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紙の本
遠ざかる家 (小学館文庫)
著者 片山 恭一 (著)
歯科医・和也は、一人暮らしを続けている。実家の父親の看病を名目に妻は長期不在、大学生の二人の息子も家を出ている。三歳になる猫と気侭な生活を続けていたが、兄・靖彦がアルコー...
遠ざかる家 (小学館文庫)
遠ざかる家
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商品説明
歯科医・和也は、一人暮らしを続けている。実家の父親の看病を名目に妻は長期不在、大学生の二人の息子も家を出ている。三歳になる猫と気侭な生活を続けていたが、兄・靖彦がアルコール依存症のため緊急入院したことで、物語は動き出す。記憶の底に留まる、ゼラニウムを描いた一枚の油絵を発端に、幼少期の記憶を紐解いていく兄。やがて、その絵は、亡き父が描いたものであることへと逢着する。そして、ゼラニウムとともにその絵に描かれていた少女は、戦時中に五歳で亡くなった叔母であることがわかる。同じく五歳で亡くなった彼らの妹と同じ、明子という名の―。【「BOOK」データベースの商品解説】
1人暮らしの歯科医・和也。ゼラニウムを描いた1枚の油絵を発端に、幼少期の記憶を紐解いていくアルコール依存症の兄・靖彦。やがて、ゼラニウムと共に描かれていた少女は戦時中に5歳で亡くなった叔母であることがわかり…。〔2008年刊の加筆改稿〕【「TRC MARC」の商品解説】
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