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- カテゴリ:小学生 中学生
- 発売日:2014/07/18
- 出版社: 講談社
- サイズ:20cm/220p
- 利用対象:小学生 中学生
- ISBN:978-4-06-219025-1
読割 50
紙の本
ハングリーゴーストとぼくらの夏
熱帯雨林の森の中で、ぼくは1945年の幽霊に会ってしまった。シンガポールの日本人学校に通う小学6年生の間中朝芽は、雨あがりの植物園で出会ったサルつかいに、「奇跡の木」の植...
ハングリーゴーストとぼくらの夏
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商品説明
熱帯雨林の森の中で、ぼくは1945年の幽霊に会ってしまった。シンガポールの日本人学校に通う小学6年生の間中朝芽は、雨あがりの植物園で出会ったサルつかいに、「奇跡の木」の植物標本をさがすよう頼まれる。【「BOOK」データベースの商品解説】
熱帯雨林の森の中で、ぼくは1945年のゴーストに会ってしまった-。シンガポールの日本人学校に通う小学6年生の間中朝芽は、雨上がりの植物園で出会ったサルつかいに、「奇跡の木」の植物標本を探すよう頼まれるが…。【「TRC MARC」の商品解説】
「あの塔が戦争中に日本人に殺されたシンガポール人の記念碑と知ったとき、ちょっとショックだった。そういうの、こっちにいれば、だれだってあるよ。私たちは日本にいる子たちよりはやく、底のない万華鏡をのぞいたんだよ」――本文より
小学6年生の間中朝芽(まなかはじめ)は、父親の転勤でシンガポールの日本人学校に通うことになった。新しい生活になじめない朝芽は、近所の植物園にひとりで遊びに行くようになる。そこで、肩にサルを乗せたイギリス人に出会い、「植物標本」のゆくえを聞かれる。どうやら彼は植物学者で、大切な植物標本を失ってしまったらしい。
それから、日本人の老人に、中国人の若者と、次々と不思議な人物に出会う。やがて朝芽は、彼らが過去の人物であることを知り、クラスメイトの主田さん、中国系シンガポール人とのハーフのカズとともに、彼らの探す「植物標本」を現代で見つけようとする。
その過程で明らかになったのは、思いもしなかった加害の歴史と、そのなかで手を取りあい、共生しようとした人々の願いだった。【商品解説】
著者紹介
長江 優子
- 略歴
- 〈長江優子〉1971年東京都生まれ。武蔵野美術大学卒業。構成作家として主に子ども番組の制作に携わる。「タイドプール」で講談社児童文学新人賞佳作を受賞しデビュー。他の著書に「ハンナの記憶」など。
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