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- カテゴリ:一般
- 発売日:2014/05/01
- 出版社: 萬書房
- サイズ:19cm/205p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-907961-00-8
読割 50
紙の本
AIDで生まれるということ 精子提供で生まれた子どもたちの声 AID=非配偶者間人工授精
著者 非配偶者間人工授精で生まれた人の自助グループ (編著),長沖 暁子 (編著)
不妊治療の延長上の技術として行われてきたAID(非配偶者間人工授精)で生まれた人たちが、自分たちの体験を、自分たちの言葉で綴る。当事者たちとAIDを研究する長沖暁子の座談...
AIDで生まれるということ 精子提供で生まれた子どもたちの声 AID=非配偶者間人工授精
AIDで生まれるということ
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商品説明
不妊治療の延長上の技術として行われてきたAID(非配偶者間人工授精)で生まれた人たちが、自分たちの体験を、自分たちの言葉で綴る。当事者たちとAIDを研究する長沖暁子の座談会なども収録する。【「TRC MARC」の商品解説】
本書は非配偶者間人工授精(AIDあるいはDI。夫以外の第三者から提供された精子を用いた人工授精)で生まれた人たちが、自分たちの体験を、自分たちの言葉で綴ったものです。
不妊治療の一つであるAIDは60年以上にわたり行われてきたにもかかわらず、秘密にされ、生まれた人の声はこれまでほとんど顧みられることがありませんでした。最近は、AID以外に卵子提供や代理出産など第三者の関わる生殖技術が行われはじめていますが、その是非を論ずるとき、生まれた子どもの声を知ることは必須です。
AIDで生まれた人が何を思うのか、育つ家庭で何が起こっているのか等々、まずは長い歴史のあるAIDの実情に目を向け考えてほしいと願い、本書はつくられました。法整備に向け、この技術を社会全体がどう受け止めるのか議論するためにも必読の書です。
●目次●
■AIDで生まれた子どもの声(当事者6人の手記)
・生まれた人たちの声を聞いてほしい
・なぜ遺伝上の父親を知りたいのか
・子どもの人生は子どものもの
・モノのようにやり取りされつくられることはあってはならない
・DNAに秘密あるらし神の留守
・今も大好きな母だからこそ母を信じきれないことが悲しい
■座談会( 参加者:当事者4人と研究者)
当事者に会って変わったこと/母親との関係/父親に対してはどう思う?/母親に対して“裏切られた” という感覚が強い/当事者として発言して/身近な人に話せない/子どもを「生んでしまった」/怒りのもと/この技術についてどう思うか/出自の権利が認められても違和感は消えない/医者に腹が立つ/親がレズビアンやシングルなら?/どうしたら生きやすくなるか
■当事者とは誰なのか(長沖暁子)
第三者の関わる生殖技術/生殖技術に関する規制/出自を知る権利/生まれた人の声/親たちはなぜ子どもにAIDで生まれたことを伝えないのか/精子提供者/何が必要なのか/なぜ子どもが欲しいのか、家族とは何か【商品解説】
目次
- ■AIDで生まれた子どもの声(当事者6人の手記)
- ・生まれた人たちの声を聞いてほしい
- ・なぜ遺伝上の父親を知りたいのか
- ・子どもの人生は子どものもの
- ・モノのようにやり取りされつくられることはあってはならない
- ・DNAに秘密あるらし神の留守
- ・今も大好きな母だからこそ母を信じきれないことが悲しい
- ■座談会( 参加者:当事者4人と研究者)
- 当事者に会って変わったこと/母親との関係/父親に対してはどう思う?/母親に対して“裏切られた” という感覚が強い/当事者として発言して/身近な人に話せない/子どもを「生んでしまった」/怒りのもと/この技術についてどう思うか/出自の権利が認められても違和感は消えない/医者に腹が立つ/親がレズビアンやシングルなら?/どうしたら生きやすくなるか
著者紹介
非配偶者間人工授精で生まれた人の自助グループ
- 略歴
- DOG: DI Offspring Group
AID(非配偶者間人工授精)で生まれた当事者同士が、一人で悩まず互いに話し合える場をつくることを目的として、2005年1月から活動を始める。また、AIDの抱える問題について、今まで語られることのなかった生まれた人の立場からの意見を明らかにし、この問題についての理解を、社会に広く訴えていくことも行っている。
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紙の本
当事者たちのことば
2016/01/28 07:54
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投稿者:ふとし - この投稿者のレビュー一覧を見る
戸籍上の親が自然に性交渉して生まれてきた私が、今からAIDで生まれてきた人間になることは不可能です。しかし、AIDで生まれてきた人々と出会う可能性や、自分自身がAIDを利用して子どもを授かることになる可能性は充分あります。
現在利用可能な制度であるAIDについては賛否両論わかれますが、自分の思い込み・イメージ・偏見だけで意見を言うのではなく、この本を1度読んでからもう一度よく考えてほしいと思います。
当事者たちのことばに耳を傾けてみてください。