紙の本
そら、そうよ、勝つ理由、負ける理由
2014/10/21 20:05
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投稿者:こうぞうさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
この監督には、自チームに対する愛着が感じられない。書いていることは理解できるが、自ら何に対して反発したいのか、何に対してこうしたいのか、それを上層部(経営側)にどう訴えたのか、理解できない。一方的に経営側の野球観の乏しさを綴っていて、言ってみれば自己弁護の感がする。
監督が代わった今年(20014年)、このチームは優勝戦線に最後まで残ったことをみると、監督の資質とは那辺にありや、人のせいにするなという感が深い。
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投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
監督として阪神を優勝に導いたので、実績があって説得力がありました。とってもわかりやすかったです。論理的。
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結構、ぶっちゃけトークしていて、読んでいて楽しかった。岡田監督の理想の野球を追うのでなく、現状の戦力をやり繰りして優勝を目指すスタイルに共感しました。
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オリックスの暴露話的なことがかなり面白かった。
この本を読むと毎年それなりに補強しているオリックスが勝てないのもわかる気がした。
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岡田監督時代を評価している俺としては、そのあとの真弓監督、和田監督は評価できないんだよなあ~。
本書を読むとその思いが、なおさら。
今のタイガースも、一時期のジャイアンツのようにだけじゃなく、合併球団オリックス・バファローズのようになっているんじゃないの??とも感じたりして。
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チェック項目6箇所。安易な方法で戦力を整えて勝てるなら、財力のある球団がいつも優勝する、それでは2013年の楽天の日本一は説明がつかない、ではなぜ、こんなことが起こるのか、それは戦力とは、選手のことばかりではないからだ、プロ野球の戦いは、グラウンドだけにあるのではない、グラウンドで勝つための勝負は、それ以前の段階から始まっている。1994年から8年間にわたって指揮を執った仰木監督が、2001年に退任して以降、私が監督になった2010年まで、8年間で7人も監督が替わったことに顕著に表れている、毎年のように監督が替わるチームが、正常であるはずがない、その一方で、フロントの人間はクビにならない、結果を正しく分析して、監督とフロントのどちらを変えるべきなのかを考えないといけないと、オリックスのフロントとはたびたび話をした。フロントはフロントの仕事をして、チームは現場で野球をする、それぞれがうまく分かれて、機能しているのがプロ野球であるはずだが、オリックス球団はフロントの仕事がわかっていなかった、自分たちの仕事は現場と一緒という感覚になっているから、現場に入り込んでくる、お互いの仕事の棲み分けや、役割分担がわかっていない。【チームのOBが監督になることが理想】メリット:フロントにいる人間も含めて、チームを知っていること デメリット:そのチームしか知らないというところだ、同じやり方を繰り返し、どうしても1つの考え方や方法に凝り固まってしまいがちになる。監督やコーチに「やれ」と言われたから練習するのと、自発的に取り組むのでは、成果が明らかに違う、それが選手たちのあいだに浸透していけば当然、全体の競争のレベルは上がり、それがチーム力の向上に結びついてくる。強いチームは簡単に勝てないことを知っている、だから最善の策を駆使して、1点でも多く取る、しかし負けるチームほど、簡単に勝てると思っている、だから試合以外のチームづくりの部分でも、ちょっと補強したら勝てるなどと安易に考える。
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基本的には阪神を持ち上げ、オリックスを批判する内容。現場レベルの戦略はそれほど多く語られておらず、フロントが行う準備の大切さを説いている。 オリックスのフロントがダメダメなことはよく伝わったが、現場にいた人間でしかわからないようなこと、監督として優勝に導いた際のエピソードなんかを知りたかった。
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阪神 岡田元監督による野球論。阪神とオリックスの選手・監督時代の経験を中心に、強いチームと弱いチームの特徴を、フロントやスコアラーなど裏側の仕事を含めて論じている。監督として優勝までできた阪神と、まったく成績がふるわなかったオリックスとを比較することによって、オリックスを批判している箇所が多かったが、実際にその立場にいた監督としての意見には説得力があった。野球の裏側の一端が理解できた。
「監督の能力がチームの結果に及ぼす割合は、決して少なくない。だが、シーズン中に監督の采配で勝てるのは3~4試合、せいぜい5試合あればいいところ。監督にとってそれ以上に大事なのは、シーズンが始まるまでの準備段階だ」p31
「コーチにもいろいろなタイプがいるが、もっともダメなのは選手におもねるコーチだ」p50
