詳細検索
注目のキーワード:
池井戸潤
百田尚樹
有川浩
アンと青春
ガソリン生活
精霊の守り人
真夜中のパン屋さん
幸せになる勇気
ONE PIECE
鬼灯の冷徹

経済ビジネス ポイント5倍(0601-05)

  1. hontoトップ
  2. ネットストア
  3. 経済・ビジネス
  4. 経済は世界史から学べ!

経済は世界史から学べ!

経済は世界史から学べ! 経済は世界史から学べ!
  • 取扱開始日:2013/11/22
  • 出版社:ダイヤモンド社
  • サイズ:19cm/239p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-478-02364-8

読割50

  • 国内送料無料

読割50とは?

紙書籍を購入すると同一の電子書籍が50%OFF!

読割50とは?

hontoネットストアおよび、丸善・ジュンク堂・文教堂の提携書店にて対象の紙書籍を購入すると、同一の電子書籍が紙書籍の購入から5年間、50%OFFで購入できるサービスです。

購入時点で電子書籍が未発売でも、紙書籍の購入時期にかかわらず、電子書籍の発売後5年間、50%OFFで購入できます。

読割50または読割50のアイコンがついている商品が対象です。
一部、対象外の出版社・商品があります。商品ページでアイコンの有無をご確認ください。

  • ご利用には、honto会員登録が必要です。
  • 書店店頭でのお買い物の際は、会計時にレジにてhontoカードをご提示ください。
  • hontoが提供するサービスで、販売価格の50%OFFを負担しています。

読割50について詳しくみる

経済は世界史から学べ!

茂木 誠 (著)

紙書籍

1,620 ポイント:15pt

発送可能日: 1~3日

欲しい本に追加する | 本棚に登録する

電子書籍

1,296(12pt) 経済は世界史から学べ!

紙書籍より:324円おトク

欲しい本に追加する | 本棚に登録する

商品説明

TPP問題は、180年前にも起こっていた。ドルが強くなったのは、世界大戦のおかげ…。経済をより深く理解するために、歴史からアプローチしやさしく解説した、「教養としての経済...続きを読む

このセットに含まれる商品

前に戻る

  • 対象はありません

次に進む

おすすめ商品

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前に戻る

  • 対象はありません

次に進む

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

商品説明

TPP問題は、180年前にも起こっていた。ドルが強くなったのは、世界大戦のおかげ…。経済をより深く理解するために、歴史からアプローチしやさしく解説した、「教養としての経済学」入門書。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

茂木 誠

略歴
〈茂木誠〉東京都出身。駿台予備学校世界史科講師。現代ニュースを歴史的な切り口から考察する『もぎせかブログ』を運営。著書に「センター試験世界史Bよく出る過去問トレーニング」など。

関連キーワード

ユーザーレビュー

全体の評価 4
4.0
評価内訳 全て(64件)
★★★★★(0件)
★★★★☆(0件)
★★★☆☆(0件)
★★☆☆☆(0件)
★☆☆☆☆(0件)

この商品に関するあなたの感想やご意見をお寄せください。 レビューを書く

並び順を変更する :
評価の高い順
役に立った順
投稿日の新しい順
評価の低い順

経済は世界史から学べ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2015/12/31 22:51

評価4 投稿者:ぽんず - この投稿者のレビュー一覧を見る

予備校の世界史講師の方が書かれた本です。
10刷ぐらいまでは誤植があるようです。
筆者のHPにその訂正が載っています。
内容は経済の話だとしても難解ではありません。
読みやすいと思います。経済を知る上で、世界史の側面から見てみるというのも良いと思います。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

ためになった

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2015/11/23 09:08

評価4 投稿者:かげまる - この投稿者のレビュー一覧を見る

判り易く書いてあり、読みやすいでした。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

評価4 投稿元:ブクログ

2014/10/21 00:30

駿台予備校の講師茂木誠先生が経済人向けに書いた経済・金融史の本です。正直、こういったビジネスパーソン向けの「歴史から学べ」みたいな本は、歴史的な事実・客観性より著者の思考・主観・教訓が優先されていて、あえて避けていました。ただ、この本は著者が世界史専門の予備校講師ということで、半信半疑ながらも手に取った次第です。
読み始めてすぐ、私の疑惑の目は払拭され、いい意味で裏切られ、読書に没入しました。この本は世界経済史・金融史について教科書の行間を埋める、今までバラバラだった知識がつながっていくような感覚と、今まで曖昧だった知識がまるでパズルが完成するかのように形作られていく感覚を覚えました。とくにアジア金融危機からアジアの通貨スワップについてこれほど分かりやすく書かれた本は寡聞にして知りません。ぜひとも世界史の先生方も手にして欲しいほんの1冊です。以下、内容をまとめるよりも興味を覚えた個所を抜き出す方が有益と考え、大事なところを書きとどめておきます。すごく大量となりますが、読んで損はないと確信します。

