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BBM@メモ
中小・ベンチャー企業はバリューチェ
ーンの一部しか担えないので、自分ができないところを他人にやっ
てもらうしくみが大事だ、というところと、ビジネスは最終的にロ
ーカルでしかあり得ないというところ。
◆スイス本社のオンラインゲーム企業ミニクリップ
「成長のためには何をおいてもお客様、商品、そして市場をよく理
解すること」(同社副社長 クリストファー・J・ベルグストレッサ氏)
グラブキャド(GrabCAD)は、コンピュ
ータによる設計支援ツールであるCADデータを扱うエンジニアや
デザイナーのエキスパート向けコミュニティを運営しています。
100万に近い登録人数と約35万のファイルがライブラリーにありま
す(2013年12月時点)
インターネットサービスにおいても、検索エンジンではグーグルが
世界で独り勝ちをしているわけではなく、日本ではヤフーが強いで
すし、メッセージサービスではライン(LINE)はアジアでは強く
ても、ヨーロッパではワッツアップ(WhatsApp)が圧倒的です。
このように、市場の地図は常にまだら模様なのです。ビジネスの仕
掛けには、ローカルの文化傾向を考慮することが欠かせないのです
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米国、日本そして著者の在住するイタリアを中心とした欧州で伸びている中小ベンチャー企業を、企業が伸びるための三つの重要な鍵、外国とビジネスをする際の国境の利用方法と文化の違いの克服方法などインタビューし紹介している。業種もIT、アパレル、家具、ホテル、メディア、電力等々多種多様でやや展開に乗り遅れそうに感じるが新鮮だ。
なかでも欧州の中小企業は日本で紹介されることが少ないので特に興味深い、『欧州は損得より二段階くらい上のところにある概念でビジネスをしている人がいます・・・この二段階上の部分が強いブランドを作るのです。』この辺りが米国とはまた違った欧州の底力なのでしょう。日本では明治維新以降消滅したとあるのが気になる。内村鑑三の説く経済と道徳分けない考え方や渋沢栄一の道徳経合一説だと一段階程度なのだろうか。。。
また、「イタリアは1を見て10の確信まで至る人が多く、日本では10を見ても知った気にならない人が多いのです。」は分かるような気がする。もっと自信を持って推し進めないと出遅れますね。
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欧州とりわけイタリアの中小、ベンチャー企業にフィーチャーしインタヴューを交えた内容。日本では馴染みの薄い欧州中小ベンチャー企業特集なので興味深かく読めた。3つのキーを題材に、IT、製造業、アパレルやデザインなど雑多な業種を網羅。日本との比較そしてシリコンバレーとの比較が明快で面白い。時差の活用方法やローカルルール、旧体制の経営手法が崩れかかっていることも読み取れる。興味深い内容。
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まだまだ読み始めですが ↓ この1節にしびれてしまいました。「人材のクオリティ」ってことかな?かっこいい〜。
続きが楽しみでっす!
以下、本文より抜粋。
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「御社の成長の鍵を教えて下さい」という返答に「人材」「ビジョン」「事業集中」という3点を挙げる方が多くいます。しかし、ある方はこう答えました。
「「人材」「ビジョン」「事業集中」は確かに重要ですが、それら3点は年10%の売上増を念頭においた場合であって、年30%の売上増を狙うのであれば不安です。私にとっては1に他人への敬意があり、2に自らを肯定する尊厳、3に創造力がきます」
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中小企業だからできること、エッジを効かせる。ビジョンとコアバリューを明確にすると、判断を外部に左右されなくなる。知っている、と理解、分かる、は違う。「よし、自分はどうするか」と考えるきっかけになる。
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中小・ベンチャー企業の幹部へのインタビュー(成長のための3つの鍵、国際ビジネスでの国境の利用)を拠り所にしながら、筆者が考える、これからを生き抜く中小・ベンチャーのデザイン、市場ルールメイキング、オープン・プラットフォーム、ローカル対応といったコンセプトが語られる。
企業経営を考える立場ではないので、自分との関係性は低いと感じたが、ビッグ・ローカルという地域感は新鮮だった。
14-168
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本当に文字通り「世界の(といってイタリアを中心としたヨーローッパが多いけど)中小企業の経営者がどういった考えでいるのか」という内容にキチンと答える本。
タイトル通り、イタリアを中心としたヨーロッパの各中小企業の経営者に「経営で大事にしている点」を聞いて回ったレポートのような内容。
「ビジネスのグローバル化」みたいな、なんだか具体的に説明をしろと言われると微妙な言い回しになってしまいがちだけど、凄く耳にする言葉にたいして、経営の現場を見ている人がどのように考えているのかは面白い。
また、日本の中小企業ではなく、ヨーロッパの中小企業が「グローバル化」をどのように捉えているのかというのは、確かに観点としてあまり無いように思う。
グローカルという結論だと理解した。
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1/20-2/6
MBAや先進国の大企業の重役室で語られる内容や用語の数々が賞味期限に達している今、輝く中小企業が大切にしてるものは何か❓
