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紙の本
あの頃。 男子かしまし物語
著者 劔 樹人 (著)
カネもない、仕事もない、彼女もいない。どうなるんだ、僕の人生は! 「神聖かまってちゃん」マネージャーにして、ミュージックシーン最重要人物による、漫画つき青春叙事詩。『EY...
あの頃。 男子かしまし物語
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商品説明
カネもない、仕事もない、彼女もいない。どうなるんだ、僕の人生は! 「神聖かまってちゃん」マネージャーにして、ミュージックシーン最重要人物による、漫画つき青春叙事詩。『EYESCREAM.JP』連載を再構成。【「TRC MARC」の商品解説】
「神聖かまってちゃん」の敏腕マネージャーとして注目を浴びる著者、劔樹人の待望の処女作。自伝的コミックエッセイである本書は、著者が2000年代初頭から東京に出てくるまでの数年間を過ごしていた大阪市阿倍野区での日々を描く。ふとしたことからハロプロのアイドルに魅せられ、そのことで出会った友人たちとの、くだらなくも夢中になって過ごした遅い青春の日々。アイドルという光に勇気づけられ、うまくいかない日々に落ち込み、友人たちと見つけた自分たちの居場所を謳歌しつつも、ひとりの友人の壮絶な死を経て「おとな」になっていく、切【商品解説】
著者紹介
劔 樹人
- 略歴
- 〈劔樹人〉1979年新潟県生まれ。(株)パーフェクトミュージックで「神聖かまってちゃん」「撃鉄」「アカシック」のマネジメントを担当。エンターテイメントグループ「DPG」プロデューサー。
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鮮烈で、やがて寂しい
2020/02/19 01:02
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tadokoro - この投稿者のレビュー一覧を見る
素朴な絵と文章で描き出された2000年代初頭のアイドル好きサブカル男子たちの青春群像劇。個性的な登場人物のいわゆる「バカ男子」ものとしての面白さ、そして当時のアイドルの現場にいるファンのヤバさや、主人公たちが結成する「恋愛研究会。」のイベントのノリ、現実の人間関係に端を発したmixiでのトラブルなど、当時の空気がありありと蘇ってくるような描写にクラクラする。石川梨華さんの卒コンでの下らなくも暖かいエピソードと、だんだん仲間と距離が離れていく青春の終わりのような切なさに泣ける。
あと、これは作品の問題ではなく、世の中の変化の結果だと思うけれど、登場人物たちのホモソーシャル集団の悪ノリ、主人公の思い人やメンバーの彼女に対する扱いの酷さ、ホモフォビア、笑える「スケベなエピソード」として紹介されるエピソードが今の感覚だと「性暴力では…?」と思えるような箇所もあった。でもこれは、当時はマジでこういう感覚だったかもしれない、とほぼ同時代を生きた身としては思う。そういう意味でも、なんだか切ない気持ちになった。