狼憑きと夜の帝王 （Ｂ－ＰＲＩＮＣＥ文庫）

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投稿者：さぁーこ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ウォータービジネス界の美形帝王×狼憑きホスト。表紙イラストからしてキラキラ感満載だけど、心霊オカルトもののドロドロがいい具合に相殺されててバランスがいいですね☆受けと受けを守護する狼こと「狗神」の銀がそれぞれ重たい過去を背負い、一番近くにいるのに遠い存在である微妙な関係でありながらも、孤独と癒しをそれぞれ求めており、差し出された攻めの手を素直に取れない受けと素直に甘える銀の関係も面白い。物語的には、どうしてもページ数が足りない感があったので、是非シリーズなんかで読みたい作品。

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投稿者：なつゆき　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公のホストが恋愛に対して初心で真面目だし、ウオータービジネスの帝王も彼に対して真摯に対応しているので、おどろおどろしい狗神の作りからや呪い果ては怨霊まで登場するのを除けば普通の甘い恋愛小説だと感じた。ホストの背負った狗神との因縁や彼を種馬扱いしている一族との攻防など、少々物足りないと思わないでもないがこれはこれで軽く読めていいのではないだろうか、面白く読んだ。

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投稿者：ナイロンスカートさん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

狗神憑きだけど、なんか地に足着いた内容だった…いや、そんな事もないんだけど、なんというかハートフルな内容だったのでとても満足。

狗神は言葉で使役されないと力は使えない。
でも自分を思って可愛がってくれる人間の事は好きだし、自分の呪詛も分かっている。
狗神憑きは困っている人を助けたい思いやりのある人間だし、攻めは水商売界のドンなれど、ヤーさん顔負けの人だし、悪い事はしつつも大事な人を守りたいし、それに気付いた受けも、攻めがそういう思いなら知らないふりするし、なんかいい話だった。

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投稿者：海月　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ちょっとネタばれ気味になってしまいますが、完全な形での攻×受ではない、受にとっては「愛なし」に近いセックス描写があります。攻は全力で受をくどいているし自分の身を危険にさらしても受を助けたりするので、後半は確かに攻は受にぞっこんなのですが……前述のセックスがひっかかって、なぜ攻はいきなり受をくどき始めたんだろうとか、おいおいあそこから急にそんな惚れて口説き始めるのかよとか。気になっていまいち楽しみきれませんでした。
設定もお話も面白いので残念。

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投稿者：もさ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

『妓楼の軍人』で初めて作者様の作品を読んで、とてもよかったので試しに他のものも…と思ってこれを読んでみましたが、ちょっと読み応えに欠けました。
読み切りだから仕方ないけど、うまく纏まっているというより、設定に対してあっさりしすぎている感じ。の割にはエグいシーンもあって、微妙でした。
ファンタジーの設定としては、面白いんですが。攻めの心情描写も見えにくく、全体的に乗りきれない作品という印象。

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投稿者：沢田　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

狗神と狗神憑きの関係が、よくある単純な主従信頼とはちょっと違うところが面白く感じました。
それと受けが男の子らしい素っ気なさなんだけど、きちんと道理をわきまえていてよかったです。
最強の狗神でありながら、己の怒りと呪いに縛られ続ける銀の立場はすごく切ないですね。
みんなで末永くお幸せに、とすっきり読み終わりました。