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- カテゴリ:一般
- 発売日:2013/08/02
- 出版社: 講談社
- サイズ:21cm/525p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-06-377515-0
紙の本
水木しげる漫画大全集 054 貸本版河童の三平 下
著者 水木 しげる (著)
水木しげるの全時代の漫画作品を完全網羅した全集。054は、水木貸本漫画の金字塔「河童の三平」第5話〜第8話を収録。カラーイラストや、池澤春菜による解説も収載する。【「TR...
水木しげる漫画大全集 054 貸本版河童の三平 下
貸本版河童の三平 水木しげる漫画大全集(下)
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- 税込価格:297,880円(2,708pt)
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商品説明
水木しげるの全時代の漫画作品を完全網羅した全集。054は、水木貸本漫画の金字塔「河童の三平」第5話〜第8話を収録。カラーイラストや、池澤春菜による解説も収載する。【「TRC MARC」の商品解説】
<「水木しげる漫画大全集」とは?>
半世紀以上にも及ぶ漫画家生活初の集大成! 『水木しげる漫画大全集』第1期33巻刊行開始。「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」「河童の三平」などの代表作から、貸本時代、風刺、戦記など様々なジャンルに及ぶ水木しげるの漫画作品を完全網羅。
京極夏彦責任監修。
水木資本漫画の中でも圧倒的な人気を誇る、大名作「カッパの三平」の原点となる作品!美しく幻想的な絵、貸本ならではの絵画的な世界! しみじみと泣ける結末、水木ドラマの真骨頂!(上下巻の下巻) 『水木しげる漫画大全集』054(1961-1962)、第1期・第3回配本【商品解説】
目次
- ★収録作品
- <貸本版河童の三平>第五話「大根畠の珍事」、第六話「魔女花子の巻」、第七話「猫町奇談」、第八話「完結篇」
- ★資料編
- ★解説「水木さんはいつも軽々と境を超えていく」池澤春菜(エッセイスト・声優・女優)
- ★初出一覧
- ★付録「茂鐵新報」通巻1-6号
- ・今日の一言「これが百冊出る、と書け!」(水木しげる)
- ・水木しげるインタビュー「とにかく原稿料が安かった」
- (ほか)
著者紹介
水木 しげる
- 略歴
- 本名、武良茂。1922年(大正11年)生まれ。鳥取県西伯郡境町(現・境港市)で育つ。幼い頃から物語をつくる力に優れ、また天才的な画力を発揮。高等小学校在学中に個展を開き、新聞に絶賛される。しかし学業のほうは芳しくなく、一旦は上級学校への進学を断念するが画家になる夢は諦めず、仕事の傍ら塾や独習で画力を磨く。
やがて太平洋戦争の召集により、南方の激戦地に送られマラリヤと爆撃で左腕を失うが、九死に一生を得て帰還する。
戦後は様々な職業を経て、紙芝居作者、貸本漫画家となり、「別冊少年マガジン」に発表した『テレビくん』で講談社児童漫画賞(現・講談社漫画賞少年部門)を受賞。その後『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』『悪魔くん』とヒット作を続けて発表、日本を代表する国民的漫画家となる。
近年、夫人との暮らしぶりがNHKの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」で描かれ、爆発的なブームを巻き起こした。
紫綬褒章、旭日小受章、文化功労者の栄を得て、世界各国の漫画賞も受賞し、漫画史に名を刻む存在となった。
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2021/10/29 00:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:L療法 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本作品は、語りものである、紙芝居、講談、説教節など、古くから伝わるクリフハンガーで、魅力的なキャラクターが出入りし、幾つもの事件が、ほとんどきまぐれに連なりつつ、大団円に向かう。
当初の構想はよくわからないが、版元との金銭トラブルで打ち切ったようで、いささか唐突な幕切れを迎える。
水木作品としては少し異色ではないだろうか。
連続ものとして話を引っ張りつつ、非常にルーズなつながりは、紙芝居的なもので、(各話冒頭にあらすじ紹介がつく)雑誌連載とはちがったつくりである。
そしてのちの水木作品にたびたび登場する死神(解説にあるようにねずみ男とも近い)や、ねこ娘的な魔女、大胆なデザインのたぬきなど、キャラの存在感が非常に強い。
これらはもっと活躍する予定であったのだろう、謎が出されてもほったらかしなのは、打ち切ったのも一因だろうが、見せ場で繋ぐスタイルであることも関係している。
タイトルほど、河童が活躍しないなどと思っていたら、終盤、タイトルの意味が明かされるので、結末だけは予定通りであったと思われる。
喜怒哀楽の詰まった波瀾万丈の物語、もし、続いていたらと思わぬではない。
(別媒体発表版は未読)