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商品説明
辛亥革命後、在留邦人を守ろうとした日本が、中国側の協定違反、反日煽動、巧妙な対外宣伝の果てに派遣軍出動を余儀なくされ、支那事変へといたるプロセスを、支那通軍人・佐々木到一の足跡に重ねて克明に追う。【「TRC MARC」の商品解説】
中国側は一貫して日中戦争を「日本の侵略」と評してきた。だがそれはどこまで事実に即した歴史認識なのか。孫文とも親しかった支那通軍人の著作・論文、当時の新聞報道をもとに、度重なる権益侵害、在留邦人の虐殺事件を経て日本が軍隊の派遣を余議なくされ、宣戦布告なき戦いに突入していくプロセスを詳述。中国側の挑発・宣伝戦の実態をも明らかにした、きわめて今日的教訓に富む日中戦争前史!【商品解説】
目次
- 支那軍は改造できるか/錯綜する国民党/北伐の開始/張作霖鉄道網に取り囲まれる満鉄/「田中上奏文」の原型となった中国の宣伝文書/万宝山事件、朝鮮農民の苦境/G・B・リーの「満洲国独立の必然性」/国際聯盟脱退、松岡洋右の主張/共産軍の不気味な動き/通州事件、中国保安隊による邦人虐殺/共産主義に無防備なルーズベルト/南京攻略戦
著者紹介
田中 秀雄
- 略歴
- 〈田中秀雄〉1952年福岡県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。日本近現代史研究家。「朝鮮で聖者と呼ばれた日本人」で第2回国際理解促進優良図書優秀賞受賞。著書に「映画に見る東アジアの近代」など。
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紙の本
「日本陸軍と中国」を読み比べてみて下さい
2017/08/12 15:18
4人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
同じ佐々木到一中将を取り上げた戸部良一氏の「日本陸軍と中国」が、ちくま学芸文庫で復刊したので、是非読み比べてから判断して下さい。
当方が佐々木到一に関心を持つとすれば、同じ昭和2年の国民革命軍の南京入場の際に負傷した経験を持つ同じ「支那通」の根本博中将が、戦後、台湾に渡って国府軍の押しかけ軍事顧問になったのに、佐々木到一は中国人や国民党、蒋介石に対する憎しみが高じて、昭和12年の南京攻略戦で彼自身が「ある軍人の自伝」などで書いているように、恐るべき報復を行うまでに至ったのか、という点だ。