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にせもの公主の後宮事情 1 君子は豹変するものです? (一迅社文庫アイリス)
著者 雨川 恵 (著)
国主の寵妃を母にもつ淑蓉は、新米宮女として奮闘中。「なりそこない公主」と揶揄されながらも、兄のように慕う王子・天黎に支えられ、慎ましい生活を送っていた。ところが、そんな彼...
にせもの公主の後宮事情 1 君子は豹変するものです? (一迅社文庫アイリス)
にせもの公主の後宮事情: 1 君子は豹変するものです?
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商品説明
国主の寵妃を母にもつ淑蓉は、新米宮女として奮闘中。「なりそこない公主」と揶揄されながらも、兄のように慕う王子・天黎に支えられ、慎ましい生活を送っていた。ところが、そんな彼女のもとに、失敗の許されない縁談が舞い込んだ!汚名返上とばかりに受け入れる決意をするけれど、天黎が大激怒!「絶対に―許すものか」と態度が激変して…!?『愛』に変貌はつきものです?爽やか王子(ときどき野獣)×純情宮女の中華風ラブ!【「BOOK」データベースの商品解説】
国王の寵妃を母にもつ新米宮女・淑蓉は、「なりそこない公主」と揶揄されながらも、兄のように慕う王子・天黎に支えられ、慎ましい生活を送っていた。そんな彼女に縁談が舞い込み、受け入れる決意をする。だが天黎が激怒し…。【「TRC MARC」の商品解説】
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健気で一生懸命なヒロインに好感
2014/10/16 02:57
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:レイローズ - この投稿者のレビュー一覧を見る
淑蓉は後宮で「にせもの公主」等と揶揄される存在だ。何故なら国主一族とは何の血縁関係も無い庶民の生まれであり、国主の寵を受け妃となった母の連れ子でありながら国主が後見となり後宮で育てられた、また美しく華やかな母とは正反対の凡庸な娘でもあったため蔑まされること日常茶飯事だった。そんな後宮暮らしで唯一淑蓉を優しく気遣ってくれたのは「義兄」第二王子天黎だけだった。淑蓉は「妹」でなくてはいけないのに日増しに天黎への想いを募らせていく。そんな折、国后から宮廷内の権力闘争から母を守る為に縁談を受けて欲しいと要請され----。
優しくて完璧な「兄」を演じていた天黎が、淑蓉の縁談話にブチ切れて本性を露わにするところからがこのお話が急加速で面白くなっていくところだと思います。
「兄」と「妹」と言う関係に捕らわれて一歩が踏み出せない、そんなもどかしさも楽しかったです。