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なかなかの良書。意識の高いとか仲間内で宣う学生を半ば呆れて陰から見ていた私には首が痛くなるくらい頷くことが多い話であった。他にも経歴詐称などの暴露話も裏側が知れてとても面白かった。
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途中の『日経ビジネスアソシエ』研究など、興味深い記述も多いのだけど、はっきり言って締めが最悪である。「お前たちは所詮は一般人に過ぎない!目を覚ませ!」という主張では、いくらなんでもその先に可能性を開くことはできないだろう。「意識が高い(笑)」と「意識が高い」を峻別するのであれば、真に「意識が高い」人間とはどうあるべきかということを少しくらいは示してもいいのではないか?そうでないと、単なる嘲笑にしかならない。
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読まなければよかったと後悔した本に
初めて出会いました。
Twitterを読んでいる限り、面白い方だし、
この本に対するツイートが熱心だったので、
読んでみました。
……駄本。
この人こそ、揶揄されるタイプの意識高い系なんじゃないのかと
読みながら思ってしまった。
とはいっても、
「変なこと言ってるけど、最後は納得できるのかも」
と期待しながら最後まで読み進めましたが、
204ページの言葉には、愕然とした。
びっくりしました。
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まあ、後半のデータは、少しだけ役立つかもしれない。
常見陽平という人を名前だけTwitter等でちょいちょい見かけていたが、何の人なのかは全く知らなかった。
今回、ちょいちょい話題になっていた本書を読んでみた。まあ、案の定、常見陽平氏が嫌いになった。以上。
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念のために一読してみた。この本では、著者自身の「思い」が全体を通じて力強く述べられている。ただ、最後の204頁の書式はさておき、意見の背景にあるデータの紹介が不十分なところがやや多い印象が残った。ただし、各論点自体はとても重要。
本書を読んで残念だった点は、著者のいうところの「意識高い系(笑)」(以下ここでは「A」とする。)に対する、「真に意識の高い人たち」(以下ここでは「B」とする。)のその特徴・具体的記述がほとんどないところだ。Aの生態を本書の大半で記述し、その行動をひとくくりに「病い」と一般化しながら、病いの治療方法や処方箋の説明が最後まで無かったのだ。ただ、著者自身197頁で、著者がいうところの「気持のいい主催者」が行うワールドカフェに参加し、「勉強会とは、自分にフィットしたものが大事なのだ。付き合い方ひとつである。」省みている。この点を生かして著者の視点で、Bが参加する勉強会の特徴や事例を紹介してほしかった。
手法としておもしろいと感じたことが一つある。『日経ビジネスアソシエ』という雑誌の第一特集の語句と号番号を抽出し、一覧表にしたものだ。流行と社会をの流れを追うのが目的。社会学では古典的伝統的かもしれいないが、同誌を題材にしたのは著者がはじめてかもしれない。さらになんらかの統計的分析があれば豊かな考察になったと思われる。
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「意識高い系」と「意識高い系(笑)」の違いを説明している。
今の仕事に直結しない(生かせない、生かそうとしない)自己啓発うんぬんや、人脈の教科書的なことやネットでの情報発信とかを「はあ~」って感じで書いている。
「今とは違う自分に変身できる」という幻想はダメ。
メディアの情報を鵜呑みにするのもダメ。 などなど
メディアに登場する人(=できるビジネスマン!)は本当に尖った人だけで実際にそうなれないことが多い。自分の平凡さをよく見なさいよってところがうんうんって感じだった。
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ここまで堂々と駄目だしできると楽しいんだろうな〜
ちなみに自己啓発本は、私もよく読みます!
意識高い系…素敵な存在ですね!
意識が高い…ではなく、意識高い系です!
