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紙の本
売れる理由はわかる、が、
2014/01/17 01:14
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投稿者:ハギノヒロジ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は発明だ。
ギャグ、というものは多く出ているが、
ビッグコミックスピリッツで出ている8のように、
最近は起承転結がしっかりしているものは
「うまい」作品として片づけられてしまうことが多い。
一つには、より印象的、刹那的なエンタメの楽しみ方。
これが根底にあるのだと思う。
ネットには多くのコンテンツが存在し、
一つ一つに欠けられる時間が少ない。
そのため、じっくり読ませる作品はもう流行らない。
これが何となく最近の風潮な気もする。
そこに対して、もう一つあるものが、
「みんなで共有する」。これもエンタメの楽しみ方だ。
感想をみんなで言い合い、謎をみんなで解き合う。
やはり、人が集まると面白い、より雑にいえば、
「話題になっているものは面白くなる」ということか?
さて、そんな中で、坂本ですが?だ。
この作品はスタイリッシュをテーマにしており、
そこから外れることは「全く」ない。
また、登場人物は坂本をスタイリッシュと思っている。
この、テンプレ的なネタの作りが大切なのかもしれない。
読者はどこで笑えばいいのかを「共有できる」。
また、「スタイリッシュ」という、「絵」で分かるネタ。
女性にも人気がでそうなその作風は魅力がある。
しかし、それがずっとおもしろいか?というと「?」である。
やはりテンプレはテンプレ、共有する相手がいないと寂しいものだ。
これからは、いわゆる出落ちが流行るのか?と感じさせた1作。
しかし、これと似たような作品は出せても、同じほどヒットするのは難しそうだ。