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理解したものは捨てていく。
情報は、理解してはじめて知識となる。
情報はノートの昇順で書き、理解したものは消す(捨てる)。
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【考え続ける】
あまり具体的に鍛え方は記述されていませんが、雰囲気はつかめます。
著者がいうわかったことはすべて捨てる。「捨てる」ここが特徴的ですね。
さんざん考えたあとに、すばらしいアイデアがひらめく、その瞬間、何とも言えない感動で鳥肌が立ちます。
わたしもささやかですが、経験があります。小学生の頃に、はさみ将棋というゲームが流行りました。わたしはそれにはまり、授業もうわの空で、はさみ将棋のことばかり考えていました。
一週間、考え続けました。一週間後の明け方、夢の中でわたしははさみ将棋をしていました。そして、ひらめいたのです。絶対に勝つ方法を!
その瞬間、目が覚めました。そこで夢であることに気づいたのですが、夢の内容は完全に覚えています。鳥肌が立ってきました。
その日、学校に行き休み時間にはさみ将棋をしました。もちろん、夢でひらめいた方法を使いました。連戦連勝!
さんざん考えたあとにひらめきがあったという経験は、このとき以来ありません。ひらめきが発生する前に、考えることをあきらめていることが原因でしょう。
次から次へと新しいことが発生するため、ひとつのことに集中できる状況がなくなりつつあることが悲しいです。
「ひとつのことを考え続ける」こんな楽しいことは他にないです。
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20130818 若い人は試してみる価値があると思う。歳の人は若手の育て方の参考になるかも。捨てるタイミングに関しては考えが別れるかも。
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自ら考え,創造する力を身につけるノウハウを
(1) 問題を見つける力 (2) 問題を解く力 (3) 諦めない人間力
にわけて具体的に書いてある.
こう書くと,ごく普通なのだけども,特徴的なのは解決のために情報収集をし,それを吟味して理解して,大事なところだけをメモに残し,その後はその情報を捨ててしまうことを推奨していること.これがかなり過激に思えるけれど,説得力はある.実際にやるかといわれると,ちょっと考えるが.
大学生には勉強のヒントになることが書かれて参考になるのではないか.
私のように年をとってくると,(3)が一番大変.これは体力と直結しているから.「あきらめないで考えられるよう体力をつけよう」というのも書いておいてほしい.
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タイトル通り,「考える力」に焦点を絞った本.
受験で得た「マニュアル力」を基盤に,「解く力」を磨いていく方法が述べられていた.
本書に書かれていたことをいくつか自分も取り入れてみようと思った.
高校,大学,大学院で優秀者が変わってくるというのは,確かにそうなのかもと納得...
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【目的】 社会において必要とされる「考える力」は後天的に身に付け、鍛えられるものとして、その方法を伝える。
【収穫】 考える力を身に付けていく中で、「捨てる」という行為が必要だということが理解でき、実行に移し始めることができた。
【概要】 本書では、物理学者である著者が自身の研究の中で深めてきた思索と学生への教育から、考える力とは何であるかを定義し、それを身に付けるための方法を伝える。
◆「考える力」の定義: 課題として与えられる知識やスキルを効率よく身に付けるための「マニュアル力」に対し、「考える力」とは、他の人が疑問に思わないような点でも考え抜いて、問題の本質を見極める力であり、その問題に対して独自の答えを編み出すための「創造する力」と表裏一体の能力である(本書では2つを「自ら考え、創造する力」として論じている)。この能力は大きく次の3つの力に分解できる。
1.「問題を見つける力」: 何が分からないかを明確にする力。換言すれば本質抽出力。「気になる」「おもしろそう」「どうしてだろう」といった問題の種の源を見つける。事実、答え、分からないことがわからないのいずれかに分類する。日々ひらめきなどをシンプルにメモする。事実とノウハウを峻別して情報を収集する。重要なのは、必要ない・理解した・解決した情報を捨てること。
2.「解く力」: 答えのない問題を解決に導く力。重要なプロセスモデルとしては「類型化→要素化→各要素の個別解決」。個別解決の段では「マニュアル力」が有効活用可能。一方で、「知ってるつもり」「わかってるつもり」を忘れて「本来どうあるべきか」を考えることも必要。キュリオシティ・ドリヴン(好奇心主導)で発想の視野を広げる。
3.「諦めない人間力」: 粘り強く考え抜き取り組み続ける力。すぐに認められる成果を出そうとしない。詰まったら一度スタート地点まで戻ってみる。成果が出ない時間はムダではなく自身の成長。何より好奇心を持つ。
【感想】 答えが出しにくい課題があるときに、自分自身の中でそれを深く考えきらずに後回しにしたり、誰かが解決してくれるだろうという諦めたりすることに気づき、それをどうすればいいのか考える中で本書を見つけた。結論から言えば、明確な答えではないが、ヒントとする上で心強いという印象。個人的に著者の語り口が押しつけがましくなく、すっと入ってくる心地よい感覚があり、できるならば大学での講義を聞いてみたいと感じた。
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・「創造力」を高める ← 柔軟思考(一見関係がないと思われる物事の間に深い関係を見い出したり、まったく違った分野の出来事をヒントにできたり) を身につける ← 「考える力」+「諦めない人間力」
・疑問を持つ習慣,自分の力を最大限発揮すれば解決できる問題を選択,1つのことを長く、深く考え続ける,分からない点の明確化,複雑な問題を「要素」に分解,あふれる情報から本質的でないものを捨象… ⇒ 目で見えている現象のなかから何が本質的なものかを見極める
