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商品説明
五十三歳、大手出版社役員の菊池。医師の妻とは五年前に離婚して、双子の娘たちも独立、再びの独身生活を謳歌していた。同期の出世頭で、次期社長と目されていたが、ある日、末期の膵臓がんに冒されていることがわかる。医師から「余命一年」を宣告されたが、治療を受けることはせず、直感に従って神戸に移住し…。この世界と人間の営みを明かす白石文学の集大成!【「BOOK」データベースの商品解説】
53歳、大手出版社役員の菊池は妻と離婚し、再びの独身生活を謳歌していた。ある日、末期の膵臓がんに冒されていることがわかり、余命1年を宣告された菊池は、治療を受けず神戸に移住し…。『毎日新聞』連載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
白石 一文
- 略歴
- 〈白石一文〉1958年福岡県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。出版社勤務を経て、「一瞬の光」でデビュー。「この胸に深々と突き刺さる矢を抜け」で山本周五郎賞、「ほかならぬ人へ」で直木賞を受賞。
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あまりにも主人公と似ていて
2015/06/02 17:04
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タンタン - この投稿者のレビュー一覧を見る
幸い完治しましたが、私も主人公と同様、53歳の時に治療が難しいとされる
希少ガンと診断されたことがあります。
ガンは治療できる時代にはなってきたものの、やはりガンを告知されることは
これまでの人生観を一変させられる「出来事」です。
主人公のように会社を去って・・・ということはできませんでしたが、その心境は
痛いほどわかりました。
しかも神戸在住、仕事はマスコミ関係と、主人公と私の境遇があまりにも
似ており、一気に読み終えました。
主人公を取り巻く様々な人物との出会いなど、小説ならではの
ご都合主義的なところはありますが唐突に感じた「赤い服の男」のエピソードなども
最後に納得。