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商品説明
なんといっても文章は、頭の中味の反映ですから−。自身が装丁した100冊から、インスピレーションが刺激された「ほんの数行」を紹介して、あれこれ語る。装丁(図版)も掲載。『週刊金曜日』連載を加筆して単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
半世紀以上にわたってイラストレーター、デザイナー、映画監督と多才な活躍を続ける和田誠さん。装丁した3000冊を超える本から、名ゼリフがキラリと光る100冊を選びました。和田さんのインスピレーションを刺激した「ほんの数行」のフレーズとブックデザインをめぐる想い出を、装丁家ならではの視点で楽しく綴ります。【商品解説】
目次
- はじめに
- 1 指揮のおけいこ(岩城宏之)
- 2 あの季この季(岸田今日子)
- 3 パパラギ はじめて文明を見た南海の酋長ツイアビの演説集(ツイアビ)
- 4 ハリウッドをカバンにつめて(サミー・デイヴィス・ジュニア)
- 5 挨拶はたいへんだ(丸谷才一)
- 6 THE SCRAP 懐かしの一九八〇年代(村上春樹)
- 7 清水ミチコの顔マネ塾(清水ミチコ)
- 8 うらおもて人生録(色川武大)
著者紹介
和田 誠
- 略歴
- 〈和田誠〉1936年大阪生まれ。多摩美術大学卒業。デザイナー、イラストレーター、エッセイスト、映画監督。文藝春秋漫画賞、講談社出版文化賞などを受賞。
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紙の本
名著を飾る
2022/08/01 17:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
シンプルな線の中にも味わいがあり、カバーを見ただけで思わず手に取ってみたくなります。色川武大から丸谷才一まで、名作家との出会いにも恵まれていますね。
紙の本
これは書籍版「お楽しみはこれからだ」です
2020/02/15 08:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
イラストレーターの和田誠さんは映画が大好きで、これが高じて映画監督までやりましたが、なんといっても映画の中の名セリフを集めた『お楽しみはこれからだ』は和田さんのイラストとエッセイがすこぶる素敵な名著で、この本から映画が好きになった人も多いのではないかしら。
実は和田さんは映画だけでなくかなりの読書家でもあって、この本の「はじめに」では「ぼくはたいした読書家ではない」と謙遜しつつ「子どもの頃から数えれば、かなりの本を読んでいるはず」と綴っている。
何しろ和田さんには数多くの自身が装丁した本があって、装丁する時には当然ゲラ段階の原稿も読むことになるわけで、そうなればやっぱり相当数の本を読んでいることは間違いない。
そこで『お楽しみはこれからだ』の、本編みたいに、本の中から気に入った数行を抜き出して紹介しているのが、この本だ。
しかも、和田さんが装丁した本だけからの厳選で、しかも書影付だから、和田さんファンにとってはたまらない。
元々が「週刊金曜日」という雑誌に2008年3月から2012年12月まで連載されていたもので、100回という区切りのいいところで単行本化(2014年)されている。
しかも本になった時点で、そのうちの著者40人が物故されていて、この本自体がまるで追悼集のようにして読める。
そして、2019年10月に和田さんもいなくなって、この本全体で和田さんを悼んでいるようでもある。
あ、この本はそんな悲しみよりもご機嫌に楽しい本だと書き添えておきます。