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この本には、新しいことを創造するためのエッセンスが無駄なく詰まっています。
この中の幾通りもの考え方にとても感動を覚えました。
大きな価値に向かう勇気ももらえました。
自分はこの本をオススメします。
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社会の風潮もあり実用性・即効性のあるものを重要視してしまうが、必ずしもそういうものではない。最短ルートで向かう要領の良いやり方もひとつのやり方だが、回り道も決して無駄ではない(無駄にしてはいけない)という考えに励まされた。マニュアル力も大事だが、試行錯誤のなかで得る考える力が大事。
情報を競争率の激しい大衆集中型路線ではなく、独自の部門で自分の分野を切り開く方が勝率が高いという考えにもハッとさせられた。
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著者は物理学者ではあるが、「考える力」の鍛え方は普遍的なものであり、文系人にも参考になる。
如何に深く考えるための考え方、方法論はビジネスシーンでもヒントになりそう。
社会人にも役に立つことが多いと思うが、特に若い人にお奨め。
幾つか登場するアンシュタインの言葉も既に知れ渡っているものではあるが、改めて読み返すと頷けるものばかり。
考える力を得るために「諦めない人間力」の養成が一番大切なような気がする。
以下引用~
・「自ら考え、創造する力」は、大きく3つの力に分解することができます。
①問題を見つける力
②解く力
③諦めない人間力
・「対話」を重んじる雰囲気づくりは、参加者が問題意識を共有し、アイデアを引き出すうえでとても有効
「問題力を見つける力」を身につける極意は、人との対話、そして、自分との対話の積み重ねを通じて問題意識を煮詰めていくことなのです。
・「何が分からないのかを明確に意識する」という過程こそが、「問題を見つける力」の最も肝心な部分です。
・複雑な問題を「要素」に分解することができれば、それぞれの要素について解決可能なものから一つ一つ解決していくことが可能です。そして最後に残った要素(問題の核心)を見つけ、それに全力をあげて取り組むのです。
・ダーウインの進化論によれば、生き残るのは「強い種」ではありません。「最も知的な種」でもありません。日々変化する「環境に対応できた種」です。この考えからいけば、この小さな島国で、破壊と創造を何度も経験していた日本人は、適応能力が際立って高い民族に違いありません。
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良書。大変参考になった。
問題、課題を見つけること。
日頃から疑問を大切にする習慣をつけること。
話し合いはヒントになる。
類型化→要素化→各要素の個別解決。
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一番共感したことは「理解した情報を捨てること」。
これだけ情報がたくさんあると何について考えていく必要かわあるのか混乱してしまうので、この著者のように時折、情報内容を判別して自身の課題を見極めるように心がけようと思います。さっそく周りの書類や研究会資料を著者の理論で整理したらスッキリしました(o^^o)
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仕事でも研究でも、流行に乗ってついついそちらに流されることが多い。注目もされるし結果も出やすいので、優秀な人ほどそうなる傾向がある。しかし本当に何がしたいのか?を考えテーマを決めて取り組むことの大切さを説いている。
そしてこれから大切なことは「問題を見つける能力」であり、そのための考え方などは非常に勉強になった。
考える力は「マニュアル力」の基礎の上に成り立ち「創造する力」は「考える力」がなくては成立しない。考える力と創造する力は表裏一体の能力というのはよかった。
あえて周り道をする、「キュリオシティ・ドリブン(好奇心主導型)」と「ゴールオリエンテッド(目的志向型)」の行動の違いはとても納得した。
自ら考え想像する力
1.問題を見つける力
2.解く力
3.諦めない人間力
問題を見つける力
1.事実を知らない→答えの調べ方を考える
2.答えがわからない→自分の頭で考え始める
3.何がわからないかわからない→何がわからないかを明確にする
天才と呼ばれる人は例外なく情報収集と整理、理解を徹底的にやっている。
メモの書き方のコツ
1.自分の言葉で書く
2.自分なりの分析・解釈を加える
3.できるだけ短くシンプルに(箇条書きならなお良い)
4.情報源は全て捨てる
地図メソッドの活用法
1.テーマに関連ありそうな情報収集
2.情報にふるいをかける
3.1.と2.を繰り返す
4.情報地図の作成
5.本質の抽出
6.問題の選別
7.問題の解決
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著者のいう「考える力」とは、問題に気づき、何が分からないかを知り、諦めずに考え続け、オリジナルの解答に辿り着く創造力といえそうだ。
それは学究の世界では重要なことだと思うが、日常の社会生活のレベルではオリジナルの解決法を編み出すために諦めずに時間をかけて考え続ける必要もなければ、先駆者である他者の成果に勝つ必要もない。既存の答えがあるのならマニュアル的知識であっても、いま目の前にある課題を解決する力こそが重要だと感じる。
それでも知識を自分なりに咀嚼し、できあいの知識を手放すことによって自分なりの思考をはぐくむことは大切にしたい。
13-158
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【ひとことポイント】
考える力についての本
誰にも読んでほしくない。
大学生は全員読むべき、
考える力についての本。
<情報学部2年 S>
企画コーナー「成長する本棚」は(2Fカウンター前)にて展示中です。どうぞご覧下さい。
展示期間中の貸出利用は本学在学生および教職員に限られます。【展示期間:2013/11/26〜】
湘南OPAC : http://sopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1642628