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紙の本
藤原道長「御堂関白記」を読む (講談社選書メチエ)
著者 倉本 一宏 (著)
摂関期の政務、儀式、外交から当時の家庭生活、精神世界までを描いた、藤原道長の自筆本日記「御堂関白記」。豊富な原文写真に翻刻・現代語訳を付し、栄華を誇った権力者の揺れ動く心...
藤原道長「御堂関白記」を読む (講談社選書メチエ)
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商品説明
摂関期の政務、儀式、外交から当時の家庭生活、精神世界までを描いた、藤原道長の自筆本日記「御堂関白記」。豊富な原文写真に翻刻・現代語訳を付し、栄華を誇った権力者の揺れ動く心中と宮廷社会の実像を読み解く。【「TRC MARC」の商品解説】
豊富な原文写真に翻刻・現代語訳・解説を付して、平安の最高権力者の日記がこの一冊でわかる!
世界記憶遺産に選ばれた、世界最古の自筆本日記は、摂関期の政務、儀式、外交、から当時の家庭生活、精神世界までを描いた藤原道長自身の記録である。
抹消された箇所、豪放磊落な筆致、破格の文体……。「披露すべきに非ず。早く破却すべき者なり」と道長が記したのはなぜか。摂関期に栄華を誇った権力者の揺れ動く心中と宮廷社会の実像を読み解く。【商品解説】
目次
- 序章『御堂関白記』とは何か
- 第一章 権力への道
- 第二章 栄華の初花
- 第三章 望月と浄土
- 終章 再び『御堂関白記』とは何か
著者紹介
倉本 一宏
- 略歴
- 〈倉本一宏〉1958年三重県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科国史学専門課程博士課程単位修得退学。博士(文学)。国際日本文化研究センター教授。著書に「一条天皇」「壬申の乱」など。
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紙の本
「世界の記憶」に登録された理由がよく分かります
2020/05/24 12:53
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:信州人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「世界の記憶」に登録された御堂関白記について、原本の写真とあわせて解説しています。なぜ、御堂関白記が貴重なのかよく分かります。
毎年秋に京都文化博物館で原本の展示がありますが、この本で予習していくと、一層、興味深く見学できます。
紙の本
著著の「藤原道長の日常生活」で描かれた道長の生の姿が「御堂関白記」を通して見事に甦ります
2019/05/31 15:16
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:多摩のおじさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
藤原道長と言えば「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の欠けたることも無しと思へば」の歌と藤原氏の栄華ぶりが思い浮かびますが、書店で
それとなく手にした著書の「藤原道長の日常生活」でしたが、「御堂関白記」や「小右記」、「権記」を通して道長の意外な面~小心と大胆、
繊細と磊落、親切と冷淡、寛容と残忍、協調と独断~という2面性を持った性格を知ることができ、その主なベースとなった「御堂関白記」を
扱った本書を知り、更に詳しく知りたく手にしました。
本書は、前書が2013年3月の出版に対し9ヶ月後に出されたもので、「はじめに」よれば、その「御堂関白記」のユネスコの「世界の記憶」登録
に著者自身が関わったとのことであったが、その登録から1週間後の富士山の世界文化遺産の登録にすっかりお株を取られた格好となり、
「自分が三十五年にわたってこなってきたことは何だったんだろうという脱力感よりも先に、何とかしてこの世界最古の自筆本日記の価値を世の
中に広めなければ」との強い思いが、本書のそこかしこに溢れています。
「はじめに」には、その「世界の記憶」の登録推薦書の要約があり、当時の政治、社会、文化の中での「御堂関白記」の特徴がコンパクトにまとめ
られ、また巻末には道長の年譜や系図、古地図、主な登場人物の紹介があり、読む上で非常に参考となります。
また、具注暦(罫線が引かれた干支や日の吉凶などの暦注を注記する)に記載された同日記の自筆本と古写本の部分写真が適宜掲載され、
活字だけでなく、道長の自筆(文字の乱雑さ、墨による末梢箇所や濃淡の違いを含む)目にしながら、その心境にまで迫った内容で、当時に
思いを馳せる一助になっています。
道長が政権を獲得した長徳元年(995年)から治安元年(1021年)の九月の念仏までを、背景(政治、社会、文化、人間関係等)を含め解説
され、そういう意味からも「藤原道長の日常生活」と合わせて読むことをお勧めします。
紙の本
実物がみられる
2017/04/12 13:07
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みうら - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は写真版で実分も収められていて楽しいです。こういった試みも他のものも取り組んでほしいです。