世界最初の紙幣は北宋の「交子」です。内陸の四川で発行されました。当時、中国で広く流通していたのは銅銭ですが、銅の産出が少ない四川では鉄銭を使用していました。しかし鉄銭は重く、高額の取引には向きません。そこで金融業者は商人から鉄銭を預かり、引換券として紙幣を発行したのです。北宋政府は商人からこの権利をとり上げ、交子を発行します。政府が保有する銅銭を準備金(担保)として、発行額には上限が定められました。(15頁)

(ヨーロッパの)中世の王たちは、戦争などの出費があれば、大商人から高利で融資を受け、踏み倒すこともしばしばでした。絶対主義の時代、国王が中央集権化を進め、通貨発行権も手中に収めます。最初に紙幣を発行したのはスウェーデン王国のカール10世で、民間のストックホルム銀行に紙幣を発行させました。しかし戦費を紙幣増刷で賄おうとしたため、インフレが発生し、ストックホルム銀行は数年で倒産。その反省から、スウェーデン議会は新たにリスク銀行を設立し、国王の恣意的な支配から独立した中央銀行を作ります。
イギリスでは、金細工師(ゴールド・スミス)が発行する金銀の預かり証が紙幣の起源とされます。名誉革命で即位した国王ウイリアム3世は、フランスとの植民地戦争による財政赤字に苦しみ、国債を引き受けさせるため、ロンドンの資本家グループにイングランド銀行の設立を許可しました。イングランド銀行が王から得たものは、紙幣ポンドの発行権と国債の利払いです。これはつまり、国の借金ともいえる国債を引き受けることが、中央銀行設立の動機だったことを意味します。イングランド銀行はずっと民間銀行として存続し、19世紀に唯一の発券銀行となりました。国有化されたのは第二次世界大戦後です。
以上のように、政府が直接、通貨発行権を握ってしまうと、紙幣の乱発によりインフレ尾w招きやすくなります。そこで、銀行に国債を引き受けさせ、代わりに通貨発行権を独占させたのです。この仕組みは、日本をはじめ、多くの国で適用されて、紙幣の供給量を増やしたい政府と、それに抵抗する中央銀行との駆け��きは、今も各国で続いています。(17~18頁)

(アメリカについて)南北戦争後のアメリカは、イギリスを抜いて世界最大の工業国となり、ロックフェラー、JPモルガンなどの新興財閥が巨大な力を持ちます。特にモルガン銀行の資金力は金融危機のたびにアメリカを救い、事実上の中央銀行のようになりました。その結果、金融資本は政府紙幣に反対し、彼らが保有する金と等価交換される兌換紙幣を発行するシステム(金本位制)の採用を要求しました。1907年の恐慌のあと、モルガン、ロックフェラーら金融資本が中央銀行の設立と出資について合意し、ウィルソン大統領の許可を得て発足したのがFRB(連邦準備制度理事会)です。FRBの執行機関である理事会のメンバーは大統領が指名しますが、全米12カ所に置かれた連邦準備銀行の出資者はすべて民間の金融機関です。これは今でも変わりません。株式の大半を日本政府が所有している日本銀行とは、かなり性格が違います。(21~22頁)

1万円札の原価は約20円。(28頁)

明治維新後、新政府は殖産興業・富国強兵を進めるため太政官札という政府紙幣を発行しますが、新政府の信用が低いため流通しません。大蔵次官だった大隈重信は、香港ドル銀貨をモデルに新たな銀貨「円」を発行し、1円=小判1両として旧貨幣や太政官札との交換を進めました。大熊は、リンカーンのナショナル・バンクをモデルに国立銀行を認可し、円の発行権を与えます。設立順に第一国立銀行、第二国立銀行・・・と、全部で153の国立銀行が設立されました。第一国立銀行の出資者は両替商の三井組です。後の三井グループです。(28~29頁)

