紙の本
上質のファンタジー
2015/08/22 15:11
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投稿者:なのこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりに新しく知った作家さんで文句なしにお勧めできる作品に出会えました。「黄金の川岸」は「坂の上の魔法使い」シリーズ全3巻の最終巻です。レンタルした後、すぐに紙の書籍で購入しました。BLの括りにしてしまうと読む人が限られるのがもったいないですね。世界観が好みで、登場人物も魅力的。とても読み応えのあるファンタジーでした。
電子書籍
シリーズ3
2022/08/28 19:16
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投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
良いラストでした。
ラベルが大人になっても、子供の頃の性格を持ってままなのが、微笑ましかったです。
ラベルが、本当に可愛い!!
ラベルが出てくるところを読んでいる時は、無意識に、笑顔になってました。
紙の本
広く読まれてほしい
2017/04/30 12:15
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投稿者:冬みかん - この投稿者のレビュー一覧を見る
完結編。深い愛情のあるお話だったので、BLと括らず広く読まれてほしい内容です。余談ですが、ラベルの使役が何気に可愛らしい。
電子書籍
泣けます
2016/02/13 22:33
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投稿者:リョウコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
全3巻の最終回です。
リー様と使役と王様との関係。
ラベルを想う気持ちに泣けてしまいます。少しずつ変わっていくリー様もステキです。
チビッ子、リー様が可愛い。
切ないけど優しさが溢れているステキなお話しです。
オマケ漫画が笑えます。
紙の本
シリーズその3
2013/04/05 14:52
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投稿者:はにーとーすと - この投稿者のレビュー一覧を見る
魔法使いが多く住む町ゲルの外れの荒れ山に、魔法使いのリーと弟子のラベルは住んでます。
リーのもとにずっと捜し続けていた元使役、リリドが見つかったとの報せがはいります。
リリドは王、カヌロスの亡骸とともにいると。
王の復活を目論むリリドの狙いはラベル。
リーとリリドの最終決戦が始まるのです。リーとラベルの運命は?!と、続きます。
タイトルの「黄金の川岸」、読み終わった後にあぁなるほどなーと、感慨深かったです。
リーが仕えたかつての王との決別へ、そしてこれから共に生きるラベルとの時間。
心も体も生まれ変わったリーにはこれから穏やかな時間が訪れるのだろうなぁ、
というきれいにまるーく落ち着くところに落ち着いたラストです。
リーが落ち着かないというリー本来の姿でぜひとも過ごしてほしいと思ってしまいます。
が、やっぱりリーはあのままなんだろうなぁ。だからこそリーなのでしょうが・・・
最後までなんでBL?と、問いたくなるようなファンタジー満載の物語。
登場人物たちの気持ちや立ち位置がとても丁寧に描かれてしました。
あの川岸に王を迎えにきた王妃が登場した時にはやられたなぁ、と思いましたよ。
捨て駒じゃなく、本当にキャラ一人一人を大切にされてる漫画家さんですね。
がっつりファンタジーの漫画が読みたい!と思っている方におススメしたい作品です。
ぜひ全三巻揃えてからお読みになってくださいね。
紙の本
黄金の川岸 別名三途の川
2016/12/21 22:45
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投稿者:ふじのき - この投稿者のレビュー一覧を見る
使徒はリーの分身。リーの願いの体現者。その使徒からラベルを守ろうと対決に向かうリー。一方でラベルは黄金の川岸で父である王と邂逅する。この親子の束の間の時間、リーと王との本当の決別が、懐かしく哀しく愛おしい。リーとの静かな生活と人と魔法使いとの橋渡しをする仕事、かつて王が望んだ願いをすべてラベルがかなえていく。そして書下ろしで、リーが書いた物語。小さな王子がお城で幸せに暮らしている物語。泣ける!
紙の本
ふしぎな話
2013/10/24 00:09
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投稿者:よしえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ちょっと変わった魔法使いの話です。
死んで生き返ることができればその回数分だけ魔法のレベルが上がるなど面白い設定もあります。
ちょっと切ないファンタジーが好きな方にはおすすめです。
紙の本
感動的なシーンの多い3巻目
2017/04/30 13:48
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投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
リーの脱皮シーンは貞子っぽくて怖かったw
でも成長した子供姿のリーは可愛いかったです。
タイトルにある黄金の川岸でのラベルと父王との再会シーンが感動的でした。
ずっとリーに想いを向けていた王が、妃のゾラとラベルにちゃんと愛情を持っていたことがわかり、それも感動。
リーの使役も敵ながらラベルを狙ったのが、王を慕うあまり復活させたかったからというのが切なかったです。
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やっぱりコミックスで読むと、雑誌で読むのとは違うなぁ…リーは王の魔法使いとして「人を愛してはならない」と命じられ、強い魔法使いで在る為に封印してしまっていた感情を、ラベルを育てる事で呼び起こしてたんだなぁ。かつてのリーの使役であるリリドは、人を愛する事を禁じられたリーの、封印された感情の化身であるからこそ、ラベルではなく王に命を与えたいと願っていたんだなぁ。愛する者、ラベルの為に「死ぬものか」と、死を恐れた事の無いリーが自分の胸に突き立てる杭…はあー、泣ける、『無二の王』も身が千切れんばかりの想いが描いてあったけど『黄金の川岸』も凄い。明治さんの作品に漂う、低体温でぎりぎりの瀬戸際に居ながら諦観してる感じ、好きだ…。その直後に、無事に戻ってこれたラベルが子供らしく安心してうえーんと泣く様が愛おしくてならん。
