紙の本
入間作品
2021/12/17 04:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆかの - この投稿者のレビュー一覧を見る
想像してたより、爽やかな雰囲気の内容のものが多くてちょっと残念でした。入間作品にはもっとぶっ飛んだものを求めているので。
みんなおかしい(ぼく含む)は結構よかったです、好きなタイプ。
猫が好きなので最後のも楽しかった、猫語が読みづらかったけど(苦笑)
紙の本
大学生の時読みました
2019/01/13 16:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:HIDETO - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回も流石入間さんという感じの作品でした。
個人的には最初の二つが本当に面白かったです。
二つで一つ、自分の片翼を探すことが大切で、大変で、切なくて、愛おしい。
ぼくも片方を探す旅に出ます!
投稿元:
レビューを見る
片思いがテーマの短編集。
正直微妙な話が多いけど、「静電気の季節」は少しよかった。片思いに次ぐテーマが瞳なんだと思う。巻頭2話続けて目と失う話だし、その後も「ひとみ」にこだわってます。長編とはまたちがった趣がありますが、やっぱり主人公のタイプは同じですね。
投稿元:
レビューを見る
瞳に関する短編集でどれも片想いな話です。
とはいえ、あっさりした青春な話ばかりでなくて「にゃんと素敵にゃ」を除くとそれなりに暗い展開が待ち合わせしている。特に「ひかりの消える朝」「みんなおかしい(ぼく含む)」あたりはちょいとぐろめなシーンもあったりするかもしれません。
# ひかりの消える朝
ひどく疲れている時に読んだせいでもあるけれども、どこまでいっても彼女の一番にはなれず、特別になれず、それでも特別だったけども、そんなどうしようもない現実が僕を突き刺していった。彼らはまだ子供だから物語はまだまだここから続いてくといいなと思うのでした。
# 静電気の季節
失なったものが大きいほど生きる世界が変わってしまう。それでも現実を見ようとする彼女に惹かれてしまうね。お互い片目を失ったもの同士彼女は同情だなんていうし、似たもの同士だからなんて言うのだけど、決してそんな理由ではなくて、出会った瞬間からはじまっていたんだと思いたい。良い話。
# みんなおかしい(ぼく含む)
若干ミステリ感な展開。強い想いというのは怖い。例え体の一部だとしても。
# 瞳のさがしもの
ぼくはこれがたぶん一番好きだ。いやでもこれは小さいときにフラグがたってるじゃねーか。振られるだけの人生で、上手いこと行きそうな流れなんて全部うそっぱちである。そんな人の話。
失明するかも、なんて現実をつきつけられて、その時点で上手いこといってれば違うかもしれないけど、恋愛ってところには大きな壁が見えてしまう。関係ないなんていうけど現実は厳しい。そりゃもともと厳しいからね。仕事なんてやってられないさ。
そうとはいえ希望は残ってる。そんなことをまだまだ思えているのです。
## にゃんと素敵にゃ
「な」が「にゃ」になっててときどき読みにくいのは仕様です。やっぱり最初の言葉は大きい。最初の素直な言葉はずっとずっと心に残る。だから、一途って素敵でややこしい。
投稿元:
レビューを見る
失くしたと思ってたけど出てきて良かった。
「静電気の季節」と「みんなおかしい(ぼく含む)」が好きかなー。痛い描写が多いのはちょっとあれだけども。まあ入間さんだしそこはしかたないか…。
「ひかりの消える朝」はその後でハッピーになれたので良かった。
投稿元:
レビューを見る
入間先生は個人的にはしっくりくる作品とこない作品のギャップがある作家で、この本は瞳を題材に入間ワールドを展開してて、なかにはいいなと思った話もあったが正直理解できなかった。雰囲気は今回も好きだと感じただけど改めて考えるとなんにもいえないです。
投稿元:
レビューを見る
短篇集ってちょっとCDアルバムに似ている。
収録順で雰囲気を異にする部分で。今作は収録数的にミニアルバムと言ったところか。
ダーク路線の入間節が炸裂している「ひかりの消える朝」は物凄く綺麗。
名作と言われつつ、今回の文庫化で初めて読んだ。
後ろ暗くて、でも物凄く綺麗。これを一発目に持ってくるのかと。
愚直にブレないという点で「静電気の季節」がやはり好き。
王道の入間人間作品。シングルカットするならこれ。
一曲目で雰囲気を作って、二曲目にキャッチーなのを持ってくる。CDと一緒。
合間にホラー調で重めな「みんなおかしい(ぼく含む)」を挟み、
ちょっと壮大過ぎるだろと思わないでもない表題曲「瞳のさがしもの」。
