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投稿者:ブリコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
インターネットテクノロジー抜きに、文化もビジネスもコミュニケーションですら考えることはできない。
でも、人が作って人が使うものだ。著者が繰り返す「サービス」「体験」を、もっと深く考えていかないといけない。
著者は近年のインターネットテクノロジーやサービスをコンパクトにまとめ、俯瞰した「視座」をオープンにしてくれた。
まずはここに立って、自分の見え方を改めて発見して行きたい。
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小林さんの新刊が出てる!と思い即購入。キーメッセージは「社会はウェブをコピーする」ということ。
タイトル通りなんですが、インターネット黎明期はあくまでほんの一部の人のためのものであり、あくまでウェブというものはリアルと切り離されていた。それがここ20年で急速にインターネットが普及したことによって、ウェブであらゆることが可能になり、今やリアルよりもウェブが先行している。だから、今度はウェブ上で先行しているあらゆることが、「オープン」や「シェア」といったインターネット独自の考え方をベースに、リアルな社会で実現されていくのだ、と捉えました。合っていないかもしれませんが。
最近は、SNSやアプリゲームとかが注目されていて、それはそれで新たな潮流であり面白いのですが、やっぱりインターネットっていう、なんともいえない不思議でとんでもない可能性のある、そもそもの仕組みに興味を持っている人間としては、インターネットと人間のあり方を考える本書はとても面白い。
ウェブ上で生まれている新たなサービスや企業の買収などの情報もかなりあるので、読み返して色々調べてみようと思います。
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http://www.yomiuri.co.jp/book/review/20140331-OYT8T50119.html
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ウェブで発展した概念をリアルにも適用する。シェアは枠組みを変えてウェブで発達した一例。
「本当に大切なことはウェブには載っていない、検索しても出てこない」ともいっている。
C0204
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Web世界から未来図が読める、ってことなので購入してみた。Webの世界で起きた変化と現実世界の変化がどうリンクすると読むのだろうか。
ということで、読了しました。
Webの世界で起きていることを先行指標としてルール化。
まあ、そうなんだろうけど、クロスしているってこですね、両方の世界は。
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Web2.0以降の双方向コミニュケーションは市井の人々に力をもたらし、人と人が広範囲で直接繋がる人間中心主義へ向かった。東日本大震災を例に挙げ、ハイテクで増幅された利他的な人間力がオープンやシェアを生み出すとして、SNS等を通じた活動に言及。そしてウェアラブルや3DプリンタなどのようにWeb(バーチャル)と現実の融合を図るとともに、オープンやシェアといった利他的な考え方までもが現実社会に入り込み、モノ作り、教育そしてビジネスなどを未来に向けて変革すると説く。
ウェブ(インターネットあるいはバーチャル)の現実化は日々早くなっているように思う。人間が多くの人と繋がり、豊かな人生送ったり、共創でビジネスでの成功を得るためにはマルチタスクOSが仮想記憶を必要とするように、SNS等の仮想(インターネット)コミュニケーションがより重要な位置を占めるようなるだろう。もうシングルタスクには戻れない。
※仮想記憶とはマルチタスクOSのメモリ管理技法の一種で、不連続な物理メモリ領域をソフトウェアから見て連続になるように見せ、ハードディスクなどにスワップ領域を設け、コンピュータ上に実装されている物理メモリよりも大きな記憶領域を提供する。
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帯で大前研一氏が推薦しているように、新しい「ウェブ進化論」という内容で非常に興味深かったです。
これはしばらくオススメ本として布教用にもう一冊買うことになるでしょう。
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一番印象に残ったキーワードは、「社会はウェブをコピーする」。人間同士が接続されたことで、ウェブを介した行動様式や価値観が少しづつ広がり、それとは異なる価値をもつ社会に敷衍されていくという意味をもつ。
つまり、オープン化、シェア化が進むウェブは、人間と人間が「接続された」世界だ。そして、リアル社会にもこのようにウェブで起きている人間中心主義の時代が訪れ、あらゆる局面で人間力が試されていく。そして、会社も同様、ウェブの生態系で生きて行く俊敏さをコピーする。
ウェブの持つ、よりオープンな、人間中心の社会で今まで考えられなかったような人と人との繋がり、アイデアの発見という原体験を持っている人には至極納得のいく論旨ではないだろうか。「機械との競争」とセットで読むと、まさに本書は未来への優れたナビゲーションのような役割を果たしてくれる。
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google now
www.etsy.com 手作り
プラットフォームを持つものが商流の上位に君臨する
イノベーションは枯れたアイデアの組み合わせ
未来のためのシーディング種まきをしておかなければ、複雑化した社会において、既存の産業は先細りする
MFGドットコム 製造業者向けオークションサイト
未来を予見する最善の方法はそれを発明してしまうことだ アランケイ
日本企業に蔓延しているのは、それがどのようなパワーを生むかの想像力の欠如
グリーンファン
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【発想の宝庫】
ウエブを見れば、これから向かっていきたい方向が見えるという発想、すばらしいです!
