電子書籍
個人的には満足
2019/01/23 22:37
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投稿者:ポンちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
よくこのオチを思いついたなあと思いました。最初は納得していませんでしたが時間が立って見ると物語の構造からしてこのラスト以外はあり得ないのかもしれないなあと作者に説得された気分です。
紙の本
堂々完結
2020/12/19 04:28
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投稿者:ゆかの - この投稿者のレビュー一覧を見る
オオイミ王がどうも苦手だったため最後の戦いはちとくどく感じてしまったけど、天道の勇姿や一寸法師の最期が本当に素敵だった。
最後の終わらせ方が、この物語に相応しく、作者が出てきたりメタい感じがハマっていた。
毎巻、カバー下のイラストや添えられた一言まで楽しんでいました。
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最高の男性漫画家によって描かれた、最高の男になる為に読むべき、最高の少年漫画
人間として大事なモノは他の、素晴らしい漫画から学べばいい
男が男として生きるべく備えたい要素は、全て、この『月光条例』から学べる、いや、学ぶべきだ、学ばないのはもったいない
藤田和日郎先生の作品が読める時代に生まれて良かった、と本気で思っている私をおかしい、と言うのなら構わない。他人の罵詈雑言など、この『月光条例』を読んで、男として一皮剥けた気になれている私には痛痒にも感じない
どこがいい、じゃなく、本筋に重要なトコ、そうじゃないトコ、どのシーンも読み手の心を打ち震わせてくる
『うしおととら』、『からくりサーカス』に次いで、私の中の殿堂入り漫画(少年漫画部門)になったのは言わずもがなであるが、doaの『英雄』を聞きながら一巻から最終巻まで一気読みしたい漫画、第一位でもある
読んだ人それぞれに感想があるだろう。私のように理屈抜きで感動した人、逆に「駄作」と評価する人。どんな漫画も、100人が100人、好きと言ってくれる訳じゃない。漫画だけじゃない、この世にある芸術作品、風景や生物、果ては対人の印象も、決して同じにはならない。そんな、個人じゃどうしようも動かせない当たり前の事を、「当たり前なんだから、悶々としても仕方ない」と、自分と他人が根本的に違う事を受け入れられ、同時に、違うからこそ歩み寄る意味がある、と自然に思えるようになった
何度でも言える、私の中で藤田和日郎先生は、尾田栄一郎先生よりも、手塚治虫先生より、ものすっごい漫画家だ!! 恐らく、鈴木央先生だって、ギリギリで藤田先生を追い越せない・・・追い込めても、だ
どこがスゴイかって、漫画家として自分が描きたい作品、なおかつ、私たち、読者に読んでほしい作品、どっちも両立した作品を描いてるんですよ。それをスゴイと言わずとして、何と言えばいいんですか? ボキャブラリーが乏しい、と言われようが、直情的な感動に任せて、スゴいと叫ぶしかないでしょうよ
ありがとうございました、藤田和日郎先生!!
でも、ファンとしては「お疲れ様でした」は言えても、「ゆっくり休んでください」は言えません
もう、ホント、すぐにでも次回作に挑んでほしいです
個人的には、『アルスラーン戦記』を別マガで連載している荒川弘先生に対抗して、田中芳樹先生の代表作の一つである『創竜伝』をコミカライズして欲しいんです。藤田先生は、今現在、活躍している漫画家、まだ、芽が出てないけれど実力は十分にある漫画家志望よりも、『創竜伝』を描くに相応しい漫画家だ、と思っているのでなく、信じています
と言うかですね、『月光条例』が終わって以来、週刊少年サンデーを読んでいても、連載時よりワクワクできないんです。『うしおととら』と『からくりサーカス』が終わった時も、古参のファンの人は、こんな気持ちだったんでしょうか?
