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紙の本
烏に単は似合わない (文春文庫 八咫烏シリーズ)
著者 阿部 智里 (著)
人間の代わりに「八咫烏」の一族が支配する世界「山内」で、世継ぎである若宮の后選びが始まった。朝廷で激しく権力を争う大貴族四家から遣わされた四人の后候補。春夏秋冬を司るかの...
烏に単は似合わない (文春文庫 八咫烏シリーズ)
烏に単は似合わない【新カバー版】
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商品説明
人間の代わりに「八咫烏」の一族が支配する世界「山内」で、世継ぎである若宮の后選びが始まった。朝廷で激しく権力を争う大貴族四家から遣わされた四人の后候補。春夏秋冬を司るかのようにそれぞれ魅力的な姫君たちが、思惑を秘め后の座を競う中、様々な事件が起こり…。史上最年少松本清張賞受賞作。【「BOOK」データベースの商品解説】
【松本清張賞(第19回)】人間の代わりに「八咫烏」の一族が支配する世界で、世継ぎである若宮の后選びが始まった。権力を争う大貴族4家から遣わされた4人の后候補。魅力的な姫君たちが、思惑を秘め后の座を競う中、様々な事件が起こり…。【「TRC MARC」の商品解説】
史上最年少松本清張賞受賞作
人間の代わりに八咫烏の一族が支配する世界「山内」ではじまった世継ぎの后選び。有力貴族の姫君四人の壮大なバトルの果て……。史上最年少の松本清張賞受賞作品。解説・東えりか【商品解説】
目次
- 序章
- 第一章 春
- 第二章 夏
- 第三章 秋
- 第四章 冬
- 第五章 再びの春
- 終章
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電子書籍
驚きの結末
2015/09/30 09:03
10人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みぃ - この投稿者のレビュー一覧を見る
とにかく驚きの結末。
「こう来るかぁ~。」と結末を読みながら、どんどん物語に引き込まれて行きました。全てを読みきった後の充実感が、実に気持ち良かったです。ただ、姫達の立場から話が進むこの話だけでは、金烏側の動きが分からないのでぜひ『烏は主を選ばない』を合わせて読んでほしいです。きっとより深くこの世界観を楽しめるはず。
電子書籍
ファンタジーとは荒唐無稽にあらざる
2020/07/10 21:09
9人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ワシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
・国語文法の破たん
唐突だが、図解なしには難解すぎる描写が多々。
唐突すぎて、主客の転倒や主述の多重ねじれも多い、流し読みでは追えず、じっくり読むと混乱する。
唐突に、送りがなが揺らぐのも気になる。ATOKを使っているが「誤用」と怒っている。変換に任せて常用外の漢字を誤用したがるの悪い癖。
唐突だけど、どうしてどの人物も“唐突に“動き出すのかが分からない。
作文にお金を払うつもりはないので -1。
・古典知識の貧弱さ、考証の甘さ
ファンタジーには徹底した世界構築が必要だが、バックボーンは貧弱だ。
作者は“八咫の烏“を知らずに書いているが、わが国で神様のお使いと異なるのなら、そこは頁を割いて説明が必要だろう。
唐がない世界の唐衣、蘇がない世界の蘇芳、呉がない世界の呉服とは?
