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平成夜這い日誌 オリジナル長編恥じらいエロス(双葉文庫)
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この著者の新着情報

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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2014/05/13
  • 出版社: 双葉社
  • レーベル: 双葉文庫
  • サイズ:15cm/293p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-575-51680-7

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平成夜這い日誌 オリジナル長編恥じらいエロス (双葉文庫)

著者 葉月 奏太 (著)

「おまえは今日から七代目の夜這い屋だ」。郷里に帰省した大河内和夫は、父親から唐突に告げられる。村の平和は女たちの身体を鎮めることからという考えのもと、庄屋の末裔である大河...

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平成夜這い日誌 オリジナル長編恥じらいエロス (双葉文庫)

670(税込)

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商品説明

「おまえは今日から七代目の夜這い屋だ」。郷里に帰省した大河内和夫は、父親から唐突に告げられる。村の平和は女たちの身体を鎮めることからという考えのもと、庄屋の末裔である大河内家の当主は代々「夜這い屋」という裏稼業を担っているというのだ。否応なしに跡を継いだ和夫だったが、実は未だに女を知らぬ身で…!?日刊ゲンダイで圧倒的支持を得た人気連載、待望の書籍化。【「BOOK」データベースの商品解説】

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みんなのレビュー1件

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評価内訳

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紙の本

非現実なテーマながら「鉄の掟」が導く夜這い屋への成長

2014/07/01 21:51

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

あらすじにある「圧倒的支持を得た人気連載、待望の書籍化」は間違いではなかった。平成の世に夜這い?とのギモンは沸くのだが、こうした非現実的なテーマを、代々続くという夜這い屋としての「鉄の掟」で上手に仕上げていると思う。同時に、チェリーだった主人公(25歳)の初体験から立派な夜這い屋への成長と、長年秘めていた想いが成就する「掟破り」の良さが加味されていた。

第一章 志保(30歳)若未亡人
突然7代目の夜這い屋を襲名した(させられた?)主人公の初仕事にして筆おろしの相手となる志保がまた実に母性的な包容力に溢れた人として描かれており、この志保の魅力がそのまま本作の続きを読みたくなる導線になっている。長野県北部の旧家という設定や村の女性達が夜這いを依頼する方法などには『二階堂家の兄嫁』シリーズ(全3作)の3作目『赤い稜線』との共通性もあってファンとしてはニヤリとしてしまう場面も。生真面目に見える父とのやり取りもコミカルで良い。

第二章 有紀(25歳)かつての同級生
高校時代の同級生にして当時のアイドル的存在が今は母校の教師という設定にリアリティがあり、主人公にとっても憧れの存在だったのだが、ふとしたきっかけで実は有紀にも秘めた想いが芽生えていたのにすれ違っていたという青春の息吹きにはサブタイトルの「恥じらい」に通ずる甘酸っぱさもあった。ならば今からでも遅くないからくっついちゃえよ!と思うのだが、これを阻害するのが「鉄の掟」である。主人公には別の秘めた想いもあるために夜這い屋としての道を選ぶところは後の伏線とも推測できる。

第三章 真穂(20歳)村の幼妻
頑固一徹かつ職人気質で無愛想な夫(55歳)が在宅中でも依頼があれば夜這いしなくてはならない「鉄の掟」は試練でもある。可愛らしい風貌に反して主人公との閨を夫に覗かせる真穂の大胆さには若妻ならではの官能的な理由があり、これを絡めて寝取り・寝取られのテイストを塗す描写の良さもあった。

第四章 奈津子(28歳)今は東京在住の姉的存在
「鉄の掟」は出張をも強いる。かつて住んでいた東京に主人公を一時的に舞い戻らせることで過去と現在との心境の変化を描きつつ、奈津子との間で昔に起きた恥ずかしい「事件」を思い出させつつ、そこに先代(父)の活躍(暗躍?)をも盛り込んだ中には立場を変えた覗きの淫靡さと良さがあった。ただ、主人公が先代と間違えていないか?と躊躇する件については、奈津子が当初より主人公を指名していることから齟齬を感じた。

第五章 美也子(34歳)義母
普段は和装の楚々とした美貌の義母は主人公の大本命であり、実は全編を通じて所々に出てくるメインヒロインである。1章1ヒロインのスタイルに時折見られる物語性の低減を「夜這い」という設定で上手く回避しながら最後にメインと結ばれる道筋もドラマチックに綴られている。第二章の有紀とは異なり、ここで主人公が「鉄の掟」を一瞬だが破るところには想いの深さとしての対比も忍ばされている。細かなところでは幾つかツッコミたくなる部分もあったし、母の矜持を見せて恥じらいの抗いをも見せる義母と結ばれるまでにはもう少し時間をかけてもよかったかな?とも感じたが、序盤から次第に滲み出てきていた義母の想いもまた成就される可憐な良さは出ていた。また、これを全てお見通しとばかりに振る舞う父が最後にカッコ良く見えてくるのは不思議でもある。

シチュエーションを含めた官能描写の良さに物語の良さも上乗せしながら最後は男女の愛情と夜這い屋としてのお勤めを両立させる形での淫猥な結末へと繋げたのはさすがである。

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