ホント、私だけでなく、他のファンの皆さんのためにも、極太な少年漫画を掲げて戻ってきてくださいよ
もう、ホント、興奮して書いたから、自分でも何が言いたいのか、判らなくなっちゃいそう
ともかく、皆さん、『月光条例』を読んで、もっと、藤田先生を好きになってください
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最終巻。でもラストが駆け足、駆け込み過ぎで…というか一気に読もうと軽く前の巻を読んでいたのでちょっと意味が解らないところがあったり。今度ゆっくり全部読み返そう。でも確かに先生の辺りが一番面白かったなあ…。それにしても他誌の技使っていいのかな?(笑)
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最終巻。作者の他の作品は大好きなんだが、この作品は最後まで今一歩という感じだった。シリアスなシーンにおとき話のキャラがどうしても違和感を感じてしまい、最後までダメだった。
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とっぴんぱらりのぷう月光条例終幕。
ラストのオオイミとの一連の戦いが、どうにも月光が意地っ張りで、こう上手く感情移入できず。そしてオオイミの本質も、なんだかなぁという感じ。
しかし、「うしとら」の白面も「からくり」のフェイスレスもラスボスであった彼らの本質は、自分自身の欲求だけを追求したわけであったしなぁ。
「泥なんてなんだい」が、主人公の生き様である物語の対局としては、それしかないのだろうか。
自己正当化の権化達が、ラスボスか。そういう人間は嫌いだな。
ラストの「メイワクだってば~」は「絶対に押すなよ」です。
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遂に最終巻となった月光条例.....
感無量ですね。
ハチカヅキと一寸の最後があっさりだったので加筆されているかと思ったらそのままだったのでちょっと残念。
ただ藤田先生が連載当初から「最後はこうする」と決めていただろう結末は中々綺麗にまとまっています。
「流石、藤田先生!またまた熱すぎるっ!」という次回作を心待ちにさせていただきたいと思います。
最後に加筆されたエピローグ.....
ちょっとわかりにくかったですが「ハチカヅキさんの素顔はこの中からあなたが決めて下さい」といった感じなのでしょうね。
個人的には右ページ下のたれ目の娘なんか良いと思いますw
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月光条例最終巻です。
28巻の盛り上がりっぷりから一転、この29巻のラストの流れは頭に?が浮かぶ展開が多かった。
(ラスボスとのバトルや、終結後など)
今までの藤田作品と比べると、広げた風呂敷を畳みきれていないような印象を受け、読後の爽快感も薄かったように感じました。
逆に言えば、うしとらのように外伝があるのかな?と期待できるような終わり方であったとも思います。
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「月光条例」は完結し、そして始まりへ。「ヒーロー」像について考えさせられる話だった(よく許可おりたなー)。人それぞれ捉え方が違うもんな。でも、ちょっとすっきりしないな。そう!ハッピーエンドがいいんだよ! ラストのふたりは別の「月光条例」なんだろうか? そういや、鉢かづきとの約束、本人は気付いてないね。
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完結!
もうこの終わらせ方しかないですよね。
ご都合主義に走らなかったことが好印象。
あと読み手に想像の余地をのこしてくれているところも感動です。
お疲れ様でした!
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ついに完結。相変わらず感動のツボを押すのが上手いですね。
本作の終わり方は読み手に考える余地が与えられているので、そういうのが好きか苦手かは別れるだろうなあ。
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いやぁ、少年漫画で恋愛部分にキュンキュンするのはちょっと気恥ずかしいところもありますね。月光がやっと幸せだと言えるようになったのが嬉しいです。きっとこの後に帰ってきてくれるよね?