鎖国前、世界の金・銀の交換比率は1対4でしたので、鎖国中の日本国内ではこのレートが維持されていました。ところが世界各地で銀山開発が進んだ結果、19世紀には金・銀の比率が1対16まで開いてしまいます。「銀の価値が4分の1になった」、逆にいえば、「金の価値が4倍になった」ということです。

ニクソンショックを機に、先進国は固定為替相場制(ブレトン=ウッズ体制)から変動為替相場制へ移行しましたが、実は発展途上国の多くは固定相場制を続けていたのです。発展途上国の多くは財政難なので、独自通貨を発行しても暴落の恐れがあります。だからドルとの固定相場制を維持することによって通貨を安定させ、インフレを防ぐとともに、外国からの投資を促進しようとしたのです。これをドル・ペッグ制といいます。
韓国・台湾・東南アジア諸国は、日・米からの投資を呼び込んで工業化を進めました。ニクソン・ショックとプラザ合意でドル安が急速に進展したことは、ドル・ペッグ制採用諸国の輸出産業への追い風となりました。特に韓国・台湾・香港・シンガポールの経済が急成長し、「4つの小龍」、あるいはアジアNIEs(新興工業経済地域)と呼ばれました。
しかし1990年代の後半、アメリカのクリントン政権はドル高政策に転じます。2期目に入ったクリントンが自動車などの産業界よりニューヨークの金融資本の意向に従うようになったためで、ゴールドマン・サックス会長のロバート=ルービンを財務長官に起用したのが象徴的です。彼らは海外に投資するため、弱いドルでは困るのです。この結果、1995年には1ドル79円まで進んだ円高ドル安が反転��、3年後には1ドル147円までドルが高騰しました。とばっちりを受けたのがドル・ペッグ制を敷いていたアジア諸国です。ドルの急騰とともに韓国のウォンもタイのバーツも急騰します。これらの国々の製品は、価格という最大の武器を失い、国際市場で日本製品との激しい競争にさらされます。円高不況ならぬウォン高不況、バーツ高不況が到来したのです。
変動相場制を採用した国ならば、貿易収支が悪化すれば通貨は下落し、そのことで国際競争力を回復します。アメリカがニクソン・ショックでドル安を容認したのはこれを狙ったわけです。しかし、アジア各国はドル・ペッグ制の成功体験にしがみつき、方向転換ができませんでした。
これに目をつけたのが国際金融資本―ヘッジファンドです。「ドル・ペッグ制は間もなく崩壊し、アジア諸国の通貨は暴落する。暴落する前に最高値で売り叩き、暴落後に買い占めれば利益が出るだろう」
1997年5月14日、タイの通貨バーツが暴落します。タイの中央銀行は威信をかけてドル・ペッグ制を守ろうとし、手持ちのドルを売ってバーツを買い支えます。しかし、ヘッジファンドの資金力は、タイのような小国の中央銀行の比ではありません。タイ中央銀行は手持ちのドルが底をつき、白旗を上げます。バーツの暴落は止まらず、1ドル24バーツから56バーツにまで転落。タイはドル・ペッグ制を放棄、変動相場制へ移行します。同時に株価も地価も暴落し、またIMFが緊急融資に入りますが、融資の条件に強制した緊縮財政策により、景気は一気に悪化。大量の失業者を出しました。
インドネシアでは通貨ルピアが暴落。30年続いたスハルト政権が崩壊するきっかけになりました。韓国のウォンも暴落し、IMF管理下に入ります。ドル・ペッグ制を維持できたのは、香港ドルだけでした。
危機のあと、タイのチェンマイで開かれたASEAN(東南アジア諸国連合)+3(日中韓)首脳会議では、加盟国が外貨を融通しあう通貨スワップ(チェンマイ・イニシアチブ)が実現しました。日本が多額のドルを保有していることもあり、これは事実上、日本銀行がアジア諸国の通貨の保証人になる仕組みです。(70~73頁)

