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2001年宇宙の旅 決定版 (ハヤカワ文庫 SF)
2001年宇宙の旅〔決定版〕
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紙の本
クラーク版『2001年宇宙の旅』
2001/07/27 05:06
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トリフィド - この投稿者のレビュー一覧を見る
知らぬもののいないSF映画の最高峰、スタンリー・キューブリック監督作品『2001年宇宙の旅』の小説版である。
SF者は必読であるのはもちろんのこと、映画を見て少しでも心に残るものがあった人も、ぜひ本書を手に取って戴きたい。
しかしこの本にあの不可解な映画の真相が記されているとは期待しない方がよい。映画がこの本に書かれていることに縛られていると考えるべきではないのだ。これはキューブリックの映画版『2001年宇宙の旅』の解説書ではない。あくまでもアーサー・C・クラーク版『2001年宇宙の旅』なのである。
オールドファンの中には、1977年に出された旧版(ハヤカワSF文庫の243番だ)を読んでしまったので、この「決定版」はチェックしていないという人もいるのではないだろうか。そういう人にもぜひこの本をおすすめする。
訳者の伊藤典夫氏は多大な思い入れを持ってこの本に取り組んでいるようで、まさに「決定版」、大変丁寧に作られた本である。
新たにつけられたクラークの新版序文 —15ページある— は、けっこう読みごたえがある。そして本文、時代に合わせて訳語をアップデートし、全面的に訳を見直したとのこと(新訳同然だそうだ)。さらに、「映画と小説のあいだで」と題する訳者あとがき —20ページある— も、大変に読みごたえがある。伊藤氏による映画版に関する考察が綴られており、いろいろと気づかされ、また考えさせられた。
というわけで、まだの人は早く読みましょう。
紙の本
映画とはかなり違う
2020/05/07 07:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のび太君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
クラークによる小説はモノリスやHALについての説明がされていて映画とはかなり違い、それが魅力となっている。
紙の本
2001年に読み返す本
2001/01/10 13:53
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:dakara - この投稿者のレビュー一覧を見る
2001年宇宙の旅といえば、知らない人はいないくらいの映画の傑作です。映画の初公開からかなりの年月が経ち、とうとう2001年を迎えてしまいました。
そんなときに、本屋でなんとなく買ってしまったのがこの本です。
この映画に関しては、賛否両論ありますが、小説のほうはなかなかおもしろく読むことができました。ディテールまでよく描いているな、というのが実感です。
2001年を迎えて、ここに出てくるテクノロジーのほとんどはまだ実現されていません。そのような批判的な読み方もあるでしょうが、わたしはあえて、本書を素直に読んでみたつもりです。そこには、古さを感じさせない含意があるような気がしました。
いつHALが出てくるかわかりませんから。
紙の本
モノリス
2013/08/18 11:39
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まゆげ - この投稿者のレビュー一覧を見る
1968年公開の同名映画のノベライズ版。
旧版を最初に読んだのが、中学生のころで難解と言われる映画の内容を何とか理解したくて読んだ。
映画で登場する数々の不可思議な映像は、何なのか?
特に、キーとなる存在がモノリス(石碑)である。
古代の類人猿の前に登場するモノリスは、2001年の月面にも登場する。
更に、人類がそのモノリスに接近したことを機に、モノリスが電波を発する。
電波の向かった方向(土星、映画の中では木星)に、米国が探索に向かわせた惑星間宇宙船ディスカバリー号のボウマン船長が、コンピュータHALの反乱に遭う。
様々な光の映像に囲まれながら船長がスペースポッドで避難した先の部屋?には、又、モノリスが登場。
ボウマン船長は、そのモノリスに導かれるように老人となり、更に赤ん坊に変化し、光り輝く繭の様なものに包まれて地球に戻るシーンで終わる。
映画の中では、セリフが非常に少なく、又、何の解説も無いためその不可思議さに対する疑問を解消したくてこの決定版も読んだ。
この決定版で語るクラークの決意、つまり人類科学技術の進歩への期待、小説への最先端科学知識・技術の反映の為に注ぐ熱意に、自らも勉学が必要と感化されたものだ。
紙の本
SFの金字塔
2020/07/23 16:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
キューブリックの映画でも名高いですが、原作の解釈は人それぞれですね。現実の世界のスピードが、物語を追い越していくようで恐ろしいです。