「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
優しいおとな (中公文庫)
著者 桐野 夏生 (著)
福祉システムが破綻した日本。スラム化したかつての繁華街“シブヤ”の野宿者・イオンは、闇を根城にする若者たちと出会い、アンダーグラウンドに足を踏み入れる。NGO「ストリート...
優しいおとな (中公文庫)
優しいおとな
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
福祉システムが破綻した日本。スラム化したかつての繁華街“シブヤ”の野宿者・イオンは、闇を根城にする若者たちと出会い、アンダーグラウンドに足を踏み入れる。NGO「ストリートチルドレンを助ける会」、女性ホームレス集団「マムズ」…彼の「優しいおとな」はどこにいるのか。桐野夏生が描く、希望なき世界のその先とは。【「BOOK」データベースの商品解説】
福祉システムが破綻した日本。スラム化したかつての繁華街“シブヤ”でしたたかに生き抜くホームレスの少年・イオンは、家族をもたず、信じることを知らない。イオンの孤独な魂はどこへ行くのか…。【「TRC MARC」の商品解説】
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
桐野夏生氏による希望なき世界のその先を描いた傑作です!
2020/08/18 09:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『顔に降りかかる雨』(江戸川乱歩賞)、『OUT』(日本推理作家協会賞)、『柔らかな頬』(直木賞)、『グロテスク』(泉鏡花文学賞)、『残虐記』(紫田錬三郎賞)、『魂萌え!』(婦人公論文芸賞)、『東京島』(谷崎潤一郎賞)、『女神記』(紫式部文学賞)といった数々の話題作・傑作を発表し続けておられる桐野夏生氏の作品です。同書は、福祉システムが破綻した日本を舞台としており、スラム化したかつての繁華街〈シブヤ〉の野宿者・イオンが、闇を根城にする若者たちと出会い、アンダーグラウンドに足を踏み入れるという物語です。NGO「ストリートチルドレンを助ける会」、女性ホームレス集団「マムズ」など、「優しいおとな」たちがその解決に手を差し伸べるのですが、この後、どうなっていくのでしょうか?続きには、ぜひ、同書をお読みください。桐野夏生氏の希望なき世界のその先を描いた傑作です!
紙の本
なんだか救われない
2020/02/24 15:25
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
荒廃した日本、スラム化した渋谷に住む、子どものホームレスのイオン。生きていくためには知恵を働かせ、人を信じず、状況をよんで動く。それに失敗したら堕ちていくだけ。なんだか救いのない話だ。
ラストでやや救われた思いになるが、よく考えれば全然救われていない。将来、こういう世界がこないとも限らない、そう思わせるリアルさがあった。
紙の本
桐野作品でこの感じは初めて
2013/10/23 16:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:m-mh- - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつも通り、衝撃的な展開でありながら冷静がバランスをとり読み進めていくことができる。やはり、桐野作品は内容が複雑なのにシンプルに感じる読みやすさがある。身近な環境ではない内容にもかかわらず、「人」が「生きる」ため「生活」するという共通点から細い線で作品とつながり、読み終える頃には身近にすら感じた。