確かにそういう気がします。
違う分野のものを組み合わせる。
この考え方はよくわかるのですが、実際どう組み合わせるかはむずかしいです。
手当たりしだいに組み合わせていけば、おっ!これはいけるのでは?というものが現れるのかもしれません。
常にこういうことを考えていないとダメですね。
いろいろなひらめきがありました。
ありがとうございます!
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ウェブ創世記から今に至るまで、一貫してウェブ伝道者としての活動をしていた著者による2014年時点の「ウェブで何ができるのか」論。
後半では、ウェブは万能ではない、という認識のもとで、リアルな活動や仕事にウェブ的なアプローチを応用することを提唱している。また、潮流には必ず揺り戻しがある、との主張も。興味深い。
テンポの良い文章。旬な良書。
著者は古くはワイアード(同胞社)編集長。ワイアード廃刊後は「サイゾー」をラジコン雑誌別冊として創刊。
ワイアードもサイゾーも定期購読していた「こばへん」ファンとしては、サイゾーを「なかったこと」の如く、著者略歴で全く触れていない理由は気になる。
【昔の同僚のHさんが推薦。アマゾンで
購入】
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SNSでウェブはソーシャル力、他人のもっている力をうまく利用するように舵を取り直した。
ハフィントンポストはジャーナリズムのキュレーションの考えを取り入れた先駆サイト
主観の重要性。
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もうタイトルだけで引き込まれる。
「ウェブとはすなわち現実世界の未来図である 」
すなわち、今のウェブを俯瞰することで、これからのリアルがどうなるか、おおよそのところを知ることができるかも!という事。
Webに関わらず、全ての技術は我々の生活や行動様式を変える可能性はあるのだろうけど、この指摘は興味深い。
シェア、個人評価の流出、修正前提のものの考え方。
恐らく我々の美意識までもWebは変えていくのではないか。
文書も巧みで読了は爽やかだ。
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小林正人における、2014年2月時点でのウェブが実現してきたことと、これからの可能性について。
ウェブ2.0で何がきて、これから何が来るのか。その思想や考え方の背景まで含めて語れるのはさすが小林さんといった感じ。
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「ワイアード」などを立ち上げた著者は、以前からのこの分野での第一人者といえる。
長くこの世界に関わってきた人だからこそいえるこの主張は、斬新でした。
これまで、ウェブの世界と現実は、ちょっと壁があるような気がしていましたが、徐々にお互いが影響し合っている。その変化をどう感じるかが、今後のポイントになるのではないだろうか。
コンセプト=「社会はウェブをコピーする」
人間同士が接続されたことで、ウェブを介した行動様式や価値観が少しずつ広がり、それとは異なる価値を持つ社会に敷衍されていくという意味
「オープン」と「シェア」
日本の会社組織が新たなビジネスモデルを打ち出せない理由
①ディテールを愛しすぎてしまうこと
②思考停止:上司説得型マーケティング
③俊敏さに欠ける
オープン化の進むウェブ社会では、周囲の人の力を素直に借りることがポイント
そのときは、自分の専門は何だったのかという立ち位置、核をしっかり持つこと
デザイン力の必要性
目的を決め、その背景にある思想やテクノロジーを理解し、結合する。そして、ビジネスモデルを構築し、人の導線設計、共創の促進、インターフェイスからユーザー体験までもを含んだ、人間中心主義の大きなデザイン
7つの視座
①失敗をしよう。失敗を許そう
②新しい「希少」を探せ
③違うものをくっつけろ
④検索できないものをみつけよう
⑤素敵に周りの人の力を借りよう
⑥アイデアはバージョンアップさせよう
⑦ウェブのリアリティを獲得しよう
<この本から得られた気づきとアクション>
・こういう視点でネットの世界を見るのは面白い。
・次はどんなサービスが流行るのか、それが現実世界にどう影響していくのか、見極めたい
<目次>
第1章 ウェブ2.0以降の世界はこう変わった
第2章 「シェア」が生み出す新しい資本主義
第3章 なぜ日本企業は「オープン」に対応できないのか
第4章 「ウェブをコピーした社会」が向かう未来
第5章 常識の通じない時代を生き抜く「7つの視座」