投稿元:
レビューを見る
福原さんの講演を聞き、この本を手に取った。
福原さんは、海外経験が豊富で、金融の世界ではかなりの実績をお持ちであるそうだ。そんな方が、海外の文化、習慣、ビジネスなどを通じ、経験してきたこと、思うことを様々な事例から述べてくれている。
日本人との違いや、現実問題、日本人のどういうところが通用していなく、立場がどう変わって、何が足りず、どうしていけばよいかを、教育の観点から多く書いている。例えば、入試問題で、海外では答えのない問題、日本は答えがあり、その深さを追及してるだけというのが印象的だった。
「黄色い二重線のエリアに駐車したら死刑。すると、違反者はいなくなった。この法律は有効か。」
このような問題が出るらしい。マイケルサンデルの問いかけみたいだ。
私自身、今まで受けてきた教育で、知的好奇心が刺激された感じもしない。特に、自分とは何か、自分の意見とは何で、それはどういった考えからできてて~、とか相手にコミュニケーションするということをたくさんしてきた気がしない。それはやはり日本の教育が記憶力重視で(TVのクイズ番組なんかほとんどそれ)、さらに自分自身を知る、考えるための哲学教育を受けていなかったからかなぁと思った。
知識があるのももちろん大事だが、それをどう自分なりに咀嚼し、使っていくか、福原さんの講演、そしてこの本をきっかけに、考えようと思った。まずは、哲学を勉強しようと思う。
投稿元:
レビューを見る
世界における日本のプレゼンスがなくなっているということがいわれ続けて久しいですが、日々この本のタイトルのように、なぜ日本では世界を引っ張るリーダーが少ないのだろうと感じていた。
本書はその答えに繋がりそうなものを提供してくれた。日本人エリートの弱点は、正解にこだわること、問題を解くための理論や枠組みを知らないこと、多様性の中で他者と議論し、意見を交換しながら新しい価値を生み出す対話力をみにつけていないことの3点が主要な要因とのこと。
しかし、これは今からでも十分鍛えられるスキルであり、寧ろ日本は高い読み書きレベルがあるため、これにプラスαのエリート教育がこれからは求められるのである。
著者は既にそれをスクールという形で実施しており、名門校にも合格者がでているとのことだ。
読み書きレベルプラスα、既存の教育システムを新興国に輸出という提案は面白い。
とにかく東大という親の意識を変える必要があるし、その解決策の一つが、地域コミュニティを活性化させて大人が実際の社会で問題になっていることと学校教育を結びつけるような講義をしたり、議論する場を提供することだと思う。
「参考点」
・留学する意味は、多様性のある空間に身を置き、自らを世界のマイノリティだと認識することにある。
・私たちは、21世紀のテクノロジーを使って12世紀の教育を実現したいのです。(スタンフォード大関係者)
・本来あるべき教育の姿は、まずは学ぶための動機を刺激し、その刺激された動機にしたがって生徒自身が必要な知識を吸収していくというもの。
・人間は環境次第でいかようにも変われる。
・答えは一つじゃないと知り、理論と枠組みを身につけ、対話ができるようになるとリーダーが育つ
投稿元:
レビューを見る
僕のTwitterのタイムラインで話題になっていたので買った一冊。
著者自身がグローバル社会で揉まれてきた人物で、
現在は未来のグローバルリーダーを育成する立場にいるため、
言葉のひとつひとつに非常に説得力があり、
あっという間に読み終わった。
日本人が持っている「エリート」のイメージがそもそも
グローバル社会にあっていない。
世界の「エリート」の姿を学び、
これからの日本を考よう!