大荷物を軽々と離陸させられるのに車が発展したなんて、技術屋からしたら「あり得ない」。
細かな設定の齟齬はファンタジーには付き物だが、そこを突破できる勢いもない。-1
・凡庸な展開
王朝絵巻か、あせびの立身伝か、最終的にどちらでもないのだ。
巻頭から少し読めば、金烏が全てを持って行く結末が見えてしまう。
正直この程度の作品ならライトノベル文庫で死屍累々である。加藤みどりが棒読みで「なんと言うことでしょう」と言うでしょうと思うくらいに芸がない。
・後に続かない事を祈る
松本清張賞はミステリー・推理小説以外はエラい凡作・駄作が多く、本シリーズが筆頭であろう。
もっと良質な読書体験を重ねて頂きたいと願うものである。
本作を読んで「この程度でも賞が穫れる!」と駄作が続かないことを…、なーんて思っていたら「なろう系」とかいうゴミまであらわれる始末。
電子書籍
よくヒトをわかってらっしゃる。。
2016/02/27 12:27
8人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:プロビデンス - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白かった。異界の雰囲気も良かったし、話の展開も良かったし、驚きましたし。若い作家だと思うけど、人間観察が鋭いなあと思いました。
紙の本
後宮を舞台にした和風ファンタジー
2016/01/30 22:52
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雪花菜 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『あなたの予想を裏切る』の文字が踊る帯、表紙の雰囲気、八咫烏という生き物が支配するという世界観に惹かれて手にとりました。
正直なところ、はじめに読み終えたときの感想は「なんやこれ、もやもやする!」でしたね。
和風ファンタジーの雰囲気が好きだったので、それをいまいち生かし切っていないように感じられる展開、結末に至るまでの伏線の弱さ、結末の唐突な感じ。
『どんでん返し』に「やられた!」と思う反面、結末自体に釈然としない部分もあり、肩透かしをくらったような気分にもなりました。
このへんは賛否両論あるかもしれませんが。
ですが私は、「なんやこれ!」と思わず叫んでしまうような結末だったからこそ、だからこそ、この作品は評価されるべきだと思いました。
読み終えた後はもやもやするかもしれません。「なんやこれ!」と叫びたくなるかもしれません。
でもこの物語のことが、決して悪い意味だけでなく心に残り、この作品の世界に惹きつけられる自分に気づくかもしれません。
一読の価値はあると思います。
紙の本
感情移入しにくいのが難点
2016/08/22 16:50
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:dekakiki - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白いと思うのだが、この構成(ネタバレになるので、詳しくは書きません)は感情移入しにくい。肝心のところで興ざめしてしまった。
紙の本
意外な結末
2015/10/27 20:36
5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:youcitrus - この投稿者のレビュー一覧を見る
ありきたりなコピーだが、そう思う。入内を目指す姫君たちの話とのことで、女の争いや最後にだれが勝つのかという期待で読んでいた。主に西家の姫の視点で進んでいき、徐々に彼女を応援する気になるのだが……ネタバレはしたくないのでこの辺で。ただ、読み終わる頃には「こんなのあり!?」と思わされた。
紙の本
読書中★4 読了後★2~3
2016/09/06 04:19
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る
良くないほうの意味で「裏切られた!」でした(苦笑)
読後の感想としては、後半~終盤一気に忙しくなって、
読み手としては疲れました。
レビュー拝見していて、気になった部分をピックアップしてみました。
<烏である必要性>
ここで出てくる烏はサッカー協会のシンボルとして有名な熊野の3本足烏。
物語を史実とごっちゃにしないために、また山内という立地に住まうに向いている生き物。
もちろん、物語の展開にも貢献している設定。
東家の二の姫の容姿だったり、南家・西家・北家の姫君たちそれぞれの外見やタイプも現代的で好きです。
いくら「この時代には、こういうタイプが美人ってされてたんだ!」と並べても、
ファンタジーにそれを持ち込むのは変だなぁと思ってきたので…。
変に縛らず、現代の感性で自由に描くこともファンタジーの意義ではないだろうか?と思います。
そういうわけで、言葉遣いや言い回しもくだけていていいと思います。
個人的には若宮登場からの謎解き、「この人、よくしゃべるなぁ…(たいして四家の姫と面識もないのに)」
「若宮関連のイケメン描写、多いなぁ…(疲弊)…面白みのない、男だなぁ。」