短篇という枠で収めるにはラストの邂逅が出来過ぎていて、でもそれでいいやと思わせられる。バラードの位置付け。
そのまま小奇麗に終わるのかと思いきや。
書き下ろしの「にゃんと素敵な」が最高だった。
まさかとこぶしくん(猫)に、今作最大のブレない主人公気質を見るとは思わなかった。泣いた。にゃいた。
彼の軽妙な語りとブレないらぶ、感動しつつも滑稽な展開に全部持って行かれた。
トータルして、シュール。
最後にこの書下ろしが収録されることで、濃い内容であるはずのアルバムがあっさりとした不思議な後味となったと思う。
投稿元:
レビューを見る
2013 9/30読了。Amazonで購入。
目と恋にまつわる短編を収録した、おおむねきれいめな入間人間。
とおもったけどやっぱあんまりきれいでもないところがきらいではない。
投稿元:
レビューを見る
短編集とは知らずに購入。
短編はあまり好きではないので
そんな理由で星は少なめ。
話も全体的に中途半端なイメージ。
もっと長く書いてくれれば良いのに…
と感じる作品もあった感じ。
1つ1つの作品は嫌いじゃない。
けど好きでもない。
投稿元:
レビューを見る
ほのぼのから狂気色まで揃った短編集。『瞳』に関する様々なお話が読める。
ただし、グロいという意味で痛々しい描写もあるので、注意されたし。
投稿元:
レビューを見る
眼球をテーマにしたものを集めた短編集。
中二くさいのがまた好きです。
最後の猫の話だけほのぼのしていて、あとはずれていたり狂っていたりしている話。
投稿元:
レビューを見る
なぜか自分が左目に大病を患っている最中に読んでしまい、自分まで失明しそうな気がしてとてつもなく怖かったです。でも次の話は救いがあるかも、次こそは救いがあるかも、とつい最後まで読みました。
特に「ひかりの消える朝」「みんなおかしい(ぼく含む)」はグロ過ぎ、怖かったです。
が、最後に救いがありました。「にゃんと素敵にゃ」可愛かったです。ほのぼのしました。もっとハッピーエンドであって欲しかったかな。
私は自分の飼い猫に猫語?(「な」を「にゃ」と言う)で話しかけることがよくあるので、皆様とは逆に、この話の猫語はまだまだ甘いと思いました。「にゃ」にし忘れた「な」を見つけては、気になって仕方なかったです。猫語に疎い皆様は読みづらかったのですね。私には皆様のレビューが新鮮でした。
投稿元:
レビューを見る
何とも不思議なテイストの本である(^ ^;
短編集で、基本的には「片目を失う」ことがテーマ。
テーマがテーマだけに、中々に血腥い描写も多く(^ ^;
登場人物の多くがケガをしてたり命を落としたり...
ストーリーや世界観につながりがあったり無かったり。
どこかで見たような殺し屋が登場したり(^ ^;
入間ファンには楽しめる仕掛けも隠れてる。
ストーリーやキャラクターは統一性が無いが、
それを一冊の本たらしめているのは、
登場人物達の「倒壊している様」かも知れない。
それを、思いっきりウエットな描写ですら
淡々と読ませてしまう独特の文体がつないでいく。
何とも不思議な、でも魅力ある一冊である。
投稿元:
レビューを見る
短編集でしたが、それぞれの雰囲気が素晴らしかったです。特に「ひかりの消える朝」の触れたら壊れてしまうような儚い文章は素敵でした。
(2013/11/09)
投稿元:
レビューを見る
「ひかりの消える朝」
二人で集めたパチンコ玉で交換した物は。
どんな事でも残りの時間を言葉に表した途端に、よりリアルに時間の流れを感じるようになるよな…。
一生消えぬうえ生活に支障が出るような怪我を負わせたというのに、あの両親の態度は良くないのでは。
「静電気の季節」
乗車していたバスが巻き込まれた事故で。
吊り橋効果なのだろうなと思うが、自分と鏡合わせの様な容姿をしていたら少し気にはなるかもしれないな。
見た目だけを好きになったわけで無くとも、付き合っていた人が突然変わってしまったら受け入れ難いかもな…。
「みんなおかしい(ぼく含む)」
鏡の中にしか現れない彼女。
彼女の正体はイマジナリーフレンドの類かと予想していたが、答えは予想の遥か上過ぎた…。
何をどうして彼は彼女を愛し始めてしまったのだろう。
「瞳のさがしもの」
長年探し続けていた旅の途中で。
思い入れがある記憶は、思っている以上に簡単に美化されるのかもしれないな。
スーツ姿の男性が四つん這いになって椅子になっている様子は、側から見たら相当危ない様な…。
「にゃんと素敵にゃ」
彼が想いを寄せる相手は。
好意を寄せる相手では無く、相手の身近な人から逆に想われるというのは意外と多そうだな。
言葉も通じず意思疎通が上手くいかない相手を想う事は、簡単にはいかないうえに凄くストレスが溜まりそうだな。