投稿元:
レビューを見る
よくあるビジネス書と少しだけ違うかな?と感じたのは、日本独自の視点も大切にしようね。っていうことの解決策を具体的に書いている点かなって思いました。
読み物としてもさらりと読めるので面白かったです。
投稿元:
レビューを見る
日本と海外の教育方法についての比較。海外での教育方法の雑多なレビューという感じ。結局のところ、結論は、「海外の教育方法を見習え」って事でしょうか。筆者オリジナルの考えは示されていないので、わざわざ読まなくてもいいと思う。
投稿元:
レビューを見る
東京でのファシ活委員会が終わり、東京駅前の丸善で、目に留まった本です。目次の「答えは一つじゃなくていい」「多様性を”対話力”で引き出せ」「『読み書き、そろばん』教育から脱却できるのか?」「ヒントはアジアにある『詰め込み式+αを開拓せよ』」に共感しました。
teatherは、faciltatorのマインドとスキルを身に付けると、これからのグローバルリーダーがどんどん育つ!と改めて思いました。
やっちょこ
投稿元:
レビューを見る
確かにそうだよねと思う事が多いな。
きっと自分を含めて海外で活躍する日本人(芸術や芸能、スポーツ等の文化面を別にして)が少ないのは、英語力の問題だけで無い。決まった答えの無いものを考える力、議論する力、創造する力、対話する力、リスク管理、実社会で通用する知識等を効果的に身に付ける学習機会がこれからの教育に必要だと思う。
しかし、今の自分を振り返るとぐさっと刺された感じ(^^;;
投稿元:
レビューを見る
インド躍進の秘訣は、
「ジュガード」という言葉。
ヒンズー語で、「今あるものを大切にして、そこから必要なものを創り出していく」という意味。
自分たちの強みは何かを冷静に分析する能力。
「答えは一つでは無いこと」。
「ファイブフォース」で分析。
「ブルーオーシャン戦略」で考える
投稿元:
レビューを見る
・外資系で評価されたポイント
-自分の意見が明確
-リスクを取るのを恐れない
-オリジナリティを発揮して、ゼロからビジネスを立ち上げ
・英語力はあくまでビジネスの実力・ポジション・経験とセットで語られるべき
・学びの柱
-答えは1つではない
-論理と枠組みを学ぶこと
-対話力を磨くこと
・フレンドリーな上司は戦略、ダマされるな
・意思決定するものにとって危ないことは、うぬぼれて自分自身を客観視てきなくなること
・必要な力
-課題を自分でみつけること
-そこからオリジナルな考えを創造すること
-それを理論的に展開する力
-他人とそれを共有する力
-必要とあれば、周りを説得する力
投稿元:
レビューを見る
外資系企業で働く自分が感じる限界、ビジネスでの付き合いのある日本企業に感じる諦めの雰囲気、そのようなものが見事にシンクした一冊
投稿元:
レビューを見る
答えはひとつじゃないことを知ること
理論と枠組みを身につけること
(多様性をマネジメントするために)対話力を磨くこと
が必要である。
投稿元:
レビューを見る
日本の教育を欧米と比較すると、「記憶力偏重」「受動的」といった表現が他の本も含めよく指摘されているが本書も同様。グローバル化に対応した人材がこれからは今まで以上に必要になっていくのはわかりきっているのに、日本人は危機感が欠如しているのは否めない。自分自身で考えて、相手と議論する。幼い頃から、そのようにして鍛え上げられた海外エリートと渡り合っていくためにも、日本人はこのままではいけない。著者の危機感が伝わってきた。自分もよく考え、自分の想いを表現し相手と議論する。そういう訓練を今以上に積んでいきたいと思う。
投稿元:
レビューを見る
自分の意見が明確、リスクをとる覚悟ができている、オリジナリティと実行力
答えは1つじゃないと知ること、理論と枠組みを身に着けること、対話力を磨くこと。
ドコモが世界を制することができなかったのは多様性がなかったと言っているが、そうではないだろう。
世界が求めるコミュニケーション力とは、相手が理解できる文脈に置き換えること。
正しく世界を知る、世界について受け入れる学び、連帯する力、自分と同類でない人たちとも協力する
投稿元:
レビューを見る
14冊目。並行して読んでいるもう一冊の本と主張が真逆で考えることが多かったです。環境が変われば人間は変われるのか、環境を変えず人が勉強の方法を変えるのか。状況に応じて答えは違うのでしょう。
また、いまのまま仕事をしていていいのか不安になりました。この状況がいつまでも続くわけではないため、何かしなければと思っているのですが、何もしていません。何とかしなければ。
次は本文に出てきたバカロレアについて知りたくなってきました。
投稿元:
レビューを見る
実際に日本から海外び出て、仕事をしてきた著者が、そこで感じたの日本の教育と海外の教育を比較して、世界でも通用する働きかたを伝授
日本だけで生活していると当たり前のことが世界では通用しないし、だから世界で活躍できるエリートも育たない
穴埋めや記憶力だけでない世界の教育
自分の意見を持ち
リスクを恐れず
オリジナリティを持つ
答えはひとつではない
英語ができても相手に伝えつ対話力がなければ意味がない
留学は自分が世界のマイノリティと認識すること
それでも日本人は優秀だし、世界に流されず日本らしさを大事にしていくべきだと思う。
ただこういうグローバルな世界を感じて仕事していくことは大切に