「オリックスは、仲良し集団から抜けきれていなかった。何かミスがあると、選手同士で慰め合う。それだけではない。驚いたのは、フロントやコーチも選手を慰めるのだ。私やヘッドコーチが選手を叱ると、そのあとで担当コーチやフロントが「気にすんなよ」などと慰める。こちらは「気にせい!」と叱っているのに、これではまったく効果がない」p58
「同じプロでも、選手には差がある。野球を勉強しようとしないから、よけいに差がつく。言われたとおりにやるだけの選手ばかりでは、チームは強くならない」p59
「優勝を狙うなら、シーズンの勝負どころは9月だ。ここでチームに力が残っているかどうかは、キャンプからの積み重ね次第である。だからキャンプは重要で、勝つチームはキャンプの段階から、9月を見据えて取り組んでいる」p78
「現場と裏方の人間関係は大事だ。勝つチームは現場と裏方が親しくしても、一定の緊張感を持った関係でいるが、勝てないチームの選手は少し状態が悪かったら、すぐにトレーナーのところに逃げて「ちょっと違和感があります」などと言って試合を休む。そのときに、トレーナーも選手をかばう」p84
「若い選手は試合に出て失敗をして、それを糧に成長する」p105
「(外国人選手の適性)技術面では、打者ならボール球に手を出さない選手がいい」p130
「チームは一軍の28人で戦っているのではない。一、二軍あわせての70人が戦力だ」p155
「一軍ではからっきしダメなのに、二軍では“顔”で打てるのか、重圧がかからないのか、本塁打王などになる選手は珍しくない。二軍でも結果を出したことは誇るべきだが、二軍で獲ったタイトルに価値はない。しかも二軍の本塁打王になった選手は、得てして一軍では活躍しない」p166
「(ドラフト下位指名高校生)獲る側の意識としては、大っぴらには言えないが、下位指名の高校生は化ければ儲けものというような感覚だ。本当にいい高校生は、ドラフト上位で指名されている」p175
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文字にするとここまで考えていたのかとギャップがあった笑。
オリックスの批判しすぎだと思いました。
でも面白い。藤川球児、鳥谷敬の裏話とか。
監督に就任された今シーズンが楽しみだ。
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昔のオリックスはホントに酷かった、というのが延々と書かれてた。そんなオリックスを立て直して、阪神を優勝に導いて、とボーっとしてそうで実はスゴイおっちゃんだった。昔の大谷翔平については「打者に専念すべき」と二刀流を否定。岡田氏をもっても二刀流を予想出来なかったのかとちょっと残念。
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今年の阪神タイガースを率いる岡田監督が、自身が経験した2005年阪神タイガースを優勝に導いた時のチーム事情、またオリックスの監督を経験したことを赤裸々に告白する著書。
岡田監督の独自の視点で辛口コメントを展開、フロント(企業側)や現場(監督や選手)を痛烈に批判しているが、いずれも関わったチームを強くしたいという想いが伝わってくる。
何よりも監督自身が阪神タイガースの熱烈的なファンであることを公言しており、ここまで勝つことに徹することを普段の振る舞いからゲームでの意識、スポンサーとなるフロントへの考え方も明記されており、「勝つことに対する貪欲さ」はプロスポーツチームだけに限らず、会社運営やチーム運営など多くの場で見習うべき考え方だと感じた。
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先月、書店の平積みで見かけたので今年のタイガース監督就任に際して書かれた著書だと思って、図書館にリクエストしたが実は2014年の著書だったので選手名だとか古い。しかし、岡田監督の野球に対する考え方はおそらく変わらないと思った。共に在籍したオリックスと阪神との比較論が多く、かなりオリックスに対して辛口だった。フロントと現場の一体化、生え抜き(若手)の育成など唱えられている。今年もよく耳にしたが、鳴尾浜の2軍の試合も見に行くことを前回の監督時代にも実践されていたようだ。
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はっきり物言う人やなぁ!が第一声で。今までの実績はそこまで存じ上げてないけど、実際今年就任一年目で日本一にもなって、すんばらしすぎる。伝統とかもある中で、なーなーなってるとこを赦さず伝えて、周りも変わってって、まー結局一箇所だけじゃなくて総合でコミュニケーションがしっかり取れてて、間もってくれてる人たちもあってこそ、応えてくれる選手たちがいてこそ、ではあるけど。息子たちも勝ちたい。←
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今年38年ぶりの阪神日本一を成し遂げた岡田監督の本。
選手時代の名前は憶えていたが、名監督になられていたことは知らなかった。
今年優勝し、選手としても活躍されたが監督としても結果を残されているということを知った。
日本シリーズでファンが掲げるカードに書かれている数々の岡田語録が面白く、その一つの「そら、そうよ」がタイトルになっているこの本を読んでみる気になった。
オリックスをかなり辛辣に批判しているが、監督として自分の中でやるべきことが明確な人という印象が一番強く残った。
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毎年ビリだったオリックスが、今の上昇軍団になれたのは、この本で、岡田にボロクソ言われた反動でしょう(苦笑)