紙の本
少し寂しい、悲しい、切ない内容の作品でした
2015/09/26 10:11
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投稿者:さと - この投稿者のレビュー一覧を見る
初、鏑木蓮さんの小説。
小説の帯と書店のPOPに書かれていた、涙腺崩壊というフレーズに惹かれて手に取りました。
二十歳の女性が、自宅アパートで殺害されていたことから始まるストーリー展開。
犯人は誰なのか?
どうしてこの人がこの様な態度をとり続けているのか?など・・・
読み進める事に気になる箇所が随時出てきて、本書を捲る手が止まりませんでした。
読了後は、涙腺崩壊まではしませんでしたが、悲しい話が元になっていたこともあり、少し寂しい、悲しい、切ない気持ちが続いておりました。
紙の本
結末が予知できた
2015/07/17 12:15
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投稿者:あーたんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
店頭に並んでいた文庫本とそのポップに目が向いて買ってみました。「美しすぎる結末」と書店評価がありましたが、それ程感動しませんでした。先が読める展開で、ラストが思った通りで驚かなかったです。
電子書籍
二十歳女
2022/01/25 12:20
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
悲しすぎるし、読んでいて苦しくなりました。こういう人っているなあ……というのが感想ですが……仕方ない、とはいえ……
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ホワイダニット(動機)に重点を置いたミステリ。
個人的にはやはりフーダニットやハウダニットよりも好きだと再認識。
アパートの一室で若い女性が殺害された。
被害者は働きながら、できる限りの節約をしつつ、
勉強して大学入学を目指す、今時珍しい苦学生だった。
しかし、そんな彼女の口座に時折まとまった額の入金が行われていたことや
中年男性が部屋に出入りしていたことが分かり、捜査は援助交際のもつれの
線で進められることに。
被害者の暮らしぶりやそこから汲み取られる性格から、どうしてもその線に
違和感を覚える目黒警部は相棒とともに別の観点から捜査をすることに。
目黒たち警察が辿り着いた真相とは!?
犯人や事件が起きるに至った経緯については
多分みんなすぐにあらかたの想像がつくだろうな。
あえてそんな風に語られているような気がする。
自分たちが気づいたことに登場人物たちが少しずつ迫っていく展開が
読者をやきもきさせながらも楽しませてくれる、そんな感じです。
それと、真相の一番深いところまで気づくのは難しいかな。
私も分かりませんでした。そして、ちょっとだけがっかり。
犯人の心理、イマイチ描ききれてないような気が。
あと、被害者の女性についてももっと詳しく語られるべきだったかな。
もっと言うなら、目黒たちの「単独行動」って他の刑事から
煙たがられるものなんじゃないかなー。
やけにすんなりと受け入れられていたことにも違和感を。
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ひとつの事件から関係者の過去を紐解くという大筋の中に、遺骨を巡る奇妙な出会い、複雑な人間関係があり、これが徐々に明るみになっていく展開は、なかなか目が離せないものでした。ミステリー的な要素も含んでおり、話の構成の巧みさにも驚かされます。事件を警部が追うという淡白なものではなく、様々な人情が描写されているのも特徴的な要素だと感じています。
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今時いるのか?と思うような苦学生が殺害された事件を追う刑事が主人公。科学的なアプローチではなく、被害者とその関係者の人間関係や人物像から犯人に迫るという手法なので、ミステリというよりも人間ドラマな感が強い作品。
事件の内容に関しては、被害者があまりにわびしく感じられ、対して犯人は事情があったとはいえとても自分勝手に感じられます。エピローグはちょっぴり暖かい雰囲気で〆られていますが、とてもやりきれない気持ちが残りました。
切なさたっぷりの事件とは裏腹に、一人暮らしを始める娘を心配する主人公と、彼女と仲良くなりつつある若い相棒の軽妙なやり取りがとても面白い。また、そのセリフのやり取りだけで人物の表情がわかる表現力も見事だと思います。
久々に映像化されたものを観てみたいと思いました。
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物語が走り出すのがちょと遅かったかな。
なんかこなれていない感じがして、引っ張ってくれなかったなあ。
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(以下ネタばれ)
被害者の父親が本当は戸籍上の人とは違うんだろうなぁ、というのは割と早い段階で予想はできたけど、加害者の代理ミュンヒハウゼン症候群にはびっくり。
人間の心理は複雑だとは思うけど、私の理解の範囲を超えていて、よくわからない分、あと動機に誤解も入ってて加害者が哀れに感じた。
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ホワイダニットに焦点を当てた作品。「なぜ事件が起こってしまったのか?」、事件関係者の背景や事情を探り真相に迫っていきます。色んな想いが交錯する深いストーリーで読み応えがありました。
ただ、重いストーリーなのに刑事二人のやり取りがやけに軽いのと、良いのか悪のかよく解らない終わり方が微妙でした。
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鏑木さんの作品は、どこかが違う。
人に向けた視線の温度が、あったかい。
この人の作品を読むのは「イーハトーブ探偵」からまだ2冊目だが、ミステリーが本来目指すべき着地点とは少し違うところへ向かっているみたいな感じがする。
賢治も目黒警部も、真実や真犯人を追っていることだけは間違いないのだが、そのこと自体が本当の目的を果たすための手段なのではないかと考えている。
犯罪に関わる過程で関係者の心に生まれてしまったひずみ。。人それぞれの闇や病いを取り除くところまで、彼らは追求し続けているようだ。
犯罪心理学とは異なる。犯罪の原因を心に求めているのではない。壊れた心、朽ちかけた心を元どおりにしようとしているのではないか。
救いのあるミステリー。そう感じ、信じている。
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真相はすぐに読めてしまうけど、その先にもうひとつの驚きがあった。
そこも描き方によってはもっと面白くなった気がするけど…。
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「涙腺崩壊」というコピーにつられて購入。確かに悲しい話ではあるけれど、涙腺崩壊というほどではなかった。愚かな行為が招いた悲劇というのは、必然性という点で少し弱い気がするのだ。どうしようもないような虚しい状況を描いて欲しいと思う。
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救いようのない哀しい話。どうしてそうなってしまったのか、そうならない方法はあったのか。やり切れなさが残る。
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久々に本を一気に1日で読んだ。
なぜ一気に読んだかというと、どうなるか気になってというより
自分の推理が当たっているのか確かめたかったから。
途中からあらすじが読めてしまう。
最後のオチは意外だったが、衝撃的な訳ではなかった。
さくっと読むのにはいい。
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2015/05/19読了
涙腺は決壊せず。期待外れだったな〜。
泣き所ってどこだったんだろ?
「一度の負けで絶望するやつは、一度勝っただけで、すべてに成功したとうぬぼれる人間と同種だ」