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アラだらけ君 1
アラだらけ君
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書店員レビュー
妙に癖になる漫画を読んだ…
文教堂 三軒茶屋店さん
妙に癖になる漫画を読んだ。
扶桑社から出ている、市橋俊介著「アラだらけ君 1」。
『「非モテ男子」大・図・鑑!』と大きく銘打たれたこの漫画は、非モテ男子を中心に、思わず笑ってしまうような男の生態を赤裸々に描いている。
「アラだらけ君」と、名前として呼称するとわかりにくいかも知れないが、要は読んで字の如く、いろんな面で粗(アラ)が異様に目立つ男性のこと。
真面目に生きているつもりなので、共感出来る部分などないはずなのだが、意外にも(そう思っているのは自分だけ?)共感してしまって「あるある」と笑ってしまった場面が結構あった。自分はなぜ女性にモテないんだろう?と毎分毎秒常に考えているような人はぜひ読んでほしい。
読んだからといってモテるようには絶対にならないが、ひとりぼっちなのは自分だけじゃないんだと、寂しさを埋めてくれる漫画ではある。
枕の下にそっと忍ばせて眠りにつけば、普通の人なら悪夢を見るとしても、非モテの人なら自分はこの世にひとりぼっちじゃないんだと安心して眠りにつくことが出来るだろう。
自分はいつでもモテ期絶好調だという人や、女性の方にももちろん読んでもらいたい。非モテの人間ってウザかったり、イタかったりするけど、実は見方を変えると可愛い存在なんだなということがわかるはず。
そして、それがわかったら、明日からと言わず今から非モテの人に優しく接してほしい。具体的には、例えば僕なら、パーティ会場で僕がひとりで孤高を気取っているように見えたら、それは話し相手がいないだけなので。どうかちょっとでいいので声をかけていただければ幸いです。
そんなわけで、モテのひとも、非モテの人も、学校の休憩時間や、職場の飲みの席などで「ウザい・イタい男達」の話をしてゲラゲラと盛り上がる感覚で読めるこの1冊。オススメです!
(評者:文教堂書店 三軒茶屋店 中川浩成)