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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.3 17件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2013/12/10
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: CREST BOOKS
  • サイズ:20cm/391p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-10-590106-6

紙の本

ディア・ライフ (CREST BOOKS)

著者 アリス・マンロー (著),小竹 由美子 (訳)

キスしようかと迷ったけれどしなかった、と言い、家まで送ってくれたジャーナリストに心を奪われ、幼子を連れてトロントをめざす女性詩人。片田舎の病院に新米教師として赴任した女の...

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ディア・ライフ (CREST BOOKS)

税込 2,530 23pt

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商品説明

キスしようかと迷ったけれどしなかった、と言い、家まで送ってくれたジャーナリストに心を奪われ、幼子を連れてトロントをめざす女性詩人。片田舎の病院に新米教師として赴任した女の、ベテラン医師との婚約の顛末。父親が雇った既婚の建築家と深い仲になった娘と、その後の長い歳月。第二次大戦から帰還した若い兵士が、列車から飛び降りた土地で始めた新しい暮らし。そして作家自身が“フィナーレ”と銘打ち、実人生を語る作品と位置づける「目」「夜」「声」「ディア・ライフ」の四篇。引退を表明したアリス・マンローが、人生の瞬間を眩いほど鮮やかに描きだした、まさに名人の手になる最新にして最後の短篇集。【「BOOK」データベースの商品解説】

チェーホフ以来もっとも優れた短篇小説家が、透徹した眼差しと眩いほどの名人技で描きだす、平凡な人びとの途方もない人生の深淵。自伝的作品4篇を含む全14篇を収録する。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

日本に届く 5−37
アムンゼン 39−82
メイヴァリーを去る 83−110

著者紹介

アリス・マンロー

略歴
〈アリス・マンロー〉1931年カナダ生まれ。総督文学賞、W・H・スミス賞、ペン・マラマッド賞ほか多くの賞を受賞。短篇小説の女王と賞される。2009年国際ブッカー賞、13年ノーベル文学賞受賞。

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みんなのレビュー17件

みんなの評価4.3

評価内訳

紙の本

何度でも同じ問いから繰りだされる別の物語を紡ぎ続ける。

2015/03/06 14:14

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:abraxas - この投稿者のレビュー一覧を見る

「罪。彼女はほかのことに注意を向けていた。なんとしてでも探し求めようとする注意力を、子供以外のものに向けていたのだ。罪」。グレタは女流詩人だった。夫と子どもがいる女にとっては、あまり誉められる生き方ではない。夫は寛容で干渉しないが、積極的に応援するわけではない。ハリスとは一度会っただけだった。なのに忘れられない。夫が仕事で家を空ける夏、グレタはトロントに住む友人に休暇旅行中留守にする家の番を頼まれる。ハリスに到着日時を知らせる手紙を書く。住所は知らないので、コラムを書いているトロントの新聞社宛てに。瓶に詰めた手紙をバンクーバーから海に投げ、日本に届くことを祈るようなものだった。

マンローは、短篇集を編む時、作品の選択だけでなく順序にも気を配るという。その意味でも、巻頭に置かれた「日本に届く」は、アリス・マンローの短篇の見本のような作品だ。主婦という役割と、書かずにはいられない欲求との葛藤がある。自分を理解してもらえていないという不満の裏返しとしての理解しあえる相手に出会った時の一途な愛情の奔出がある。トラウマのように何度も描かれる我が子の消失事件がある。詩の引用がある。目まぐるしい人物の出入りと錯綜した時系列が駆り立てる焦燥がある。出会いと別れを主題とする話を、その象徴たる「駅」で始まり、「駅」で終わらせる、というため息をつきたくなるような見事な構成がある。

北米大陸を走る大陸横断鉄道を舞台に繰り広げられる、女流詩人の「蹌踉めき」ドラマである。バンクーバーの駅で見送る夫に手を振り、トロントの駅で別の男の腕に抱かれてキスされるまで、たかだか三十ページの短さであるのに、次々と移り変わる車窓の風景同様、一人ひとりの登場人物がくっきりした輪郭を持ち、生き生きと動いて見せるので、回想シーンを含め、主人公の揺れ動く心情がいちいちこちらの胸に迫ってきて、まるで長篇小説、『アンナ・カレーニナ』や『ボヴァリー夫人』でも読んだような気にさせられる。これが、引退宣言した八十二歳の老作家の筆になるものとは信じがたい。

何度もこれが最後といいながら、出版社の求めもあろうが、次々と出てくるアイデアにも促され、書き続けるマンロー。『小説のように』に次いで2012年に上梓された短篇集である。衰えを微塵も感じさせない十篇の短篇に、「フィナーレ」として括られた『林檎の木の下で』第二部の流れを汲む自伝的な四篇を含む。母親が目を離した隙に子どもに危機が及ぶという「日本に届く」と同じモチーフを、子どもの視点から描くことで、別の罪の物語として見せた「砂利」。徒に帰郷を長びかせる帰還兵の逡巡にも、その一時の居場所である家の女主人の独居にも人には言えぬ理由があった。巧みなプロットに唸らされる「列車」。

人生の危機は、ほんの一瞬の隙を目がけて襲い掛かる。その一瞬の記憶がその後の人生の長きにわたって人を苛む。何故目を離したのか、何故言われた通りしなかったのか、あの時、自分は、相手は何を考えていたのか、いなくなった者は答えを返さないから、残された者はいつまでたっても問い続けるしかない。誰かが自分に代わって罪を引き受けてくれることを信じられるなら救われるのかもしれない。罪を背負ってくれる他者を信じない者にあるのは、何度でも同じ問いから繰りだされる物語を紡ぎ続けることだけだ。凝縮された短篇の中に読む人の数だけ物語がある。迸るような激情から、ほの温かいぬくもり、或はほろ苦さを感じる結末まで、人生の有為転変を緩急自在の筆使いで描き分けるアリス・マンローの熟練の手業に身をゆだねる悦び、これに尽きる。

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紙の本

ディア・ライフ

2022/07/16 10:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る

収録されている作品の一つのタイトルに「日本」とあるので、日本と深く関わる作品なのかと思ったが、そうではなかった。それでもアリス・マンローらしい要素が多く含まれており面白かった。

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2014/01/04 14:59

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2014/02/08 17:36

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2014/07/02 06:30

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2014/07/06 13:33

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2014/07/05 08:04

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2014/08/06 18:16

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2015/03/01 19:30

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2015/03/06 13:54

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2015/05/06 15:08

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2017/11/16 04:51

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2017/07/06 23:48

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2018/11/14 12:26

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2019/03/02 15:36

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