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紙の本
浪花の太公望 (集英社文庫 鍋奉行犯科帳)
著者 田中 啓文 (著)
大坂庶民の夏の楽しみといえば、天神祭と鱧料理。だがこのところ、刀ばかりを狙う賊徒が横行し、東西町奉行所の与力や同心たちは祭どころではない。能天気なのは食い道楽の奉行・大邉...
浪花の太公望 (集英社文庫 鍋奉行犯科帳)
鍋奉行犯科帳 浪花の太公望
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商品説明
大坂庶民の夏の楽しみといえば、天神祭と鱧料理。だがこのところ、刀ばかりを狙う賊徒が横行し、東西町奉行所の与力や同心たちは祭どころではない。能天気なのは食い道楽の奉行・大邉久右衛門のみで、騒ぎをよそに料理方の源治郎に鱧の骨切り修業を言い渡す始末。その目的が噴飯もので―(「地車囃子鱧の皮」)。他、極上の献立が彩る2編を収録。鍋奉行の名裁きが魅せる食いだおれ時代小説第3弾。【「BOOK」データベースの商品解説】
刀ばかりを狙う賊徒が横行し、東西町奉行所の与力や同心たちは天神祭どころではない。能天気なのは食道楽の奉行・大邉久右衛門のみで…。食いだおれ時代小説第3弾。『web集英社文庫』掲載に書き下ろしを加えて文庫化。【「TRC MARC」の商品解説】
大坂西町奉行で食い道楽の大邉久右衛門。つまらぬ意地の張り合いから、料理方の源治郎は奉行に鱧の骨切り修業を言い渡され…。グルメ満載の食いだおれ時代小説第3弾。オリジナル文庫。(解説/ 北野勇作)
【商品解説】
収録作品一覧
地車囃子鱧の皮 | 7−132 | |
---|---|---|
狸のくれた献立 | 135−241 | |
釣り馬鹿に死 | 243−340 |
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奉行のファンです
2015/03/28 18:56
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投稿者:hana - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズを愛読しています。今回も珍騒動がてんこ盛りでした。物語は必ずしも奉行が主だって出て来ませんが、存在感はしっかりあり、それぞれの物語の最後には奉行の『扇に一句』の趣向が欠かされていません。奉行はワガママでだらしなくて怠け者、熱心なのは食べることだけ、という人柄を貫いてますが、その根底にある公平な人間感が人柄に深みを与えています。一つ目の物語は、よくある料理漫画っぽいストーリーではありましたが、他の二つが良かったので、自作も楽しみにできるかなーと思ってます。