「冬」の章だけが一番よくできていると思ったのも、もうすぐ終わる頃だけに残念でした。
登場回数最多である姫君たちのバックグラウンドを完全に書き忘れた感が否めません。
伏線もいくつか未回収でしたし、消化不良で読後の後味は良くなかったです。
感情論の女子高に、ガッチガチの理詰め男子が乗り込んできたようで、
どうも若宮が好きになれないです。
次はないかな。
ただ、あとがきを読んでこの作家さんが30代半ば~後半になって書くものが変わったら読みたいかも。
一般的に二十歳前後の女子は男子よりも精神的に老成していますから、
腕力といった目に見える男性らしさはよく思わない傾向があるし、
同時に他者に見える女性らしさの特徴を自分の弱点とみなす傾向もあります。
残念な事に、それが今作のなかに見えてしまいました。
電子書籍
すごい世界観
2016/10/24 19:10
4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:フィン - この投稿者のレビュー一覧を見る
架空の世界の物語が好きですが、今まで読んださまざまなシリーズのどれにも似たものがない気がします。とても独特。烏に変身できる人間という設定で、服はどうなるんだろうと現実的な疑問を持ったのですが、ちゃんと解決策が用意されていて、「たかが」ファンタジーという感じはなく、その世界観には圧倒されました。
紙の本
衝撃
2016/09/06 11:33
4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:moco - この投稿者のレビュー一覧を見る
何気なく手に取った作品でしたが、ひっくり返り方が衝撃で、トリコになりました。
電子書籍
やっぱり予想通り
2019/05/20 20:20
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
時間があるときに手にとってみましたけど、やっぱり合いませんでした。なんというか、こういうのは反則だろうと思います。残念。
電子書籍
世界観は良かったが…
2018/12/02 21:04
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:xiao - この投稿者のレビュー一覧を見る
平安×ファンタジーという壮大な世界観に惹かれて購入したが、ストーリーが薄っぺらく期待外れだった
登場人物全般の心理描写が雑で行動を起こすまでの動機付けが弱い
若宮と浜木綿は切れ者のはずだが言葉遣いからそれを感じられないのも気になった
電子書籍
★★
2016/04/17 10:59
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆな - この投稿者のレビュー一覧を見る
阿部智里作品初読み。女ばかりの世界では隙をみせられないなと思いながらダラダラと読み進む。シリーズがどこまで続くのかわからないが何となく合わないので既刊本の三作を持って卒業かなあと思っていたら。。。。真の主人公である金鳥の若様が出てきてから一気に面白くなった(笑)若様が一番美味しいところをさらっと持っていった(笑)
紙の本
烏である必要があったのか?
2015/10/16 09:15
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のりべん - この投稿者のレビュー一覧を見る
このシリーズは、これを最初に読みました。
入内をめぐる各家の争いを中心に話が進みます。
最後に、この人たちが烏である意味ってあったのかな?って思いました。
八咫烏であるかはこのあとなのだと思いますが、一作目が何故、このテーマだったか甚だ疑問でした。
気が向いたら二作目を読もうかなと思います。
紙の本
あれあれあれ?!
2020/02/16 00:50
3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:usako35 - この投稿者のレビュー一覧を見る
3分の一ほどは ゆるい女子のやりとりに あ、失敗だったか。。とガッカリしながらも、とりあえず読もうとすすんでいったら、『!!』なにこの展開! と途中からもう夢中。あぁそうなの?そうなの?と読み返してみたり楽しめました。そしてその後のシリーズ一気読み。架空の世界も、時代がかったものが好きな私には魅力的です。手にした方はとにかく最後まで読むことをおすすめします。久々のはまり本でした。
紙の本
とにかく面白い!
2019/05/21 19:26
3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
とりあえず、読んだあと衝撃を受けました。
女子のバトルかと思っていたのですが、予想を裏切られ、またすぐに読み返してしまいました。
そのあとも何度も読み返したのですが飽きることはなく、新たな発見がありました。
ファンタジーですが、入りにくさはなく、この世界観にどっぷり浸かってしまいます。
忙しいときには読むことをおすすめしないくらい、面白いです!