物語の物語というカラクリは、藤田先生らしいテーマで楽しかったです。またこんな燃えるまんがを期待してます。
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兄から借りて一気読みです。漫画初レビュー。
「物語」に並々ならぬ思い入れを持つ筆者が、メタ構造を駆使して真っ向から「物語る」ことを描いた怪作(誤字ではないです、念のため)。
モチーフはおとぎ話。数十年に一度、青き月光でおとぎ話の登場人物がおかしくなってしまいます。おとぎ話の長老たちが決めたただ一つの条例「青き月光でねじれた『おとぎばなし』は猛き月光で正されねばならない」=「月光条例」に従い条例執行者たる主人公がおとぎ話を正していくお話。
序盤は作者自身がおとぎ話に抱いている不満が「おかしくなる」という形で現れます。要はおとぎ話をDisってます。一番分かりやすいのがシンデレラでしょうか。「ただ魔女に会い、魔法をかけられお城に行き、王子に見初められただけ。私は一体何をしたの?パレードで私を見つめるあの貧しい女性と私は何が違うの?」…って感じです。
後半は長編、主人公・ヒロインの秘密が徐々に明らかになる少年漫画的な謎解きから、果てはメタ構造に至り「物語」が存在することの意味まで幅広に言及しています。
巷ではラスボスがしょぼすぎるという批判があるのですが、「月光条例」という物語を成立させるための必須の敵役、というポジションを考えるとあの描写は仕方なかったのかなとも思います。もうちょっとうまいやり方はあったかもしれませんが。
見せ場の描き方、収束の上手さはさすがの一言。ただ「うしおととら」「からくりサーカス」よりは少し(あえて?)放り投げるような終わり方になっています。最終話もあれはあれでありだと思いますが、個人的には「死なせて。」というセリフが一番心に残ってます。
惜しむらくは、著作権の問題で最も肝要な設定を変更せざるを得なかったこと。本来、○○は「○○○○○」の○○という設定だったみたいです。こちらだったら間違いなく名作になってたと思います。
色々チャレンジングで好きな作品ですが、キャラの魅力が弱いのと、上記記載の理由で★4つ。
なお、かの名作「うしおととら」1巻の口上で作者藤田和日朗は以下のように述べています。
「小さい頃寝る前にオヤジやオフクロによく読んでもらった「マッチ売りの少女」が気に入らなかった。なんでかわいそうな女の子がかわいそうなコトになっちまうんだよ!!だけど本のさし絵に正拳を叩き込んでもムナしいだけだ。だから僕はそのパンチを代理のヤツにぶちかましてもらうことにした。うしおととら、こいつらはつまり・・・そういうヤツらなんだ。」
うしおととら最終巻にて、一旦はその感情に決着をつけたかのように見えました。「かわいそうな「マッチ売りの少女」が嫌いで、僕はこいつらを生み出した。少女を助けて戦うヤツら。でも少女を助けるヒーローなんざ、要らないのかもしれない。7年間、こいつらに戦ってもらってようやくわかった。だって。少女が戦わなきゃ。ただ雪の中、手に息を吹きかけて泣いてちゃ、だれもふりむいちゃくれないもの。戦わなきゃ。しんどくても辛くても、自分でやんなきゃ。(まんが描くのもね。)ああ、ああ、そういうことか。だから自分は、「マッチ売���の少女」が嫌いだったんだ。 -背中をまるめてマッチなんてすってるんじゃねえ。-なんだ、ようやく、わかったよ。「うしおととら」は、つまり・・・そういうヤツらだったんだ。」
物語への思いが再び溢れ出た本作。作者の思いは昇華できたのでしょうか?マッチ売りの少女ももちろん出てきますよ。
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ラスト。
いや、1話目読んだときには、こんな壮大な話になるとは思わなかったです。
それどころか、1巻前でも、こんな展開になるとは思っていなかったという凄い展開。
たしかに、ついて行けなくて怒っている人もいるかもしれないのだけれど、わたした、これを大まじめにかいている藤田さんって、やっぱり素晴らしいと思います。
基本、わたしはひねくれ者だし、斜に構えたところがあると思っていますが、ストレートにいろいろにものに向き合おうとする強さは、やっぱり、凄いと思いますし、素直に脱帽します。
物語は、死なない。
このメッセージをものすごく強く伝えてくれただけでも、物語読みとして感謝したい気持ちです。
そして、いろいろ調べれば調べるほど、「マッチ売りの少女」から、メーテルリンク、宮沢 賢治へのこの流れ。
藤田 和日郎、おそるべし。
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うーん、再読すれば、精緻な伏線に感心出来るのだろうか。「うしお」「からくり」の鮮烈な成功体験が「風呂敷はいくらでも広げられるし、いつでも畳める」という誤った判断を作者にさせた印象。ただただその場の思いつきで突っ走るばかりでなく、じっくりと「物語」を練る姿勢を思い出していただければと思う。