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紙の本
薔薇は聖なる都で咲き誇る (コバルト文庫)
著者 小田 菜摘 (著)
複雑な出生や過去の事件に傷つき、心を凍らせていたマリアンジェラは、異父兄・アルフォンソにより名目上の結婚をくり返させられていた。だが、四人目の夫・レオナルドとの出会いによ...
薔薇は聖なる都で咲き誇る (コバルト文庫)
【シリーズ】薔薇は聖なる都で咲き誇る
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商品説明
複雑な出生や過去の事件に傷つき、心を凍らせていたマリアンジェラは、異父兄・アルフォンソにより名目上の結婚をくり返させられていた。だが、四人目の夫・レオナルドとの出会いにより、様々な感情や表情を取り戻す。しかし、実父であり、マリアンジェラを溺愛する聖王・クレメンスが、彼女を自分の手元に置こうと画策し始めて…?【「BOOK」データベースの商品解説】
名目上の結婚をくり返させられていたマリアンジェラは、4人目の夫・レオナルドとの出会いにより自分を取り戻す。だが、実父である聖王・クレメンスが、彼女を手元に置こうと画策し…。「薔薇は花降る都で咲き初める」続編。【「TRC MARC」の商品解説】
俺のそばにいてくれ──複雑な出生や過去のために、心を凍らせていたマリアンジェラだが、政略結婚の相手・レオナルドによって感情や表情を取り戻す。だが実父である聖王が、彼女を手元に置こうと画策し…?
【商品解説】
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紙の本
咲き初める、その後
2015/10/23 22:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:積み本コワイ - この投稿者のレビュー一覧を見る
前巻の『薔薇は花降る都で咲き初める』のその後の話。マリアンジェラとレオナルドがお互いを伴侶として選び、そのために超えなくてはいけない彼女の兄と実の父という構図。なかなかのドラマチック展開ですが、最後は少し駆け足だったかな~という印象でした。
前作と今作で完結とするならば、もう少し最後は丁寧に書いて欲しかった!
説明文だけでなく、せめて二人の会話か聖王とのやりとりがあれば良かったと思うのですが、白い結婚じゃなくなったんです、あとはご想像ください……という読者への丸投げ感が半端ないです。締めの場面を想像で補填するしかないというのは残念でした。
あと、物語としては関係ないことですが、文章のところどころに誤植なのか、助詞が無駄についてたり、足りなかった箇所がありました(第一刷発行)。
電子書籍
ヒロイン、頑張る
2014/11/30 00:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:レイローズ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ラウラーノ共和国のヴィスコンティ家に期限付き契約結婚したオステリアの薔薇と呼ばれるマリアンジェラは、人妻であった母と聖職者である現聖王の地位にあるクレメンスとの間にできた不義の子だった。マリアンジェラはそのこととと、義父に「お前され生まれてこなければ!」と言われ殺されそうになった過去ゆえにいつも周囲に嘲笑されているように感じて心を凍らせて生きてきたが、結婚相手のレオナルドはそんなこと微塵も気にせず、それどころか「生きていてくれてよかった」とマリアンジェラの全てを肯定するのだった。そんなレオナルドにマリアンジェラはいつしか魅かれていき、仮初めの契約結婚を本物にしたいと考えるようになったのだが----。
本当の父親、聖王クレメンスがマリアンジェラの気持ちなんかお構いなしにレオナルドとの結婚無効を迫ってきます。クレメンスは愛だと言いますが、完全な我儘、昔奪われた恋人の代わりの執着でしかないのを本人が自覚しているところが怖いです。
ちょっともやっとした終わりなので、2巻で完結なら物語としては不出来な感ががします。でも、続刊が出るにしては、ヒロインがすっかり強くなったのでこれ以上はいらないような気もします。