(ヘッジファンドが円相場をつり上げようと円買いに走ると、財務省の谷垣財務大臣と日銀の溝口財務官により「日銀砲」と呼ばれる総額30兆円にのぼる円売りドル買いを行い円を防衛、アメリカの協力を取り付けるため買ったドルでアメリカの国債を購入すると)アメリカ政府は日本に米国債を売って得た資金で(イラク戦争の)軍事費を調達。さらに公共投資を行い、余剰資金は不動産バブルを引き起こします。低所得者向けの住宅ローン(サブプライムローン)が販売され、結局は返済不能の不良債権となって金融機関を圧迫します。(78頁)

(ナポレオンの大陸封鎖令について)イギリスの地主階級にとって、ナポレオン戦争は天の恵みでした。安くておいしいフランス産の穀物が入ってこなくなったからです。イギリス産穀物の価格はじりじりと高騰を続け、地主は大きな利益を得ました。
しかしナポレオンが敗北し、大陸封鎖令が解除されれば、穀物価格は一気に暴落するでしょう。このことを恐れた地主階級は、議会に働きかけて穀物法を制定させます(1815年)。穀物価格が一定水準を下回ったときには、穀物輸入を制限するという法律です。(96頁)

イギリスのマクドナルド内閣は、イギリス連邦諸国(自治領と植民地代表)をカナダに集め、連邦内の低関税と域外商品に対する200%の高関税を決定してしまいます。(107頁)

TPPにはISD条項、ラチェット条項が組み込まれる恐れがあります。
○ISD条項・・・外資がA国に投資し、A国の政策により損害をこうむった場合、世界銀行傘下の調停機関にA国を提訴、損害賠償を請求できる。審理は非公開で一審制。
○ラチェット条項・・・一度規制を緩和するとどんなことがあっても元に戻せない。
これらは米韓FTAやNAFTA(北米自由貿易協定)に組み込まれており、実際に韓国政府はアメリカの投資会社からISDで提訴されています。(127頁)

金融業者として活躍した民族として、フェニキア人、ソグド人、アルメニア人、ユダヤ人、客家がいます。いずれも、強大な異民族の支配を長く受けた少数民族です。そのため課税対象になりやすい固定資産(土地や建物)ではなく、持ち逃げできる金融資産(貴金属)を蓄え、これを異民族に貸して、利子をとることで利益を上げました。(132頁)

アルメニア人は、トルコ東部、黒海とカスピ海の間に住む少数民族です。古代アルメニア王国がローマとイラン(ササン朝ペルシア)によって分割支配されたあとも、アルメニアjんは独自の言語・宗教を保って商業民族として生き残ります。後に、イランと欧州諸国を結ぶ中継貿易で栄え、近代になるとロシアとオスマン帝国に分割支配されました。第一次世界大戦中、オスマン帝国内のアルメニア人は、イギリス・フランスの支援を受けて独立を図り、オスマン・トルコ軍との衝突で多くの犠牲者を出しました。
これについてトルコ側は「内戦による犠牲者である」という立場をとっていますが、アルメニア側はこれを「アルメニア人虐殺」と呼び、今もトルコ政府を非難しています。この論争に対し、フランス議会やアメリカ議会がトルコ非難決議を可決しています。つまり現在なお、西欧諸国やアメリカでは、アルメニア人が一定の政治力を持っており、無視できない存在であるということです。(132~133頁)

(預金通帳やキャッシュカードについて)その始まりはテンプル騎士団です。十字軍の時代、聖地エルサレムをイスラム教徒の襲撃から防衛し、キリスト教徒の巡礼者を保護する軍事組織として結成され、フランスの貴族が歴代の騎士団長を務め、西欧各国の王や貴族たちから土地を寄進されました。
治安の悪い時代ですから、エルサレムへの巡礼者は途中で盗賊に襲われることが多く、現金の持ち歩きは危険です。
そこで騎士団は巡礼者の旅費を預かって預かり証を発行し、預かり証を提示されれば現金を払い戻すシステムを確立しました。預金通帳やキャッシュカードの原型です。
その際、「預かり手数料」という形で利子をとったのです。やがて騎士団は莫大な資金を運用するようになり、フランス王室にも融資を行いました。国際金融機関のはしりです。
フランス王フィリップ4世はイギリスとの戦争で財政難に陥っていました。王はユダヤ人の財産を没収して国外追放したあと、テンプル騎士団員の全員逮捕と財産没収を命じます。「悪魔崇拝・同性愛」の罪状で拷問にかけて自白させ、騎士団長以下、火あぶりにするというめちゃくちゃな方法で騎士団を壊滅させ、その財産をフランスの国庫に移しました。(138~139頁)

