紙の本
夢中になって読んだ
2014/06/29 03:25
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投稿者:musujiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
東京駅とそこで働く人々の物語。電車の中で読み始めたら夢中になって降りる駅を通り過ぎてた。大切な人を失っている主人公、それが自分と多少オーバーラップするためか、最初からずっと泣きそうな気分で読んでいた。駅員さんや駅で働く様々な人々の現実や感情には初めて思い知ったことも多くて、新鮮な驚きも多かった。一陣の風が通り抜けるようなラストがとても清清しく、救われた気分になれてよかった。
紙の本
続きを読んでみたい気もする
2013/09/30 20:34
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投稿者:BACO - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めて読んだ作者だが、読みやすく情景描写も丁寧で分かりやすかった。
東京駅に配属された新入社員の奮闘記であり、題材は面白いと思った。「和菓子のアン」に雰囲気が似ていたかな?
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東京駅の駅員としてスタートした若菜直を中心に一癖も二癖もある同期や 先輩駅員とのエピソードを綴るお仕事小説。飄々としていながらもそれぞれ一筋縄ではいかない悩みを抱えていて 生きることとは??と考えさせられる。しかし内容よりも東京駅での駅員の業務裏話的な側面で興味深い。 駅で自殺した人の対処の仕方などはリアルで衝撃的だった。鉄道オタクの話も未知の世界だけに面白かった。後半は妙に展開が上手く行き過ぎたように思ったが ラストはとても爽やかで前向きな直を応援したくなった。
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鉄に詳しくない自分読みなせるかな…と最初は少々不安だったのけど、読み始めたらもう、ぐぐぐぐっと引き付けられて。
昨日と同じ今日、今日と同じ明日、明日同じ…と毎日同じことが繰り返される、いや繰り返されなければならない場所、それが「駅」。
そんな「駅」で日々起こる、小さいけど悲しいできごとと、それを奇跡に変える「優しさ」。
いつもと同じ一日が少し輝く奇跡の物語になるのは、人の優しさと勇気があるから。そう、人がいてこその、奇跡。
読み終わって本を閉じたら、電車が、駅が今よりも少し好きになる、そんな一冊
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毎日何十万人もの人が行き交う東京駅。
そのなかで、駅員としてはたき、奇跡を起こしたいと願うなお。同期のテツオタ犬塚。教育係のヤンキー藤原さん。刺繍が得意なゆかりん。
何もかわらない日常のなかに何人もの人の思いが重なって出来上がる、奇跡。
傍観者にはなりたくない。
かわらない日常をつくりあげるのって、どんなに難しいことなのか伝わってくる作品。
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自分は駅員ではないけど駅中で働いてるので、なんとなく駅員さんの大変さは理解できた。東京の駅員さんの言い方がそっけなく感じるのは、こういうことが理由なんだなと思った。
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身近な駅員さんの心情が複雑に絡んだ作品。
淡々と主人公やまわりの登場人物の心情変化が書かれていて、驚くことやハラハラどきどきはないけど、
駅員さんや駅のことをしれた面白い作品。
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表紙の東京駅が素敵。そんな東京駅で働くさまざまな人達。
新入社員の若菜。彼女を中心に、鉄オタの同期や、元ヤンで怖い先輩、入社日から仲良く接してくれる先輩。
みんないろんな事情を抱え奔走してる。
東京駅は毎日100万人以上もの人たちが利用し、それぞれの人生を送る為の生活の1つになっている。
毎日無事に過ごせるように、駅員さんは定刻通りに電車を走らせないといけない。
その為に苦労の耐えない駅員さんに敬意を表します。
だから駆け込み乗車は絶対ダメよ。
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いったんページを開いたら一気に最後まで読んでしまった。そういうことは久しぶりでした。
人助けをするような正義感のある人だからといって、順風満帆な生活をしている人徳者というわけではないし、一見、トラブルの多い人だと見受けられるからといって、間違っているわけではない。
普段、正しいことや前向きなことをいっているからといって 思考も正しいというわけではない…
言葉にするのは難しいけど、作者の言いたいことって、こういうことなのかな?と感じました。
人を見る目を養わなくちゃいけないな、思いました。
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彼女の作品は初めて。新刊コーナーで表紙とタイトルに惹かれて借りた。
タイトル通り、駅が舞台。
いろいろなドラマがあって、
それぞれの想いが辛いけど、じょじょに解凍されたりして、
予想以上に面白かった。
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新米駅員奮闘記、な本。
新人の女性駅員が働く理由や目的を見つけて行く物語。登場するキャラクターはオーソドックスだが、誰もが利用する=心理的な距離の近い「駅」を描くという目的にマッチしているように思う。ちょっと女子的目線が強めな印象。+αでこれからの駅員のあり方ってかんじになっているが少々蛇足になっている。
姉が鉄道会社勤務なので、聞いていた話(人身事故とか)もあって楽しめた。
新宿紀伊国屋で購入。王様のブランチで特集されていたので買った。
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亡くなった弟の夢・駅員になった若菜直。
配属は東京駅。鉄オタの同期、元ヤンのおっかない先輩、季節ごとにメイクを変える同い年のデキル先輩たちと業務に奮闘する。
日々トラブルが起こったり、乗客も十人十色。酔っ払い、イベントに現れる撮り鉄、ストーカーに悩まされる女性客などなど。
直自身も入社前に東京駅で倒れ、その時に5人の乗客に助けられた過去を持つ。社員となってから、お世話になった人々に出会う。
話の筋というよりも、駅で働く人々のお仕事を勉強出来たという一冊。
人身事故の処理は駅員さんもやるなんて知らなかった。警察が来るまで現場保存する位だと思ってた。その描写は読んでいるだけで厳しかった。
ストーカー被害を受けている女性を逃がすために秘密の通路を進んでいく場面は、単純にワクワクしたな。本当にありそう。
時刻表通りに電車を運行する、何も起きない平穏な毎日を提供するのが我々の仕事だと伝えている。
私も電車移動が基本だし、色んな人が行き交う場所で、大小様々なトラブルを最小限に留めてくれている電車関係者に素直に感謝。
電車が遅れて怒鳴り散らすような乗客には決してなりません。
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一日に200万人が利用する駅、東京駅で5人の人々に助けられた若菜。駅員を夢見た弟の死をきっかけに東京駅の駅員となって、鉄オタの同僚や暴力的な上司とともに奮闘する。駅で起こるたくさんの奇跡とは。
素敵な話でした。
200万人も乗客がいるのに上手く行き過ぎな気もしますが。わら
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娘に教えてもらい読んだ本。
構成やストーリーも文章もまだまだこれから、極端に言えば稚拙とも言える内容の小説なのに、最終章では感動して胸が熱くなってしまった。
駅で働くということはこんな思いまでしなければならないのか(?)、鉄道とはこんな思いが詰まったものなのか、今までは考えたこともない話の連続だった。駅員についての今までの甘い考えを反省せざるを得なかった。
我が娘は東京駅の数駅先のターミナル駅で働く新人のJR職員…
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一気読み。
JR東日本の車掌さんや運転手さんや駅員さんはみんな優しくて、我が家の鉄分強めの息子たちはいつも憧れの眼差しで見つめているのですが、その業務は思っている以上に過酷なんだなぁと。。1分の遅れなんて気にしなくていいのに、と思いながらも、皆さんのプライドの結晶なんだな、とも感じました。これからも「いつもありがとう」の気持ちで電車に乗りたい。