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商品説明
小規模なテロが頻発するようになった日本。ひとつひとつの事件は単なる無差別殺人のようだが、実行犯たちは一様に、自らの命をなげうって冷たい社会に抵抗する“レジスタント”と称していた。彼らはいわゆる貧困層に属しており、職場や地域に居場所を見つけられないという共通点が見出せるものの、実生活における接点はなく、特定の組織が関与している形跡もなかった。いつしか人々は、犯行の方法が稚拙で計画性もなく、その規模も小さいことから、一連の事件を“小口テロ”と呼びはじめる―。テロに走る者、テロリストを追う者、実行犯を見下す者、テロリストを憎悪する者…彼らの心象と日常のドラマを精巧に描いた、前人未到のエンターテインメント。【「BOOK」データベースの商品解説】
小規模なテロが頻発するようになった日本。テロに走る者、テロリストを追う者、実行犯を見下す者、テロリストを憎悪する者…。彼らの心象と日常のドラマを精巧に描く。『週刊朝日』連載を書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
【文学/日本文学小説】引き裂かれた心は、取り戻すことができるのか? いま文庫で爆発的に売れている『乱反射』から5年──《小口テロ》が日常化する社会に生きる人々の出口なき感情を描く社会派エンターテインメントの傑作にして、著者の新たな達成が、いよいよ全貌を現す!【商品解説】
著者紹介
貫井 徳郎
- 略歴
- 〈貫井徳郎〉1968年東京都生まれ。93年「慟哭」でデビュー。2010年「乱反射」で日本推理作家協会賞、「後悔と真実の色」で山本周五郎賞を受賞。
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