかかって、そして思い出して・・・王道だな
いよいよ最終決戦?なんだか戦隊モノみたいな感じだけど、7人+1名が教室に並んでいる絵は。
さて、初回特典付きでした。本編で1年生2人と妹が既に顔見知りだったので、「いつそんなイベントあった?」と思ってたら、この特典ストーリーの中にそのイベントがありました。お得と言えばお得感?稲葉と妹の対決って、既にどこかでしてたんだ??いやーもうちょっと見ていたかったよ、バトル(笑)
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いよいよクライマックスを迎える最終章。 いつになくシリアスで重めなので読む時は気合いを入れてどうぞ。
件の『事件』はよく知らないのですが、その影響からなのか暗い雰囲気があります。 だいぶこたえているのがあとがきからも伝わりますし。
どうかあと下巻一冊できっちり締めくくっていただければと。 最後まで応援してます頑張って!