1.他人への敬意
2.自らを肯定する尊厳
3.創造力
1.企業文化
2.内部コミュニケーション
3.ワールドクラスの人材
•デザイン スモールデザインとビックデザイン
•ルールメイキング
•オープン
•ローカル
•ビジョン
•イノベーション
•チーム
•パッション
1.どうあったら良いのか、と言う深い動機
2.潜在市場が大きいこと
3.タイミング
人の生き方に夢や希望を与える様なことを経営者が目指すことが、質の高い人材を確保する上で想像以上に大事
日本では規模を大きくすることを目標とする考えが強いが、ヨーロッパの会社には少数精鋭でもエッジの効いたことを手掛けようという企業文化がある
MBAや先進国の大企業の重役室で語られる内容や用語の数々が賞味期限に達している
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世界の中小企業の事例集。
様々なケースを扱っているため、一つ一つをそれほど深くは書かれていないが、海外に進出する際に、現地の知り方がイメージしやすくなっている。
「人材」「ビジョン」「事業集中」以外で、何が必要かという問いに対して、経営者の視点を読めるのは面白い。
〈時代を先取りする中小ベンチャー企業から得たヒント〉
1、人のあたり前の姿や社会的に正しいことを意識する
2、中小・ベンチャー企業は時代の先端を感じるセンサーである
3、世の中に流布している声に押しつぶされない
4、情報や記号を読み取るトレーニングをする
5、異なる文化と付き合うことのコスト概算を取る
6、さほどお金をかけないでもビジョンは浸透できる
7、ソーシャルメディアには早く慣れるのがよい
8、聞き飽きた言葉にこそ至上のエッセンスがある
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中小企業なんだから、狭い範囲に高く売れるモノ・コトを商売にする。
中小企業なんだから規模が異なる大企業の猿マネをしようとしてはいけない。
この辺り、納得。
なかなか下請け根性って抜けないものなんだよな、と実感。
あと、イタリアは政府や大企業はイマイチだけど中小企業零細企業に勢いがある、というのははじめて知った。
ついついその国の大企業や有名企業の有無や業績でその国の経済状況のイメージって作りがち…。
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本書では、注目される中小・ベンチャーの経営者へ、成長への3つのキーワードをインタビューしている。具体的な戦略よりも、「最適なチーム」「ビジョンの共有」「経営理念・哲学」「市場の捉え方」といったものが並ぶ。ビジネス目線からは、抽象化されすぎて、もどかしいかも。
マザーハウスの、理念・失敗の仕方・未来志向は、納得感が高い。彼らの成長プロセスにある、小さい成功の積み重ねと、その先にある未来が描ければ、ほぼほぼ、いけるのではないか。
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キーワードとして、デザイン、ルールメイキング、オープン、ローカル
自分の感覚を重視して前進している
1.全体像を掴むことを目指す
2.全体像とは、輪郭のはっきりしたものではなく、全体と思われる中に属す3つの部分の関係性が分かった時の確信である
3.2つのことを同じとするか、違うとするかがテーマと常に思い返すこと
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抽出される要素は興味深い。自らの経験を軸にして深く考えると使えるか。
◯狭く、高く売る。
◯国境をどのように認識するか。
基準が異なり、解釈を引き出すには時間がかかるが、効率的な方法もある。
◯国民イメージを逆手にとった対応で文化的障壁を超える。
◯スモールデザインとビッグデザイン
・教養を涵養し、ビッグデザインの背景を体感する。
例)マザーハウスのアート助成制度 「視野を広げてほしい」というメッセージを言葉を重ねるよりもクリアに伝える。
◯文化の隔たり(アジアはヨーロッパ文化のほうが馴染みがある)
◯敬意、尊厳=ありがたし
・設計されたオープン化
◯コンテンツはローカルに任せる
◯明文化されたマニュアルより抽象度の高いドクトリンを徹底する海兵隊とほぼ日の共通点
→現場判断を優先する。
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http://d.hatena.ne.jp/kaz_ataka/20140615/1402842595
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1.中小企業が市場で生き残るためにどんな組織風土を作っているのか、財・サービスを提供するにあたってなにを意識してるのか。
2.大企業と異なり、狭く高く売っていく必要がある。大企業よりも迅速に、積極的に市場に関わり、さまざまな情報を集めていかなければなりません。そこで必要なのは、良いチームを作ること、理念を持つこと、より良い財・サービスを提供することの3つです。本書のなかでインタビューを受けた人のほとんどが言ってました。しかし、それだけではなく、ブルネッロのような違う価値観を持った人もいるので、本書でしっかり学ぶのがいいです。
3.良いチームを作り上げるのが一番だと思いました。私は、1人で解決できる問題はないと思っています。1人解決した裏には、誰かのサポートや努力の積み重ねがあり、それを自分が活用したにすぎません。なので、チーム作りこそが、会社のやるべきことだと思いました。
余談ですが、いいと思った箇所は、世の中のトレンドがどう生まれるのがを知り、感覚を自分の言葉で表現する訓練を毎日やることで、時代の先端を発掘できるようになるという言葉です。これに関しては、ずっと心掛けてたことなので、新しいことを知ることができたのでよかったです。