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たしかに就職セミナーやOB訪問で「意識高い(笑)」学生さん多いです。名刺は当たり前(はっきり言って貰っても捨てるだけだからいらない)、学生団体を立ち上げた、著名人を呼んで勉強会を開催した、発展途上国言ってうんぬん、俺ってすげーだろってアピールされても。。。という学生さんが多いもんだから、OB訪問はなるべくお断りするようにしてます。会社員でももちろんいるが、もっと仕事に打ち込めばいいのにと思いつつ距離置いてます。佐々木俊尚さんのセミナーに通っている知人に、キュレーションの素晴らしさ=外の世界に目を向けるのが、これからの厳しい時代を生き抜くのに大事だよねって力説されたけど、記事読んで適当なコメントつけるだけで、生きていけるんだったら苦労しないし、目の前の仕事を一生懸命やったほうがいいよね。そんな微笑ましい人たちの解説本です。
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「意識の高い学生(笑)」は、何もしていない学生よりはマシだが、社会で勘違いしている人が多いようである。
確かに、「セルフブランディング」「SNS」でキャリアをひけらかしたり、背伸びしているのは痛いが、今の学生は本当に多いのか?
日経ビジネスアソシエが、少し揶揄されていたのは気になるが
自分の気になる特集を読むのは、悪いことなのか。
人に押し付けたりしなければ、自分磨きをすることはすばらしいことだと思う。
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タイトルを見た瞬間「これはw」と思って購入。著者によれば世の中には「意識高い人」と「意識高い人(笑)」がいる。後者は意識高いといわれていてもそのモチベーションを向ける方向を間違っている人だ。どんなふうに間違っているかは沢山の例が書かれているが、中には過去の自分を思い出させるものも、今の自分に近いかもしれないと思えるものもあった。意識高い人(笑)は自分のやっていることに確信を持って行動していることが多いと感じる。ここを間違えたまま大学を出てしまうと、訂正するのに数年かかるのではないかと僕は感じる。「意識高いね」と言われていい気になっている、なっていた大学生は悪いことは言わないのでぜひ読むといいと思う。
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「意識の高い学生(笑)」・「意識の高い人(笑)」について批判的な立場から書いている本。
これらの人々に感じる「空回り」感というのは、「(笑)」に象徴されるように、冷静に見ていると滑稽に見えるが、他方で、どうしようもない不安感からそういう行動に駆り立てられるのも分かる部分もある。
いずれにせよ、就職活動のキツさを表している社会現象のひとつなのかとも思う。
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『「キャリアアップ」のバカヤロー』(講談社+α新書)の姉妹編のような感じ。
「意識高い」が思想的な活動だとすると、「キャリアアップ」は実践的な活動と言えるかもしれない。
こういう人たちがいるのは把握しているけれど、楽しそうだし良いのではないか、とも思う。
パワーが高すぎて超回転している一方で、周囲との摩擦係数が低いのであまり外部に運動エネルギーとして伝わらず、ムダを発生していることが多いと思うけれど。
セルフブランディングについては、インターネットに限らず、本人が自分について情報発信している場合、都合の良いように切り取りやすい=記号化しやすいので、あまり真に受けないほうが良い。
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ネタ的には面白いし一気に読めるけど、読む人によって好き嫌いというか解釈が極端に分かれそうな本だろう。著者はそうなることをわざと狙ってやっているのかも知れない。
これを客観視して読める人が、実は「意識の高い」人なのかも。
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読む前から著者と同じ気持ちだった。
共感したいがために買って読んだ。
なかなか面とむかってうざってーよ!!とは言えないから読んでスッキリ!
意識高いことを周囲にアピールしながら生きてる人にはむっとくる内容だと思うから読まないほうがいい。
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次は僕ジムだあ。
平田だろの件は笑ってもうた。
意識高い系(笑)ってどことなくロスジェネ(笑)に似ているなあとも思ったりしたけど反転して意識高いに向かうしかなかったのかな。
まあイタいと思われない程度の自己プロデュースをできるほうがよいよね。
でも、この自分もそうだったりとか認識している書き方とかは極めてプロレス的な手法でもあるように感じられるのは常見さんの核にはそれが染み込んでいるからだろう。
だからこそ読んでいて心地いいのだ。