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紙の本
怪談 (講談社文庫)
著者 柳 広司 (著)
残業を終え帰路を急ぐ赤坂俊一が真っ暗な坂道をのぼる途中、うずくまって泣いている女を見かけた。声をかけると、女はゆっくりと向き直り、両手に埋めていた顔をしずかに上げた―その...
怪談 (講談社文庫)
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商品説明
残業を終え帰路を急ぐ赤坂俊一が真っ暗な坂道をのぼる途中、うずくまって泣いている女を見かけた。声をかけると、女はゆっくりと向き直り、両手に埋めていた顔をしずかに上げた―その顔は(「むじな」)。ありふれた現代の一角を舞台に、期せずして日常を逸脱し怪異に呑み込まれた老若男女の恐怖を描いた傑作6編。【「BOOK」データベースの商品解説】
雪おんな、ろくろ首、耳なし芳一…。鮮やかな論理とその論理から溢れ滲み出す怪異。小泉八雲ことラフカディオ・ハーンの「怪談」を、現代の物語として描き直した異色のミステリー。全6編を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
現代の片隅で起きている、不可解で奇妙な出来事。滑らかなストーリーテリングに乗せられて辿り着く、驚愕唖然の結末に背筋が凍る!【商品解説】
目次
- 雪おんな
- ろくろ首
- むじな
- 食人鬼(じきにんき)
- 鏡と鐘
- 耳なし芳一
収録作品一覧
雪おんな | 7−52 | |
---|---|---|
ろくろ首 | 53−94 | |
むじな | 95−133 |
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紙の本
八雲とは全くの別物
2017/08/09 19:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
小泉八雲の怪談に触発された作品集で、雪おんな、ろくろ首、むじな、食人鬼、鏡と鐘、耳なし芳一の6編。
当然のことながら、八雲の作品とは全く別物のミステリーです。したがって、原作にある独特の空気感や古典としての芸術性・奥深さは微塵もありません。ただし、ミステリーという娯楽に徹した作品と割り切って読めば、十分満足できる内容でした。
特に最後の一文の不気味さは、まさに怪談でした。中でも、個人的には「むじな」「耳なし芳一」が、原作を上手くアレンジしていて、面白かったです。
紙の本
作風がホラーと合っていない気がします
2015/05/07 01:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
ラフカディオ・ハーンの「怪談」を柳広司さんがリメイクした作品です。
普段は頭脳ゲームを軸としたミステリが本領のため、ホラーってどうなの?と思いつつ読んでみましたが、やっぱりミスマッチだと思います。古典のリメイクものとして読む分にはまぁまぁの面白さ(それでも☆3.5くらいです)ですが、柳広司さんが書いたものとして読むと、あんまり本領を発揮できていない感じがしました。どうせなら、江戸川乱歩の古典作品をリメイクした方がより良い短編集になったのではないか、などと勝手な想像をしてしまいました。そのぐらい惜しい作品です。