魔法使いであるリーが王を、王が魔法使いであるリーを人として愛したいと願った事から生まれた崩壊と再生の物語。これをBLと言うジャンルの範疇の中で納めてしまうのは勿体ない。一作品として、たくさんの人に読んで貰いたい。
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カナ子さんのふんわりとした可愛らしい絵柄の中に秘められた毒と仄暗い世界観が見事にマッチしたファンタジー大作堂々完結(T_T)
基本は王と魔法使い、魔法使いと弟子という主従であり男同士の関係でありながら、愛情表現もストイックなまでに抑えてありエロ描写も殆どありません。というか弟子の方はまだ子供でラスト立派な成人男性に成長するのですが、色気も無く相変わらず減らず口を叩くリーと微笑ましい生活を送っていて、ただそれだけなのに其処には確固たる愛情が存在するという感じがして止まないのです。
今まで可愛いだけだったラベルの成長、王を今だに愛し生かそうとする使役であるリーの分身、そして王を葬りその息子ラベルを育てる事を選ぶリー、それを認めリーに息子を託す王、それぞれの選択に涙します。
とてもシリアスで壮大な物語なのに、微笑ましいのは何と言ってもラベルの可愛いさ、あどけなさで仄暗いストーリーに光を与えています。BLの枠を遥かに超えている大作ですし、少しアレなシーンを除けば子供にも是非読ませたいファンタジーだと思います(笑)
それにしても寂しい…今表紙のラベルを見るとその成長ぶりが感慨深いです。大好きな作品で待ちに待った完結編で読み終わった時の満足感と寂寥感…是非何処かで番外などあればなぁ〜と思わずにいられない作品です。
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完結編。すごく感動して涙が止まらなくなってしまいました。
そうだったんだ…と納得しつつ、リーも王も、そしてリーの元使役も愛する者をせいいっぱい守ったんだなと感慨ひとしおになりました。
特に印象的だったのは、リーと元使役の関係です。もともと分身だから心も一緒だったはずなのになぜ対立するようになったのか、というところに心引かれます。
使役にはかつてのリー自身の願望、本音のすべてが託されていて、想いを遂げようとする強い意志があります。
ところがリー本人は少しずつ気持ちが変化していくんです。ラベルという守るべき者ができたからなんですよね。
愛する者を守るために、昔も今もリーは魔力で敵対するものを殺戮します。冷酷な一面を見せるのも、愛のため。使役も同様に愛のためラベルを襲ってきて恐ろしいです。残酷シーンもあるし、荒野に流れる黄金の川も強力な畏怖を感じさせます。
すごく殺伐としてしまいそうなのですが、そんな中ラベルのかわいらしさ無邪気さにものすごく救われます。
すごくいい子でまっすぐ育っている。リーは反面教師だったの?ほんとにラベルは愛され系。
ラベルがいるから、というのがリーの理由になってしまったのがわかり過ぎるほどわかります。
始まりは王と魔法使いの叶わない恋だったのに、それが発端となってさらに大きな愛へと進化しているところがすばらしいんですよね。
矮小な恋愛にとどまらないスケールの大きさに圧倒される事間違いなし。
プラトニックでもここまで強く愛することができるのだと教えられます。
Hシーン皆無なんですが、そんなのなくても萌え上がります。
この手のファンタジーは物語の決着のつけ方がまずいと全てがしらけてしまうものですが、期待を裏切らないエンディングが待っていました。最後の最後までドラマチックです。成長したラベルに、また涙が止まらなくなってしまいました。
完成された世界観がすばらしくて、すっかりハマってしまいました。もっともっとこの先の物語も読んでみたいです。頭の中が妄想でいっぱいになっています。
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あまりにもせつない2巻だったので、待ち望んでいました。
読み終わった直後は不完全燃焼感がありました。
何故なら、王とリーの再見があまりにもあっけなかったから。何か昔に対するコメントとか抱擁とかあっても…とBL読者としては思ってしまった。
しかし、よくよく考えてみれば、王の、自分がもしラベルになったら~の話の下りは、彼のもう一つの本音なのかと思えてきた。親になった彼はもちろんそんなことを望んじゃいない。でも、王の男の部分はリーとの生活を望む気持ちもある…
そうしたら、やっと対等になったな、という言葉もストンと腑に落ちました。
恋にひきずられるガキだった王と、ヒトならざるものだったリーが、ラベルという存在を通して、すなわち親になることで、人として対等になれたのか、と。
親の心とか、最後は奥さんと一緒に行っちゃったりだとか、それぞれ恋心より大事なものを見つけていきましたね。
皆、幸せなんだけれど、せつないお話でした。
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素晴らしいです…!
本編ラストのコマ、番外編ラストのページでふいに涙がぽろぽろと…
使役(リー)の王への執着、そしてラベルと過ごした後のリーの王への思い…
王のラベルへの息子を思う愛情、王のリーへの思い
成長したラベルのリーへの思い…それぞれの愛の形が切なくて、とても優しかった。
明治さん作品のなかで、個人的にかなり上位です。
BLの枠を完全に超えているけれど、これをBLレーベルで描けるって、色んな意味ですごいと思う。
レーベル的に、性描写が無いのはアリだと思うけど、これは恋の話ですらなかったと思う。愛のお話だった。
これで完結というのが寂しくもありますが、ずっと手元に置いて、何度でも読み返すと思います。
この作品を読めて、幸せです。本当に面白かった。
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ああ、よかったなあ、と思うけど、とてもとても切なくもありました。
リーとラベルがうんと仕合わせでありますように。
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どわぁぁ!感動した!間違いなく自分の【2013ベストテン上位】に食い込む事でしょう。師弟愛・親子愛・夫婦愛・恋情・友情・成長譚、それぞれが絶妙なバランスで何気に全部詰まってました。50歳(?w)になったラベルに、子供の頃のお茶目な面影があって嬉しい。とても素敵な物語に出会えて幸せな気分で一杯です。人に薦めたいシリーズ。