ドイツのフランクフルトでは、ユダヤ人両替商のロスチャイルド家が各国の王や貴族への融資で台頭しました。初代マイヤーは危険の分散のため息子たちにロンドン・パリ・ナポリ・ウィーンの支店を任せます。ロンドン支店のネイサンは、ナポレオン戦争(ワーテルローの戦い)でフランス軍敗北の情報をいち早く入手、そしてフランス軍勝利のニセ情報を流して、イギリス国債を暴落させてから買い占め、欧州最大の金融資本として不動の地位を確立するのです。(140頁)

1920年代後半にはヨーロッパ経済が復興し、アメリカからの輸出はピークを超えていました。これに伴って企業は売れ残った商品の在庫を抱え、収益もマイナスに転じ、経済成長率は息切れしつつありました。つまり実体経済の不況はすでに始まっていたのに、何も知らない庶民が株式に手を出していたため、株価だけが異常な上昇を続けていたのです。まさにバブルです。
「ウォール街の靴磨きの少年が株の話をしているのを聞いて、これはヤバいと思った」と語ったのは投資家のジョゼフ・ケネディです。彼は暴落直前に株を売り逃げ、巨大な利益を得ました。彼はこの資金をある政治家に投資します。1932年に大統領選挙で当選したF・ローズヴェルトです。ジョゼフは功労者として政界入りし、駐英大使に抜擢されました。大統領になるというジョゼフの夢は、次男のジョン・F・ケネディに引き継がれます。(156頁)

バブル期の有効求人倍率2.8倍(1991年)、金融緩和前に1万3000円台だった日経平均株価が1989年には3万8000円台に上昇しました。これを見た日銀の三重野総裁は、金融引き締めに転じます。1989年末、日経平均株価は3万8915円(「産婆、食い殺す」)をピークに急落し、翌年には2万円を割りました。(161頁)

フランスの黄金時代を築いたルイ14世を支えたのが、財務総監コルベールです。(中略)コルベールは財務総監(財務大臣+経済産業大臣)に抜擢されます。毛織物商人出身の彼は毎朝5時起きして仕事に没頭し、その冷徹さから「大理石の人」と呼ばれました。北米にルイジアナ植民地を建設して輸出産業を育成し、勤労を美徳とする新教徒の金融・商工業者を保護します。(181~182頁)

(イギリスのフランスとの第2次百年戦争について)人口や軍事力ではフランスが圧倒的でした。しかし大陸国家のフランスは、周辺諸国との領土紛争を常に抱えており、植民地に大軍を送れません。イギリスはこの弱点を突きます。フランスが欧州大陸で戦争を起こすたびに、イギリス軍がフランス植民地を攻撃したのです。結果は圧倒的でした。4回戦ってイギリスが2勝2引き分け。最後のフレンチ・インディアン戦争で敗れたフランス軍は北米から撤退し、カナダとルイジアナをイギリスに割譲します。(185~186頁)

5代将軍・徳川綱吉の財務大臣(勘定奉行)に就任した荻原重秀が、財政再建に着手しました。
①直轄地の検地をやり直して、米の税収をアップさせる。
②金銀貨幣の改鋳を行い、金・銀の純度を下げて再発行する。
「金銀の採掘量が減っているのであれば、金銀の純度を下げた貨幣を発行すればよい」と荻原は考えました。それまでの慶長小判2枚分の金を溶かして元禄小判3枚を発行したのです。この差益で幕府が得た臨時収入は500万両に達し、財政は魔法のように回復しました。今の言葉でいえば、金融緩和です。
しかし、大量の元禄小判が市中に出まわったため、通貨価値が下がるインフレが発生します。貯金をしていると目減りしてしまうので、大商人たちは預金を取り崩して積極的な投資を行いました。この結果、「元禄バブル」といわれるような好景気になり、華やかな元禄文化が生まれました。(189頁)

ドイツは2度、死にかけました。第一次世界大戦後のハイパーインフレと、世界恐慌下のデフレです。この2度の危機を乗り切って、「財政の魔術師」といわれたのがシャハトです。(中略)恐慌はモノ余りのデフレ不況です。財政出動(税金や国債売却で得た資金を公共事業に投資すること)でデフレ脱却ができると考えたシャハトは、第1党となったナチスに接近します。ナチスは素人集団で、経済政策となると無策でした。
「彼ら(ナチス)は統治できない。私が彼らを使って統治する」
と豪語したシャハトは、ヒトラー政権の中央銀行総裁と経済相を兼ね、第1次4カ年計画を立てます。紙幣を増刷してアウトバーン(高速道路)などの公共事業と再軍備に投じ、国民の所得向上を約束しました。

