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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2014/05/09
  • 出版社: 新評論
  • サイズ:20cm/302p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-7948-0964-3

紙の本

ハムレットの大学

著者 岡山 茂 (著)

われわれのなかに眠る神性を目覚めさせる大学、人文学、書物という翼−。大学と、そこで紡がれる人文学の未来を、「3・11以後」の視座から編み直す柔靱な思考の集成。【「TRC ...

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ハムレットの大学

税込 2,860 26pt

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商品説明

われわれのなかに眠る神性を目覚めさせる大学、人文学、書物という翼−。大学と、そこで紡がれる人文学の未来を、「3・11以後」の視座から編み直す柔靱な思考の集成。【「TRC MARC」の商品解説】

大学は800年前の水源に発して今も流れる河のようなものだ。そのなかで教員はつねに若返る学生を眺めながら老いてゆく。教員が教えたいと思うことは、学生が学びたいことであるとは限らない。教える者と学ぶ者はどのように出会うのか、あるいは出会い損ねるのかという問いは、さらに歴史を遡らねばならない永遠の問いだろう。ソクラテスによるソフィスト批判、キリストとその弟子たちの対話は、ボローニャ大学を創った学生たちの要求、ベルリン大学の教授たちの「学問の自由」をめぐる議論、1960年代末に起きた「五月革命」へとつながっている。
 もちろん「河」を流れる水にすぎない教員や学生には、水かさの増した河の護岸工事や、その流れを変えるような土木作業はできない。それは官僚や政治家など、すでに「陸」に上がった人たちに任せるべき仕事だ。しかしそういう「大人たち」への信頼は、フクシマ以後の日本において失われてしまっている。今や学長ばかりでなく、教員や職員や学生でさえ、自らがそのなかにいる大学について、その社会や国家との関係について、根源的な反省を強いられている。
 ところでそういう大学人にも、つねに生まれ変わりながら流れる大学という「行く河」の、3・11以後という岸辺に立ち、そこに生える「葦」となって「河」の来し方・行く末を想うぐらいのことはできるのである。パスカルやシェークスピアの昔から、それはむしろ人間としての本分であった。われわれは「考える葦」のように、あるいは一人のハムレットのようにこの地上に在る。人文学と大学をめぐるこの書物も、「地上にいる自分を、限りなく、単純なものとして、知覚する」というマラルメ的な欲望から生まれている。フクシマ以後を生きるにあたって、この欲望ほど切実なものもないのである。(おかやま・しげる)【商品解説】

著者紹介

岡山 茂

略歴
〈岡山茂〉1953年生まれ。パリ第4(パリ−ソルボンヌ)大学第3課程修了。専攻はフランス文学。早稲田大学政治経済学術院教授。

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書店員レビュー

ジュンク堂書店難波店

翼となって私たちの精神を解き放ち、扇となって埋もれ火を掻き立てる書物

ジュンク堂書店難波店さん

21世紀を迎えた今、世界の大学は、「グローバル企業」の下請け機関となることによって、命脈を保とうとしている。
 大革命期にその源泉を中世に持つ大学をすべて廃止してしまい、世界最古のパリ大学も未だ分割されたままであるフランスでは、エリート養成機関である「グランド・ゼコール」が益々その力を増し、ナポレオンへの抵抗の中で「学生を学問に目覚めさせる」ためにベルリン大学を創設したドイツの大学理念も、変節した。イギリスではオックスフォード、ケンブリッジの伝統が「サッチャー改革」によって破壊され、日本の「大学改革」も、それらの国々同様、「アングロ・サクソン・モデルの戯画的コピー」でしかない。
 だが、今ほんとうに求められているのは、「グローバリゼーション」にふさわしい大学ではなく、「グローバリゼーション」そのものを問い直すことのできる、デリダの言う「条件なき大学」である。
ハムレットのように、自らは死しても、民衆を守ることのできる大学なのだ。
 マラルメは、ハムレットをこう評した。“英雄がいる―他はすべて端役だ。彼は歩きまわる、ただそれだけだ。自分自身という書物を読みながら。”
 そうした大学の闘いに参戦すべき書物を、著者は次のように美しく表現する。
“それらのページは、翼となって私たちの精神を解き放ち、扇となって埋もれ火を掻き立て、私たちにふたたび情熱を見出させてくれるのです。”
 そして、そうした書物と出遭うことのできる場、それが大学なのだ、と。

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評価内訳

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2016/03/08 17:20

投稿元:ブクログ

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