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紙の本
タワーリング (新潮文庫)
著者 福田 和代 (著)
ウインドシア六本木―建築技術の粋を集め、最新のセキュリティと防災システムを備えた地上50階、地下5階の超高層ビル。まるでひとつの街のようなこの巨大ビルが何者らかに乗っ取ら...
タワーリング (新潮文庫)
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商品説明
ウインドシア六本木―建築技術の粋を集め、最新のセキュリティと防災システムを備えた地上50階、地下5階の超高層ビル。まるでひとつの街のようなこの巨大ビルが何者らかに乗っ取られた!犯人たちは、最上階に住むビル会社の社長を人質にとり、ビル全体を封鎖する。脱出なるか、救出は可能か。犯人グループと閉じ込められた人々の運命が交錯する、迫真のクライシス・ノヴェル。【「BOOK」データベースの商品解説】
六本木の超高層ビルがジャックされた。犯人たちは最上階に住むビル会社の社長を人質にとり、ビル全体を封鎖する。脱出なるか、救出は可能か。犯人グループと閉じ込められた人々の運命が交錯する、迫真のクライシス・ノヴェル。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
タワーリング
2023/02/11 15:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
最新鋭のセキュリティと防災システムを備えていても、簡単に占拠されてしまうんだ、というのが第一印象。
犯人たちの、ビルジャックをする動機は弱い気もするし、素人集団なのに、うまく行き過ぎる。
が、警察の裏をかく行動、最新設備を利用した脱出方法など、スピード感があり、面白かった。
紙の本
膨大な人質ごとビルジャクするという緊迫した事件に反して、実に人情味に満ちた筋書との融合という一味ならぬ二味くらい異なる“テロ事件”小説も良いものだなと感心しました。
2016/12/12 11:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
軽妙洒脱というか、犯罪の大きさの割に、真の悪人はいないし、被害者も殆どいないという異例のテロ犯罪小説でした。しかも、最後の最後(エピローグの最後)に明かされた真の黒幕(船津康介=川村社長の先妻の子)とその目的には少々弱さを感じつつも、意表を突かれる驚天動地の結末でした。膨大な人質ごとビルジャクするという緊迫した事件に反して、実に人情味に満ちた筋書との融合という一味ならぬ二味くらい異なる“テロ事件”小説も良いものだなと感心しました。
モデルとしたのは六本木ヒルズであることはほぼ間違いないであろう。
エレベーターにICレコーダを設置して異音を発生させ、その修理業者を装って侵入。最上階に住むビル会社社長・川村を拉致して立て籠もる。その後、仲間が火災を装って地下から侵入。地下の管理室を制圧して、出入り口を閉鎖して約1万人を人質にし、エレベータを停止することでビル内移動も制限し、ビルごと「ビルジャック」してしまう。犯人は仮“ボス”に雇われた雑多な5名。5億円と逃走用ヘリを屋上ヘリポートに持ってくることを要求する。しかし、犯行目的は金ではなさそうだが、まだ真の目的は不明なまま後半に突入。会社側は、まず川村社長の開放を画策し、船津康介の提案で、掃除用ロボット(愛称:ロボタン)を使って難攻不落の最上階シャッターを開けて特殊部隊を突入させる計画を実行する。計画は上手くいくが、犯人は何とゴミ収集用エアシューターを使って、川村社長ともども地下へ逃走。同時に、ビル内に青酸ガスを散布すると脅して、何とかビル外に逃げようとする人々に紛れて逃走してしまう。結局、盗まれたのは川村社長の膨大なコレクションと先妻・佳奈の絵だけだった。
なお、冒頭の幼馴染3人は、現在では川村章吾(ウインドシア六本木を建設管理するマーズコーポレーションの社長)、中沢宗一郎(ウインドシア六本木を建設管理するマーズコーポレーションの副社長)、米倉新二=仮“ボス”(有名な植木職人;癌に侵され余命僅か)という形で登場し、米倉新二=仮“ボス”は長期的には多くの人々の為になることとはいえ、目的に向かってゆるぎなく突き進む天才・川村章吾社長にそろそろ一度歩みを緩めて足元を見つめる時期であることを教えるため“テロ”に参加し、テロ後間もなく亡くなる。
紙の本
なんだろうガッカリ感が凄い
2017/06/20 13:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
う〜ん、なんだろうガッカリ感が凄い。
設定というかアイディアに読み始めには期待が高まって行くのに、ページが進むほどにそれが萎んで行きました。
この感じはなんなのか?
回転すしで味わうのと同じようなものとでも言えばいいのかな。
たくさんのネタが動くベルトに運ばれて目の前を通って行くのを眺めるのはそれなりにウキウキする楽しさはある。
ただ、何皿かとって食べてみると不味くはないのだけれど感激するような美味しさもない。
やっぱり値段相応でしかない現実にガッカリするのに近い感じです。
福田さんは「TOKYO BLACKOUT」が本当に面白かったったので期待し過ぎて読むのがよくないのかもしれませんが、「迎撃せよ」も「怪物」も本作も不味いというほどでもありませんが、水臭い味しかしません。