ケインズ主義的な財政政策に対して激しい批判を開始したのは、シカゴ大学のミルトン=フリードマン教授を中心とする新自由主義者です。
「公共事業は税金の無駄。産業保護は民間活力を削ぐ。政府は貨幣量の調整だけを行え」
1980年代、レーガン大統領が新自由主義的な経済政策、レーガノミクスを開始。イギリスでも「鉄の女」サッチャー首相が国営企業民営化と、公務員削減を断行します。

評価3 投稿元:ブクログ

2014/07/24 23:41

駿台予備校世界史講師がお金、貿易、金融、財政について解説してある本。まったく経済音痴なわたしにとってところどころ図入りでとてもわかりやすかった。本の経済成長は、アメリカが固定相場制を用いて円安を維持したため。ドイツがユーロ導入を進めたのはマルク高を解消するため。 預金通帳はテンプル騎士団からはじまり、バブルのはじまりはオランダのチューリップと興味深い内容だった。

評価0 投稿元:ブクログ

2014/07/12 20:48

政府が直接、通貨発行権を握ってしまうと、紙幣の濫発によりインフレを招きやすくなる

ドルの発行 連邦準備理事会 FRB

リンカーン大統領 政府紙幣を発行 グリーンバック
新興財閥(ロックフェラー、JPモルガン) 金融危機のたびにアメリカを救い、事実上中央銀行のようになる
彼ら保有する金と等価交換される兌換紙幣を発行するシステム(金本位制)を採用を要求
FRBの発足 全米12箇所にある連邦準備銀行の出資者はすべて民間の金融機関

通貨発行権をめぐる政府と金融資本の綱引きは1960年代に再び起こる ベトナム戦争の戦費と福祉予算財源捻出のために、ケネディ大統領令で合衆国紙幣を財務省に発行させた

ドル紙幣にfederal reserve noteと書いてあるのがFRB発行の紙幣 united states noteと書いてあるのが財務省発行の合衆国紙幣 当時アメリカ国内には2つのドル紙幣があった ケネディは暗殺され、財務省発行の合衆国紙幣は回収された

大隈重信 リンカーンのナショナルバンクをモデルに国立銀行を認可、円の発行権を与える
第一国立銀行の出資者は両替商の三井組

財務大臣の松方正義はインフレ克服のため、日本銀行を設立 出資者は半分は政府、半分は民間(三菱、三井、安田財閥)

米軍占領下の1946年2月、幣原内閣はインフレ(物価360倍)抑制のため、旧円の流通停止と新円への切り替えを発表 
旧円を2週間にないに銀行で新円に交換すること。ただし交換限度は100円まで。
この結果、100円以上の預金は没収。(大学初任給が150円)

海外に移住した中国商人、華僑の多くは客家の出身
客家 教育にも力をいれ、科挙の合格者を輩出し、正解にも進出 孫文、と小平、李登輝

山田方谷 陽明学者 陽明学は儒学の一派ですが、現実から出発して試行錯誤の中から解決法を見出していくてんで、幕府官僚を毒していた朱子学とは異なる

江戸末 金貨一枚=銀貨4枚 とレート固定
国外では銀の価値が落ちていた。

そのため日本の金が流出

評価4 投稿元:ブクログ

2014/02/23 09:37

お金、貿易、金融、財政といった経済の動きを歴史のストーリーを通じて平易に説明している。
世界史といっても事件と年代ではなく、背景、目的、結果と影響のストーリーにより、世界各国の関連性、連動性の視点や、資源、通貨レートと商品価格、貿易の自由と保護の意味あいなど、経済の基本的な事項が実感を伴って理解しやすかった。
14-23

評価3 投稿元:ブクログ

2014/02/20 17:32

読みやすくて面白いのだが、それだけ。という感じかな^^;

大学受験予備校の人気講師というので、もう少し体系的に
教科書・参考書の中身をかみ砕いた内容かと思ったのだけど・・・。

評価3 投稿元:ブクログ

2014/09/21 14:33

予備校講師らしく、簡潔でわかりやすい良書。歴史を記憶教科だと言うような学生がいたら、こういう本を読んでほしい。

ただ、たとえば最後のアベノミクスのインフレ政策とデフレ政策の同居を批判するようなところとか、詰めが甘いというか舌足らずだ。私が解釈するに、アベノミクスは金融緩和による資産効果で日本列島を暖めておいて、消費税増税のショックを吸収しようとするものなので、このポリシーミックスに矛盾はない。しかし公共投資と増税の組合せは所得の再配分を意味し、かつ古い自民党の復活という政治的な批判も伴うので、相当なアカウンタビリティを備える必要がある。
更に足許を見るに、復興需要にオリンピックが重なり、資材高騰に人手不足と、典型的なクラウディングアウトに陥りつつある。つまり、サプライサイドに眼を凝らす時期がきているということだ。

これだけのことを誤解を恐れず簡単に言い切ってしまうところに、この本の人気の理由があるのだろう。

評価5 投稿元:ブクログ

2014/03/21 07:19

世界史が苦手な自分には「出会えてよかったー」と言える本。2回読んでしまった。凝縮されているということは単純化されているということで、まぁアバウトな内容かもしれないけど、大筋を掴むという意味では目的を達成できる本でした。

評価4 投稿元:ブクログ

2014/05/10 23:48

 経済があんまり強くない私には入門書のようで面白かった。世界史と経済のつながりが特に。両方つながって、現代があるのだなあと。もう少し世界史や経済の本を読んでみたいと思ったのでした。

評価4 投稿元:ブクログ

2014/01/12 00:17

経済だけ学んでも「なぜそうなるのか?」という問いへの答えは出てこない。人類、そして社会の歴史をたどり現在とリンクさせることで見えてくることがある。温故知新。世の中の方向性を知るのに有効な一冊でした。
(あくまでも経済を歴史的にみる本。専門的経済本ではないです。)

評価3 投稿元:ブクログ

2014/02/28 16:35

 経済は世界史から学べというよりも世界史は経済から学べという感じ。

 よく経済関連の本に載る基本的な言葉や出来事をサラッと学びたい人におすすめ!!

 まあ、欲を言えばだからどうすれば経済は良くなるってところが少し薄い感じがしないでもない。ただ歴史は繰り返すだけでは寂しすぎる内容だ。

評価3 投稿元:ブクログ

2015/05/18 12:24

丸暗記していた世界史は、経済、端的に「カネ」の視点で見れば「なぜ」が明快にわかる。事例も豊富で、教科書が世界史の建前だとすると、本音が見えてくる。カネの話は愉快ではないが知っておくのが大人の務め。武器として使うべきものではないけど。

評価4 投稿元:ブクログ

2014/07/12 16:46

予備校講師らしく、ともてわかりやすく解説。
こういう授業受けたかったなー。
ただ表面的になぞっているだけなので、物足りなさはある。
歴史を通して経済を勉強するのも楽しいな。

評価5 投稿元:ブクログ

2015/02/18 22:49

予備校の先生だけあって、分かり易い。
教科書もこの本のように「貿易」「金融」のようなテーマ別に流れが書いてあると理解しやすいのになぁ。

レビューをもっと見る

この著者・アーティストの他の商品

前に戻る

  • 対象はありません

次に進む

  • 買い物カゴに入れる

    発送可能日: 1~3日 納期・配送の目安について

  • 買い物カゴに入れる

    ギフト購入する

    購入前にご利用中のデバイスが
    対応しているかご確認ください。

    PC iPhone iPad Android

    電子書籍版を立ち読みする

    hontoアプリの確認

    立ち読みには最新の「honto」アプリ(無料)が必要です。

    • バージョンの確認はアプリの「設定/情報」から確認できます。

    最新の「honto」アプリをご利用の方

    立ち読みする

    最新の「honto」アプリをダウンロードされる方

    hontoビューアアプリ

    ビューアアプリについて

お気に入り登録
(新刊お知らせメール)

この著者の新着情報
  • 受け取る
  • 受け取らない

こんにちはゲストさん

新規会員登録(無料)

ログイン

買い物カゴを見る
通販商品(計0点)
電子書籍(計0点)

Copyright (C) 2Dfacto,Inc.